始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 3月24日放送のメモ (ネイチャーテクノロジー)-1

2009-03-25 12:23:17 | WBS

     昆虫に秘められたテクノロジーを活かす

物を作るためには石油など資源を使いその分地球の環境に負荷をかけてしまう。
この物作りと環境破壊の関係を解決するため新たなテクノロジーの模索が始まっている。

それは、4億年前から自然に適応してきた昆虫に秘められた驚異のテクノロジーの可能性を探る研究だ。

東大先端科学技術研究センターでは、蛾が操縦するロボットの実験をしている。
ロボットの大玉の上に固定されたオスの蛾が、置かれたメスのフェロモンを目指して大玉を転がして進む仕掛けだ。

さらに、同センターでは、直接蛾の脳に電極を取り付け脳の信号で同じように動かすロボットの研究をしている。

昆虫の脳を電子回路で再現して高度なロボットを作ることが可能になるかもしれない。

昆虫には、何キロも離れたニオイを嗅ぎつけるといったテクノロジーがある。
それは、人間より遙か昔から地球で生き続けているという環境に適応するノウハウがその脳に詰まっているからだ。
それを再現できれば地球にとってエコノミーでエコなシステムなりうるという。

日産自動車では、昆虫の能力をクルマに活かす研究を進めている。

同社が開発しているのは障害物に決してぶつからないロボット。この最新の衝突回避システムに使われる技術は蜂のシンプルな行動パターンだ。

蜂の目は約8000個、障害物が近づくと初めは数個の目で認識、障害物が近くなるほど認識する目の数が増え一定の数を越えると回避行動をする。

このように蜂の行動は、デジタル信号のようなシンプルなシステムでコントロールされている。

日産自動車は、その蜂の行動パターンをロボットに移植、レーザーが目となり、急な障害物を避けてくれる。

将来、前後左右斜めと自由な走行ができるクルマが実用化したとき、今までの衝突回避ルールではコンピューターの情報処理が間に合わない。
その時に蜂のとっさの判断が役立つという。


最新の画像もっと見る