有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

一日花は咲いたかな?

2024年07月16日 | 山野草
前日ノカンゾウ(野萱草)が撮れず、トモエソウ(巴草)も上手く撮れずで翌日も湿原へ。
入り口の池で飛んでたコシアキトンボ(腰空蜻蛉)。

縄張りを巡回してるのでほぼ同じ所を行ったり来たりしてます。
その中でも何故かこの場所に来ると一時停止する事に気付き、待ち構えて撮りました。

草の葉に前夜の雨の雫が。 

景色の映り込みが少し分かり難かったですね。 

 湿原に入りノカンゾウの場所へ、あらら害獣除けの網の目から咲いてますよ。
立ち位置を変えてみるも、どうしても網が写ってしまうのでこれ一枚で諦めました。(T_T)
囲わないと猪や鹿やカモシカ(羚羊・氈鹿)に食べられるてしまうので仕方有りません。
ユリ科ワスレグサ科の多年草で本州~沖縄に分布。

トモエソウ(巴草)は前日蕾だったのが咲いてました。 

5枚の花弁が捩じれ上から見ると巴型に見えます、なんとか巴に見えますでしょうか。(^^;)
↑のはなとは逆に捻じれてます。

おっと!コオニユリ(小鬼百合)が一輪咲いてるでは有りませんか。
前日も咲いてたのだろうか?全く気付きませんでした。


反対側に回って正面から撮ろうとするも近くから撮れず。
止む無く離れてレンズを伸ばして。(レンズを日本語に訳せませんでした)

ユリ科ユリ属の多年草で北海道~九州に分布。
オニユリは葉脇にムカゴ(零余子・珠芽)が出来ますがコオニユリはできません。

咲いたばかりのようで雄蕊の花粉の赤が見事に綺麗だったので撮ってみましたが・・・。
赤が強すぎて花粉の細かな部分が出ませんでした。

湿原内に一株だけ咲いてたホザキノミミカキグサ(穂咲の耳搔草)。
タヌキも科タヌキも属の多年性食虫植物で北海道~九州に分布。
ここで見られる4種類のミミカキグサの中で一番大きな花。(花の長さ4~5mm)

湿原周辺のオオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)もまだ咲き残ってました。 

花はだいぶ傷んでましたけど。 

冬虫夏草も見られました。 

冬虫夏草はこの後どうなるのでしょう? 

別のオオバノトンボソウ、こちらの方がまだ綺麗でした。
この株の方が花数は少なかったです。

花もまだ綺麗なまま。 

更に別の場所にはオオバの付かないただのトンボソウ(蜻蛉草)が咲き始めてました。
縄が張られ保護されてるので近寄れず、おまけにかなり薄暗い場所。
仕方なく遠くから(倍率80%程で)閃光撮影です。

最大倍率で撮影し、切り取り拡大したのが↓。
オオバとの違いはこちらの方が小型ですが、個体差が有るので大きさでは。
私的にはオオバノトンボソウの方が色が濃く、こちらは黄緑に近いで見分けてます。(^^;)

連日の湿原で今期もなんとかトモエソウとノカンゾウ、トンボソウが撮れました。

※追記
 PCのHDDが調子が悪くなって来ました、今のPCを購入したのは’19年4月なので満5歳。
 HDDは高速で回転する機械なのでこれくらいで寿命でしょうか?
壊れない内に全て半導体のSSDに交換する事に。
交換は自分でも出来るようですが、何か有ると手に負えないので購入店に持ち込む事に。
SSD(1T)購入とOSとデータの移し替えで約3万円だそうです。
三日ほど掛かるようですので、戻って来るまで更新ができなくなります。
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湿原に待ってた花が

2024年07月15日 | 山野草
現在花が少ない湿原ですが、待ち兼ねてた花が咲いたとの情報で行ってみました。
お馴染みの入り口のカイツブリ(鳰)親鳥。

 この日幼鳥は遠くて綺麗に撮れませんでした。 


今期初見初撮りのショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)♂。

トンボ科アカトンボ亜科、体長41~53mm、北海道南部~屋久島に分布。 

マユタテアカネ(眉立て茜)未成熟♂。 

トンボ科アカトンボ亜科、体長31~43mm、北海道~九州に分布。 

湿原に入ると早速待ち兼ねた花の所へ、その花はトモエソウ(巴草)です。
残念、既に最初の花は終わって萎れてました。
天辺の花は咲いてましたが、横向きで肝心の巴型の花弁が撮れず。
木道から離れていて、自撮り棒を使えばなんとか上から撮れそうな距離でした。

