☆ アナログ操作でデータ管理
保存のし過ぎで、大事な資料が見つからなくなる、オフィスでのそういった悩みを解決するシステムをNECが開発した。
その企業向けデータ管理システム“ビジュアルキャビネット”は今月発売となる。
このシステムはサーバーの中のデータを実際の書類を保管するように、ビジュアル化したファイルに変えヴァーチャルのキャビネットで管理できるというもの。
画面に映されたキャビネットにはサーバーに保管されたフォルダ名がファイルの背ラベルとなって書棚に収まる。
データの検索や移動は棚に入れられたファイルを画面上で操作して出し入れするアナログ感覚で行える。
タッチパネル式大画面でも個人のパソコンでもキャビネットの操作は可能。
アナログな操作感覚にこだわったのには、膨らむデータの量を抑える目的もあった。
実際のキャビネット同様、キャビネットのスペースの空きを視覚で確認することができ、棚がいっぱいになりそうなら整理するというきっかけになるようにしたと開発者はいう。
最近オフィスでは、データの保存しすぎでメモリー不足になり新たなデータを保存できなくなるといった問題が発生している。こうした課題の解決にも工夫している。
機能性よりも操作感覚を重視したシステムの需要は今後ますます高まると思われている。
同社では、ビジュアルキャビネットを第一歩に、同じようにオフィスのいろいろな業務に使える分かりやすいシステムを広げていきたいという。
このシステムの発想はとてもいいですね。
個人のPCでも最近は動画や音楽データなどを多く保存しないならば、必要以上にハードディスクの容量が大きくなっています。
そのため不要なデータもとりあえず保存してしまうという悪習慣に陥っている人も多いのではないでしょうか。
ハードディスクの容量ではなく、データ整理のために別の許容量を設定しておく必要があるのですね。