kimekime25

敬称は省略させていただきます。
引用が不可能になり、ブログの時間もとれない。時間があるときUPします。

どれだけの金が搾取されて原発を維持しているのか・・・

2011-07-31 20:28:27 | 解散総選挙

アクセスに

深く感謝いたしております。

さて

原発被害に苦しむ日々に

今回の大雨で

風評に苦しむ米所の方々が

たくさん被害に遭われ

心を痛めております。

 

原発一個について

どれだけの金が公的に地方自治体に流れ込むのか?

各家庭の電気料金から

どれだけその原資が搾取されているのか。

具体的にはその内容がマスコミによって

それほど公にされてきたわけでは無い。

***************「SAPIO」**************************
原発誘致で潤う自治体の住民が「こんなに儲かっていいの?」 (NEWSポストセブン)
 原発の立地には過疎地が選ばれ、“迷惑料”を支払う形で折り合いをつけてきた。過疎化に悩む地方自治体が原発誘致によって地域振興を図ろうとしたこと自体は非難されることではない。だが、安全神話が崩壊し、あらためて原発の巨大なリスクが顕在化した今、原発マネーに依存してしまった自治体の悩みは深い。フリーライターの池田道大氏が報告する。

 * * *
「東京に造れないものを造る。造ってどんどん東京からカネを送らせるんだ」
 
 地元・柏崎刈羽原発についてこう熱弁を振るったのは故・田中角栄氏だった。この言葉が日本の原発の“生きる道”を決めた。
 
 日本の原子力政策の嚆矢は、中曽根康弘議員が原子力関連の予算を初めて提出・成立させた1954年。翌年、原子力基本法が成立し、1960年代には電力会社が相次いで立地を計画する。しかし、1970年代初頭に原発反対の声が高まり、立地計画は頓挫していた。
 
 閉塞状況を打破したのが時の首相・田中氏だった。田中氏は原発立地自治体にカネをばらまく仕掛けを作る。それが1974年に過疎地を振興する名目で成立した「電源三法」(電源開発促進税法、電源開発促進対策特別会計法、発電用施設周辺地域整備法の総称)に他ならない。
 
 この法律により、電力会社は販売電力量に応じて1kW時あたり37.5銭の「電源開発促進税」を電気料金に上乗せして国に納付する。その額は標準家庭で年間1400円ほどだ。主に都市部で徴収した税金を特別会計に繰り入れ、交付金として過疎地の原発自治体に還元する仕組みである。
 
 実際、今年度予算案では一般会計、特別会計合わせて4000億円を超える巨額の予算が原子力分野に投下される。
 
 原発を1基造るとどれほど儲かるのか。資源エネルギー庁のモデルケースによると、出力135万kWの原発(建設期間7年)を新設する場合、環境影響評価が始まった翌年度から3年間、年5.2億円の交付金が支払われる。交付金は4年目の着工年度に79.2億円まで一気に跳ね上がり、その後40億~80億円で推移。運転開始までの10年間で約481億円もの莫大なカネが地元に流れこみ、50年間の総計は約1359億円というケタ外れの額になる。さらに、運転開始後は巨額の固定資産税収がプラスされる
 
 原発立地自治体はこの“打ち出の小槌”を使ってせっせとハコモノ造りに励んだ。
 
 5月6日に菅首相が運転停止を要請した静岡県御前崎市の浜岡原発。旧浜岡町(2004年に御前崎町と合併)に原発誘致が持ち上がったのは1967年だった。当時の財界有力者は「泥田に金の卵をうむ鶴が舞い降りた」と喜び勇んだ。
 
 地元は1975年度以降、2005年度までに231億円もの交付金を使い、豪勢な市立図書館「アスパル」や屋内・屋外利用の市民プール「ぷるる」などの大型施設を建設し続けた。
 
 御前崎市の今年度の一般会計当初予算167億8000万円のうち原発関連の交付金や固定資産税は総額71億2100万円に上る。実に4割以上が原発マネーである。
 
“アメ”はカネだけではない。
 
 原発は雇用を生む。下請けなどを含めると雇用数は地域を凌駕し、福島第一原発と第二原発は地元で1万1000人を雇用した。およそ2世帯からひとりの割合である。
 
 地元優遇は徹底される。たとえば設備の拡張工事や花壇の整備、機材の納入などを地元の業者に発注。お中元など贈答品は地元デパートに大量注文し、商店街や町内会の小さなイベントにも電力会社から“心づけ”が届く。
 
 福島第一原発の地元で長年反対運動を行なってきた石丸小四郎さんがいう。
 
「地元の商店、住民は様々なかたちで電力会社の恩恵にあずかります。私の地元でも東電は地元の金物屋から貴金属を購入し、ガソリンスタンドの給油まで割り振った。原発関係者で潤い『こんなに儲かっていいの』とうそぶく飲み屋も多かった。地元では夜な夜な地主や有力者が接待され、土地譲渡などで貢献した人は東電に優先的に採用されるといわれたものです。こうして地元の隅々まで手を回すことで唯々諾々の“原発城下町”が作られました」
 
 電力会社が大量のカネを投下できるのは、電気料金がかかったコストに一定の報酬を上乗せする「総括原価」方式で決まるからだ。このため、電力会社はそれらの費用をユーザーの払う電気料金に転嫁できるのである。
 
 多くの原発城下町では、原発の恩恵にあずかる人が増えれば増えるほど、「ものいえば唇寒し」の空気が広がり、反対運動は追いやられてきた。

※SAPIO2011年8月3日号
**************<強調kimera>****************************

なるほど

これに雇用と消費が伴い

地方は箱物を作っては赤字運営にしているわけだ。

この構造を変えようとしたのが

利権の否定であり

政権交代の意義があったのだと思う。

原発と一体化した地方は

確かにこの点から言えば

急に金がなくなるわけだから

”原発NO”とは言いにくいのであろう。

事故が起こって住めなくなったら

元も子もないと思うが。

そこが

反原発の出発なのでは無いのだろうか。

地方交付金の紐付きでは無く

地方が使いやすい還付こそ

大前提なのでは無いだろうか。

脱原発が

この国の旧構造をすべて

再構築し直すくらいの意味を持っている。

菅や仙谷が官僚政治に戻してしまった今

民主の存在意味はない。

原子力を金儲けと集票に使った

自民など問題外!

新しい時代に対応する

政党が今こそ必要なのであろう。

 

何処かの国が

事故車両を慌てて埋めてしまうと言うことがあったが

我が国も同じで

過去の事を

埋めてしまい

現実対応・対処さえできないで

熊のように無駄に歩き回っては

怒鳴っている首相など不要だし

その政権を作った連中が

ボスを引きづり落とすことすらできない現状では

もはやこの政党に未来は無い!

 

そういえば

今更ながらの記事があった

熱血!与良政談:実は「菅続投」を望む自民党?=与良正男

消費税も菅に上げさせ

何でもかんでも漁夫の利狙いの

腐臭を好むハイエナのような連中に

国民は存在しない。

 

最後まで読んでくれてありがとう!

埼玉県はまた同じ方を選んだようで

何にも変わろうとしないし

東京のクソ原はまたオリンピック!

変えようとしない意思がないと

変われないことを

福島は教えてくれたはずなのだが・・・・。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。