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で北海道~九州に分布、花の直径は4~6cm。
なんとか上手く撮れないかと色々な角度から見て撮ったのがこちら。
手前の木の葉の間から僅かに見える花を少し離れて望遠で。(前ぼかし)

ヤブカンゾウ(藪萱草)も咲いたとの情報でしたが、そちらも見られず。
実は両方共一日花で、朝咲いて夕方には萎んでしまいます。
なので咲いたとの情報で次の日に行っても昨日の花は終わってます。
次の蕾が何時開くか分からないので、毎日通わないと見られない事に。(^^;)
仕方なく湿原を見て回ります。
ヌマトラノオ(沼虎の尾)がかなり咲き出してました。

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で本州~九州に分布。 

ノリウツギ(糊空木)が咲き始めてました。 

アジサイ科アジサイ属の落葉低木で北海道~九州に分布。 

花のように見えるのはアジサイと同じ飾り花で、小さな丸い玉が花の蕾。
この日撮ったのはまだ開花してないのばかりでした。

木道から離れた所にミズギク(水菊)が一花だけ咲いてました。
キク科オグルマ属の多年草で東海以西~九州に分布する日本固有種。

前回ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)が殆ど開花してなかったので再訪してみました。
残念ながら今回は咲き終わった花の方が多かったです。

先端が黄色のが開花してる花、先端が茶色のは終わった花。
なんとか探して撮ったものの、暗くて綺麗に撮れず、閃光撮影にすれば良かった。(T_T)

丁度木漏れ日が射し明るくなったのでホンゴウソウ(本郷草)も撮り直してみましたが。
やはりうまく撮れず、修正してこの程度です。(^^ゞ

角度を変えて撮ってみますが変わりませんねぇ。 

茎頂の丸いのが雌花(直径約1.5mm)、下のイガグリみたいなのが雄花(直径約2mm)。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。

トモエソウは巴の形が撮れず、ノカンゾウも撮れず。
ノカンゾウは開きそうな蕾が有ったので次の日に行ってみる事に・・・続く。
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ハスとオニユリ

2024年07月14日 | 混在
歩いて2km程の所に小さなハス(蓮)田が有るので散歩がてら行ってみました。
手前の水だけ張られた水田にウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)が飛んでました。
しかしなかなか捉えられず、自動合焦も追い付かず。(T_T)

畦道で頭上を飛ぶのを狙ってみましょう、空背景なら撮れるかもと。
一応撮れたものの逆光気味になって被写体が黒くなってしまいました。

トンボ科ハネビロトンボ亜科、体長44~54mm、全国に分布。 

初夏に南からやって来て北上しますが越冬はできません。
南から来て北上するので、地域によりみられる時期が違います。

山裾の田圃に数羽のサギ(鷺)が居ました、離れてましたが飛ばれます。 

チュウサギ(中鷺)でしょうか? 

着地寸前。 

舞い降りた所に近寄ろうとしたらまた飛ばれ、他のサギも一斉に飛び立ち樹上へ。 

木の天辺にはアオサギ(青鷺)も一緒に。
白いのもアオサギと同じくらいの大きさなのでダイサギ(大鷺)かも。

蓮田に到着、約半反(約500㎡、約150坪)の小さな蓮田に紅白の蓮が咲いてました。 

ハス科ハス属の多年草で古い時代に中国から渡来し、在来種扱いになってるようです。

 足元にも咲いてるので真上からも撮れます。 

白花。 

紅白揃って。 

蓮を撮った後、足を延ばして川沿いを散策するとオニユリ(鬼百合)が咲いてました。

 ユリ科ユリ属の多年草で北海道~九州に分布。
蔓性植物に絡まれたオニユリ、多分オニドコロ(鬼野老)ではないかと。

茎に着いたムカゴ(零余子・珠芽)がオニユリの証し、コオニユリ(小鬼百合)には有りません。 

まだ蕾も多いですが、かなり沢山咲いてました。 

一花を草背景で。 

下から空背景で。 

大周りをして7.4km、約1万歩の散歩でした。

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人知れず流れ落ちる

2024年07月13日 | 山野草
イワタバコを求めて移動した先は小さな沢の小さな滝。
滝の両側の岸壁にイワタバコが自生、水の滴るような岸壁を好みます。

白布を垂らしたように撮ろうとしたのですが、手持ちでは無理ですね。
逆に流れが止まるように・・・も暗くて駄目でした。(^^;)

