始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 4月17日放送のメモ (トレたま「書類棚感覚でデータを保管する」)

2008-04-18 12:33:28 | WBS

     アナログ操作でデータ管理

保存のし過ぎで、大事な資料が見つからなくなる、オフィスでのそういった悩みを解決するシステムをNECが開発した。
その企業向けデータ管理システム“ビジュアルキャビネット”は今月発売となる。

このシステムはサーバーの中のデータを実際の書類を保管するように、ビジュアル化したファイルに変えヴァーチャルのキャビネットで管理できるというもの。

画面に映されたキャビネットにはサーバーに保管されたフォルダ名がファイルの背ラベルとなって書棚に収まる。
データの検索や移動は棚に入れられたファイルを画面上で操作して出し入れするアナログ感覚で行える。
タッチパネル式大画面でも個人のパソコンでもキャビネットの操作は可能。

アナログな操作感覚にこだわったのには、膨らむデータの量を抑える目的もあった。

実際のキャビネット同様、キャビネットのスペースの空きを視覚で確認することができ、棚がいっぱいになりそうなら整理するというきっかけになるようにしたと開発者はいう。

最近オフィスでは、データの保存しすぎでメモリー不足になり新たなデータを保存できなくなるといった問題が発生している。こうした課題の解決にも工夫している。

機能性よりも操作感覚を重視したシステムの需要は今後ますます高まると思われている。
同社では、ビジュアルキャビネットを第一歩に、同じようにオフィスのいろいろな業務に使える分かりやすいシステムを広げていきたいという。


このシステムの発想はとてもいいですね。

個人のPCでも最近は動画や音楽データなどを多く保存しないならば、必要以上にハードディスクの容量が大きくなっています。
そのため不要なデータもとりあえず保存してしまうという悪習慣に陥っている人も多いのではないでしょうか。

ハードディスクの容量ではなく、データ整理のために別の許容量を設定しておく必要があるのですね。


WBS 4月16日放送のメモ (次世代ディスプレイ)-2

2008-04-18 01:39:44 | WBS

     電子ペーパー普及のカギはコンテンツ

現在電子ペーパーは、最も使われているといっても、デパートの商品棚などに使われる小売店の価格表示程度。

そのほか掲示板やバス停の時刻表示などへの活用が見込まれ、実用化間近といわれながらいまひとつ盛り上がらない電子ペーパーの利用は増えていない。

使い方の提案がなければ、ユーザーの需要は掘り起こすことはできないと言われている。

ところが、アメリカでは、電子ペーパーが電子書籍としてアマゾン、ソニーがともに数十万台売上げ、激しいシェア争いをしている。

海外では電子ペーパーに新聞を配信するケースも増えてきていて、日本とは違って電子ペーパーの普及は広がっている。普及のカギはコンテンツ。

電子ペーパーのベンチャー企業「イー・インク」では、コンテンツ、セキュリティ、ネット、ハードの4つが揃わないとビジネスにならない。ハードは用意してもコンテンツのところで日本のメーカーは二の足を踏むのではないかという。

日本では、iPod普及のハードルになったように著作権や権利関係をクリアするのに時間がかかるという課題がある。

アニメや雑誌、新聞など魅力的なコンテンツを持ちながら、コンテンツを提供するビジネスが成長していない。
つまりそれらは、決まったルートでのビジネスという発想のままで、広い市場を想定していないからだろう。

何を電子ペーパーで提供すれば、その便利さやメリットを活かせるか、活用方法次第でビジネスの広がる可能性はあるはずだ。


紙のようにたたんだり、壁に貼ったり、切り抜いたりという自由度はなく、かといってPCやテレビのような情報量もないとなると使われ方は限定的です。

音楽配信のように、雑誌の一部のみ低価格でダウンロードできる、といったオンデマンド機器として使えれば普及は早いかも知れません。