ウクライナ中立でウクライナ問題は小さくなると思ったが、今度はロシアはウクライナ東部の親ロシア分離派が、停戦合意にももかかわらず、ウクライナ軍の攻撃を受けているとの批判を強めてきました。
事実の調査が必要です。
このような重要な段階でロシアからウクライナが批判を受けるのは困ったことです。ウクライナもロシアも批判合戦になっています。国連が迅速に事実調査に入ることが最善です。国連の毅然とした行動が求められるが、どうも強大国の言動が目立って国連の動きがはっきりしません。ロシアと経済関係が深いドイツ、フランスが事実調査に乗り出すことは効果があると思います。
ウクライナ東部の親ロシア分離派が武器をとって分離活動を始めたことは本当に軽率でした。分離派支配地域は荒廃していると聞きます。戦争難民が発生していると聞きます。
今後、分離派支配地域をどうするかが大きな課題になります。親ロシア派に対する差別廃止・分離派支配地域解消か、自治区承認か、ロシアに移譲か、難問です。
ロシアはこの地域をとることを考えている感じがします。もし実行すればNATOとロシアの対立が鮮明になり、アメリカ・ヨーロッパとロシアの政経分離による経済交流は縮小するでしょう。ロシアはアメリカ・ヨーロッパから経済制裁を受け、低迷が長引くでしょう。ウクライナは戦場になり、荒廃するでしょう。
21世紀とは思えない非人間的な低劣外交が続いています。