ならばいっその事動いてるのをと動画で。 

肝心のイワタバコはと言うとやはりここでも早過ぎました。 

少しだけ咲いてたので一応、暗かったので閃光撮影です。 

例年通り7月中旬から下旬が見頃のようで、焦って来たのが間違い。(^^ゞ 

滝を後に次の本命の花を見に、「まだ有るんかい」と突っ込まれそう。(^^)
しかしまた大ハズレ、例年見てる所は獣害で殆ど壊滅、僅かに残ってたのもまだ蕾でした。
シロツメクサ(白詰め草)にヤマトシジミ(大和小灰蝶)。

一花だけ咲いてたヤマホタルブクロ(山蛍袋)。 

花の中を撮ったつもりが、周りの笹の葉に合焦してました。(T_T) 

チャバネセセリ(茶翅挵)。
セセリチョウ科セセリチョウ亜科、前翅長14~22mm、本州~沖縄に分布、幼虫で越冬。

諦めが悪いので更に移動、少し南側で少し標高が低い所へ、ここで駄目なら諦めましょう。
天は見捨てないものですね(^^)、そこには立派なのが咲いてたでは有りませんか。
それは真夏の花ヤマユリ(山百合)です。

ユリ科ユリ属の多年草で近畿以北に分布する日本固有種。

草丈は100~150cmにもなり、花の直径は20~26cmと超大型の花。 

また芳香が強いのも特徴、強烈な暑さの中で強烈な芳香は眩暈がするほど。
とは言え沢山咲いてないのでそれほどでも有りませんでした。(^^;)
以前は↓のように沢山花を付けた株が沢山見られたのですが、ここ2~3年で急減少してます。

ここは急斜面に咲いてるので獣も近寄れなかったのかも、当然私も近寄れません。 

帰り道の途中に咲いてたソクズ(曾久豆)。 

レンブクソウ科ニワトコ属の多年草で本州~九州に分布。 

小さな花(直径3~4mm)を沢山咲かせます、でも背丈は大きく100~150cmにも。
クマバチ(熊蜂)が吸蜜に来てました。

トンボを撮りましたが逆光で種類が分からず。 

これも種類が分からないトンボ、シオカラトンボの♀でしょうか? 

最高気温37.3度の強烈に暑かった日の色々でした。 
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またしても早過ぎてしまった

2024年07月12日 | 混在
本命のイワタバコ(岩煙草)には早過ぎましたが、もう一つの本命を見に。
ところがその花は咲く前に刈られてしまってました。(>_<)
昨年も咲く前に刈られていて、予感はしてたのですがガックリ。
でも大丈夫、8月中旬頃には復活して花を咲かせます。
刈り残されたのが無いかと探すと一花だけ咲いてるのを見付けました。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)。
キョウチクトウ科カモメヅル属の蔓性多年草で関東~近畿の太平洋側に分布。

他に何か咲いてないかと探すとジャノヒゲ(蛇の髭)の蕾を見付けます。
残念ながらこれも開花したのは見られず。

極小の白い花が咲いてました、ミツバ(三つ葉)の花です。 

セリ科ミツバ属の多年草で北海道~九州に分布。
野菜としてよく知られていますが、今は水耕栽培の物が多いようです。
花の直径約2mmと極小の花。

マユタテアカネ(眉立て茜)♀。
トンボ科アカトンボ亜科、体長31~43mm、北海道~九州に分布。

おや!ここにもハゴロモ(羽衣)の幼虫が。
昨日のは本当に虫なの?でしたが、今日のはハッキリ虫だと分かります。
えっ?これでも分かり難い・・・。

ではこれならば。(^^)
残念ながら成虫の姿は分かりません、そもそもハゴロモの幼虫ではないかも???(^^ゞ


これは何アカネ?多分マユタテアカネの未成熟♂かと。 

まともに花が撮れないし、しかも強烈暑いし」と諦め掛けた頃、ネムノキ(合歓木)に鳥が。
なぁ~んだメジロかぁ・・・でも一応カシャッと。

そして同じ木に次々とやって来るでは有りませんか。 

そんな中に少し毛色の違ったのが混じり始めました、これって・・・。 

4月下旬に撮って以来ずっと逢えなかったコサメビタキ(小鮫鶲)です。 

ヒタキ科サメビタキ属、夏鳥、全長13cm、翼開長21cm、北海道~九州。 

しかも成長ではなく幼鳥の様な。 

幼鳥だとするとここで繁殖してると言う事、もしかすると来年もここで見られるかも?
でも最後に撮れたこれもコサメビタキでしょうか?

