有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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小さな湿地の極小のトンボ

2024年07月06日 | 生き物
何時もの湿原ではほぼ見られなくなったトンボ、別の小さな湿地に見に行きました。
その湿地は0.14ha(1400㎡、425.5坪、1.4反)程、小さな小さな湿地です。
湿地の風景を撮るのを忘れました。(^^ゞ
そんな湿地で最初に見付けたのはオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)。
残念、本命はこんなに大きくないです。

こちらが本命の未成熟♂、画像では大きさが分からず普通のトンボに見えるかも。


最初に見付けるまでに時間が掛かりました、なにしろ小さくて見えないからです。(♀) 

1匹見付けると目が慣れて、あちこちに居るのが分かりります。(♀) 

本命は日本最小のハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)、正面から飛んで来る♀。 

数年前から手入れがされず荒れ放題と聞いてましたが、綺麗に草が刈られてました。
刈られた草に逆立ちでとまる♀。

トンボ科アオビタイトンボ亜科、全長僅か16~22mm、本州~九州に分布。 

環境省、愛知は共に指定外ですが、35都府県で準~Ⅰ類に指定されてます。
♂は成熟すると真っ赤に。

湿地に生息し、殆ど移動しないので見られる機会は少ないようです。

名前の由来は尾張の矢田鉄砲場八丁目(現名古屋市矢田川付近)で発見された事から。
名古屋と言えば八丁味噌を連想しますが、味噌とは無関係です。(^^)

♀は見付け難いですが♂はこの色なので直ぐに見付かりました。 

最初見てた所は♀ばかり、そして♂を見付けた所は何故か♂ばかり。 

何故なんでしょう?♂は盛んに縄張り争いをしてました。 

モウセンゴケ(毛氈苔)の花で縄張りを主張する♂。 

湿地なのでモウセンゴケやサギソウ(鷺草)、シラタマホシクサ(白玉星草)も見られます。 

ただトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)は見られないような? 

愛知県には東海丘陵湧水地群など多くの湧水湿地が有り、生息地が多いようです。 

手入れされなくなってたので心配してましたが、草が刈られ沢山見られたので安心しました。 

今後も環境が守られていくと良いのですが・・・。 

小さな湿地の極小のトンボでした、PCで見ると画像の体長は5~6cmも有ります。
実際はその1/3程の大きさ、画像の頭から腹部(翅)の付け根までが本物の全体の大きさ。
画像では大きさが実感できないですよね、↓
がPC画面でほぼ実際の大きさ。

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