鳥達が飛び立ち、頭上を通過して行くのを見上げていたら太陽に巨大な暈が出来てました。 

その場を後にもう一ヵ所のイワタバコの場所に行ってみる事に、続く・・・。


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また早過ぎてしまった

2024年07月11日 | 山野草
暑い日が続いてたので、もしかして咲いてるかも?と花撮りに。
最高気温37.3℃と今年の最高気温を記録した日でした。
現地に着くと余程熱いのでしょうか、草の葉の裏にウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)が。
普段飛び回っていてなかなか撮らせてくれないのに。

ヤブミョウガ(藪茗荷)が咲いてました。
ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草で本州~沖縄に分布。

花の直径は7~10mm、雄花と両性花が混じってつきます。 

ハゴロモ(羽衣)の幼虫、ちょっと見は虫に見えず、なにしろ大きさは数mmしか有りません。 

種類が多くこれがどんな成虫になるのやら? 

現在いたる所で見られ風に乗って浮遊してますが、白い綿埃くらいにしか見えず。
これが虫だと気付いてる方は少ないでしょうね。

まだ梅雨も明けてないのにアキノタムラソウ(秋の田村草)が咲き始めてました。 

シソ科アキギリ属の多年草で本州~沖縄に分布、雄蕊の先端が内側に曲がるのが特徴。 

この日の目的の花イワタバコ(岩煙草)、残念咲き出したばかりで僅かしか見られず。 

イワタバコ科イワタバコ属の多年草で福島~九州に分布。
湿った岩場や岸壁、沢や滝の水の滴るような岩場に生育します。

ムラサキシジミ(紫小灰蝶)、翅を開いてくれず。 

終盤のムラサキニガナ(紫苦菜)。 

キク科ムラサキニガナ属の多年草で本州~九州に分布。 

これも終盤のオオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)、もう距が茶色くなってました。
ラン科ツレサギソウ属の多年草で本州~九州に分布。

直ぐ近くに有った別の株も距が茶色に。 

これまた終わり掛けのタシロラン(田代蘭)。
ラン科トラキチラン属の腐生植物で関東~沖縄に分布。

花は閉じて項垂れ種が出来始めてるようです。 

コクラン(黒蘭)もほぼ終わり掛けてますがこの株はまだ元気でした。 

ラン科クモキリソウ属の多年草で茨城~九州に分布。 

イワタバコには早過ぎましたが別の本命の花を見に行きます。
例年より気温が高いからと言って何時もより早く咲くとは限らないようで。(^^;)
次回に続く・・・。
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花も鳥も何処に?

2024年07月10日 | 混在
花が少ないので鳥でもと、以前センダイムシクイ(仙台虫喰)が撮れた所へ。
残念、いくら待っても出てくれず。(T_T)
仕方なく林道を少し歩くと沢蟹が、良く見るとミミズを食べてました。
へぇ~っ、沢蟹ってミミズも食べるんだ!

ヤブハギ(藪萩)が咲いてました、上から撮ったら分かり難くなってしまいました。(^^;) 

こちらの方が分かり易いでしょうか。
マメ科ヌスビトハギ属の多年草で北海道~九州に分布、花の長さは3~4mm。

沢を渡る所で鳥の声が、少し待ってると出ましたオオルリ(大瑠璃)です。
残念顔が枝被り、しかも背景の葉に合焦してます。

なんとか撮り易い所へと思っていたら伝わったようで。(^^)
でも直ぐに飛んで行ってしまいました。

コミスジ(小三筋)、沢山見られるので撮らなくなってましたが、あまりに撮る物が無いので。
イチモンジチョウ科の他の蝶は滅多に見られません。

オニドコロ(鬼野老)。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で北海道~九州に分布。

雌雄異株で画像は雄株の雄花、花の直径は3~4mm。 

小さなシジミチョウが飛んでました、葉の上にとまったものの全体が見えず。 

そっと移動したら全体が見えました、ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)のようです。
シジミチョウ科ヒメシジミ亜科、前翅長12~19mm、北海道~九州に分布、蛹で越冬。
残念ながら翅を開いてくれず、瑠璃色の翅表は見られず。

山麓の田園地帯にメハジキ(目弾き)が咲いてました。

 シソ科メハジキ属の1~2年草で本州~沖縄に分布。(北海道~とするものも)
花冠の長さは10~13mm、別名ヤクモソウ(益母草)、薬草として用いられるようです。

立ち姿が目立つように背景を枯草にしてみました。(^^;)

普通茎は真っ直ぐなのですが、中には性根の曲がったのも。(^^) 

林縁に居たメジロ(目白)。 

花の終ったネムノキ(合歓木)に居ました。 

小川の土手に咲いてたヤブカンゾウ(藪萱草)。 

ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で北海道~九州に分布、史前帰化植物。
 ※環境省は江戸時代以前に帰化した植物を外来種から外してるようです。

それにしても暑いですね、連日35℃を超えてます。
一部では大雨になってるようですが、こちら晴天が続いてて「梅雨が明けたんじゃ?」状態。
でも今夜あたりから梅雨空が戻って来る予報です。
この暑さで鳥が涼しい所へ避暑に行ったのか、それとも帰り始めたのか。
あまり見られなくなって来たような?
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強烈に暑い湿原へ

2024年07月09日 | 混在
猛烈な暑さになってますね、最高気温40℃を記録した所も有りました。
こちらは40℃にはなってませんが35℃は超えてます。
※5日36.9℃、6日35.9℃、7日37.3℃、8日36.6℃。
そんな酷暑の中、花を探しに何時もの湿原に行ってみました。
湿原の手前に居たイチモンジセセリ(一文字挵)。

同じく手前の池に居たカイツブリ(鳰)の幼鳥。 

こちらは夏羽の親鳥。 

ウチワヤンマ(団扇蜻蜓)も居ました。 

湿原のコンクリートの腰掛にウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)。 

 腰掛けたら当然飛びました、でも次にとまったのは私の靴。
ざんねんながら靴にとまった所は撮れず、靴から飛び立ち地面へ。

湿原の池とは呼べないほどの小さな水溜り(約50坪・約165㎡)にも小さな魚が。
多分カワムツ(川鯥)かアブラハヤ(油鮠)だと思いますが、まるで空中に浮いてるような。
影が写ってるので浮いてるように見えるのでしょうね。

この時期良く見られるキンモンガ(金紋蛾)。 

以前にも撮ったサラサヤンマ(更紗蜻蜓)この日は飛んでるのを上から撮る事が出来ました。
腰が括れてるのと独特の模様です。
ヤンマ科アオヤンマ亜科、体長58~67mm、北海道~九州に分布。
環境省、愛知共に指定外ですが、24都道県で準~Ⅰ類に指定されてます。

前回も撮ったシオデ(牛尾菜)、前回咲き始めで花が少なかったのが今回は沢山咲いてました。 

雌雄異株で画像は雌株の雌花。 

ヌマトラノオ(沼虎の尾)は咲き出したばかりでした。
サクラソウ科ヌマトラノオ属の多年草で本州~九州に分布。

ミミカキグサ(耳掻草)も咲き始めてました。
タヌキも科タヌキも属の多年性食虫植物で北海道~沖縄に分布。


さらに僅かにムラサキミミカキグサ(紫耳搔草)も見付けました。
タヌキも科タヌキも属の多年草で北海道~九州に分布。


モウセンゴケ(毛氈苔)の白い花。 

天気が良かったのでトウカイコモウセンゴケ(東海毛氈苔)も咲いてました。
※晴れた日の午前中にしか咲きません。

まだノヤマトンボ(野山蜻蛉)又はオオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)も咲いてました。
萎れてる株が多い中、この株はまだ咲いたばかり。

肝心の開いてる花を撮り損ないました。(>_<) 


今回の目的の花ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)は残念ながらまだ早かった。(T_T)
ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクゾウ属の多年性腐生植物で関東以西九州に分布。
中央の先端が黄色のがもう少しで開きそう。

こちらも目的のホンゴウソウ(本郷草)、やはり少し早過ぎました。
なんとか見付けたものの小さ過ぎて(草丈約1
㎝)焦点が合わず。
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属の多年性腐生植物で関東以西~沖縄に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。

最高気温35.9℃で汗ダラダラの湿原の僅かな花でした。
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写真をとりながら散歩

2024年07月07日 | 
また散歩の序に撮った鳥達です。
山裾散歩で撮れたキビタキ(黄鶲)、最近見られなくなって来ました。

↑のキビタキの近くの枝葉の間に見え隠れしてたのは・・・。
ヤマガラ(山雀)?それともサンショウクイ(山椒喰)?

何か捕まえてるようですが何でしょう?かなり大物の様な。 

林縁に出たサンコウチョウ(三光鳥)♂。 

尾羽の先まで入れると本体が小さくなってしまいます、尾羽が体の3倍くらい有りますから。 

尾羽を切って本体を大きく。 

別の日に道路沿いの樹上に居たサンショウクイ(山椒喰)、初めてまともに撮れました。 

長らく探してましたがなかなか見られず、まさか道路脇で見られるとは。
サンショウクイ科サンショウクイ属、夏鳥(本州~九州)、全長20cm、翼開長28cm。

環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定とは知りませんでした。
ところが愛知では2000年以降繁殖数も通過数も安定してるとかで指定外となってました。

先日から自然林を含む面積25ha(東京ドームが4.7ha)の公園を歩き始めました。
脚の筋力と心肺機能が衰えてしまったので少し回復させようかと。
↓は初日の歩いた距離と高低差で登山用アプリの画面、歩いた距離と標高が記録されてます。

更に登りと下りを積算してくれ、この日は合計209m登った事になってました。
東京タワーの第一展望台が150mなので、それより50m上まで歩いて登った事になります。
歩数計も併用していて、この日は13,973歩でした。
ただ最高気温が34.5℃で熱中症になりそう、帰ってからグッタリで水ばかり飲んでました。
次の日から歩き始める場所を変更、↑の2.3km付近から登るだけに。
まだ始めたばかりですが何時まで続く事やら?とにかく暑過ぎます。(>_<)
途中で撮れたのが以下です、畑に居たヒバリ(雲雀)。

ヤマガラ(山雀)。 

ヤマガラですが逆光で上手く撮れず。 

メジロ(目白)。 

何かを咥えたヤマガラ、幼鳥ではないかと。 

同じ個体、咥えてるのは何でしょう? 

拡大しても分かりませんでした。 

メジロ 

↑の連写です。 

この時期咲いてる花の在処を知らないのと、花以外も殆ど撮れないのでこれで在庫切れ。
この記事は二日前に予約投稿してるので、二日で何か撮れると良いのですけど。
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小さな湿地の極小のトンボ

2024年07月06日 | 生き物
何時もの湿原ではほぼ見られなくなったトンボ、別の小さな湿地に見に行きました。
その湿地は0.14ha(1400㎡、425.5坪、1.4反)程、小さな小さな湿地です。
湿地の風景を撮るのを忘れました。(^^ゞ
そんな湿地で最初に見付けたのはオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)。
残念、本命はこんなに大きくないです。

こちらが本命の未成熟♂、画像では大きさが分からず普通のトンボに見えるかも。


最初に見付けるまでに時間が掛かりました、なにしろ小さくて見えないからです。(♀) 

1匹見付けると目が慣れて、あちこちに居るのが分かりります。(♀) 

本命は日本最小のハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)、正面から飛んで来る♀。 

数年前から手入れがされず荒れ放題と聞いてましたが、綺麗に草が刈られてました。
刈られた草に逆立ちでとまる♀。

トンボ科アオビタイトンボ亜科、全長僅か16~22mm、本州~九州に分布。 

環境省、愛知は共に指定外ですが、35都府県で準~Ⅰ類に指定されてます。
♂は成熟すると真っ赤に。

湿地に生息し、殆ど移動しないので見られる機会は少ないようです。

名前の由来は尾張の矢田鉄砲場八丁目(現名古屋市矢田川付近)で発見された事から。
名古屋と言えば八丁味噌を連想しますが、味噌とは無関係です。(^^)

♀は見付け難いですが♂はこの色なので直ぐに見付かりました。 

最初見てた所は♀ばかり、そして♂を見付けた所は何故か♂ばかり。 

何故なんでしょう?♂は盛んに縄張り争いをしてました。 

モウセンゴケ(毛氈苔)の花で縄張りを主張する♂。 

湿地なのでモウセンゴケやサギソウ(鷺草)、シラタマホシクサ(白玉星草)も見られます。 

ただトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)は見られないような? 

愛知県には東海丘陵湧水地群など多くの湧水湿地が有り、生息地が多いようです。 

手入れされなくなってたので心配してましたが、草が刈られ沢山見られたので安心しました。 

今後も環境が守られていくと良いのですが・・・。 

小さな湿地の極小のトンボでした、PCで見ると画像の体長は5~6cmも有ります。
実際はその1/3程の大きさ、画像の頭から腹部(翅)の付け根までが本物の全体の大きさ。
画像では大きさが実感できないですよね、↓
がPC画面でほぼ実際の大きさ。

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