始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 10月30日放送のメモ (外国人労働者の受け入れは)

2007-10-31 12:20:21 | WBS

     外国人看護士の受け入れが難しい日本

医療現場の人材不足の解消に期待を寄せられていたフィリピン人看護士の受けが難しくなってきた。その原因は日本の受け入れ体制にある。

現在の看護士養成プログラムは、母国で1年半日本語学校に学び、日本へきて3~4年看護学校へ通い、漸く国家試験に受かっても日本で働ける年数は最長でも7年しかない。
既に日本で働いている外国人看護士は患者にも評判がいい。
ところが、現在の日本の受け入れ体制はあくまでも人材育成が主体となる研修制度のため、就労ビザをとって日本に移住してもらうものではない。

93年にできた外国人研修制度は、今、安い労働力確保の手段として使われるということで問題となっている。
外国人研修制度は、もともと外国人が日本の製造業技術を働きながら学べるというものだった。

1年間研修で、実習が2年間となる。
問題は、1年間の研修期間は労働基準法の適用を受けないため、かなりの低賃金で労働している状況が存在することだ。


WBS 10月29日放送のメモ (自動販売機の棚に注目)

2007-10-31 00:11:10 | WBS

     自動販売機の棚獲得争いが始まった。

一方、アサヒ飲料とカルピスは自販機部門の事業統合をし、シェアを拡大する。
コカコーラが4割を占める自販機台数で、5位のアサヒと9位のカルピスが統合によってキリンビバレッジを抜いて4位に浮上する。

この統合はカルピスにとってコア商品に特化できるというメリットもあるという。
自前で自販機を持つ場合は品揃えのためコアではない商品も出さならなかったが、コーヒー系はアサヒの商品を扱うことによって、得意の乳飲料に特化できるというわけだ。

さらに新たな新種の自販機も出現した。タバコ自販機メーカーがつくったタバコとジュースの複合型自販機だ。
通常自販機は設置場所に貸し出し形態をとるが、この機械は買取りにしている。
設置側では初期投資はかかるものの
3割という粗利とメーカーに縛られず中身を自由に選べるため、売れ筋を集めて効率のよい販売が可能というメリットがある。

台数での拡大が望めなくなった自動販売機は、その棚で新たな競争が始まっている。


病院とか公共施設に設置されている自販機は、料金投入口が上下2カ所あったり、屈まなくても取り出せたり、最新型が多いのが目立ちます。
それに比べ、街中で目にする自販機は殆ど同じ形のもので、中にはかなり年期の入った機械すら存在します。
手をかけなくても売れているので、そのままなのでしょうが、今後は自販機そのものの進化が必要でしょう。


WBS 10月29日放送のメモ (自動販売機の棚に注目)

2007-10-30 12:25:01 | WBS

     中身が変わる自動販売機

飲料メーカーにとって利幅の大きい自動販売機だが、2005年の約228万台をピークに設置台数は頭打ち、地価の高騰などで新たに設置する場所が無くなってきたと言われている。
その自動販売機に変化が出てきた。

売上の9割以上が自販機というダイドードリンコはホット用にIHIヒーターを使った省エネタイプの自販機を開発した。
商品を取りだすときに暖めることで、既存の常時保温するタイプに比べ3割程度節電できる。
機械の初期コストは5割り増しとなるが、省エネに関心のある企業や自治体をターゲットに設置を計画しているという。
IHIの機能を生かし、飲料以外にもおでんやスープなど食料系も扱うようになる。

秋葉原でおでん缶が注目されて以来、食べ物系缶商品は種類を増している。
食べ物系を扱うことによる単価アップは、設置台数の拡大が見込めない現状、売り上げアップに繋がるため各社導入を始めている。


電気のことなら石丸電気

2007-10-29 23:10:33 | アキバ

     石丸電気グランドオープン

1025日秋葉原の石丸電気全館がリニューアルオープンしました。9月末から在庫一掃閉店セールスをやっていたのに、もうオープンというくらいあっと言う間でしたね。

早速本店やその周辺の店をのぞいてきました。

本店の商品構成自体はそれほど変化無いようです。PC関係のフロアが充実したのが目立ちました。

今までパソコン館だった総武線のガード下の店舗がゲームとガンプラやフィギュアを扱うようになったのは、最近の家電大型店の傾向にあわせたようです。

私にとって石丸電気は親の代から通っている店で、家の中の家電の殆どが石丸電気から買ったものです。

ところが、最近、駅の反対側のヨドバシカメラができたおかげで、すっかり人の流れが代わり、石丸電気の客数は明らかに減っていました。

今回のリニューアルでは、店舗ごとに扱う商品を絞りこんでターゲットに分かりやすくしたことが一番の特徴になるわけです。

これは店舗在庫の効率化にもなるばかりか、お客さんにも歓迎されると思います。

それにしても、家族連れで賑わうヨドバシは勢いを増しているようなので、なかなか大変だと思いますが、一フアンとして石丸電気のグランドオープンを応援したいです。


WBS 10月27日放送のメモ (クルマ乗り換え事情)

2007-10-29 01:18:25 | WBS

☆ メーカーに拘らなくなったクルマの乗り換え

国内販売が伸びない中、WBSはクルマの乗り換え事情の現状を「東京モーターショー」の招待日、来場者に聞いた。

好きなメーカーや、憧れの車種はあっても、実際購入となると、そのときの時代や、生活環境に合った車種を選ぶというように、メーカーには拘らないのが今流のようだ。
かつては同じメーカーを乗り継ぐ人が多かったがそれは過去の話ともいえる。

番組で出会った30代のサラリーマンに詳しく話を聞くことができた。
その人の話によると、現在までトヨタ、ホンダ、トヨタと3代乗り換えてきたが、次はプジョーやフォルクスワーゲンも検討しているという。
また、一方でどうしても買い換えたいという差し迫った欲求はさほどないようだ。

日本メーカーに比べて高級外国メーカーは同じメーカーを選ぶ乗り継ぎ率は2倍、約8割にも達する。それでも、BMWでは500万円以下の車種の価格競争が激しく、囲い込みは難しくなってきているという。

また、メルセデス・ベンツでは若者の取り込みに必死で、今年新型モデルとなったC200では、一般向け車種「エレガンス」と、若者向けに「アヴァンギャルド」という、よりスポーティーな車種も導入した。

日本車はモデルチェンジの度にまったく別のデザインになるので、愛着を持って同じ車種を乗り継ぐことがあまりない。

それに比べ特にヨーロッパ車は、アイデンティティーや押しが強く、エンブレムを見ずとも車種が分かるものが多い。その個性が好きになり乗り継ぐケースが多くなるのだろう。


最近、セリカのように無くなる人気ブランドも多いのが疑問に感じます。
メーカーとしては、数字を見てそのブランドの寿命は終わったという結論なのでしょうが、買う買わないは別としても、人気ブランドはモデルチェンジの度に新型がどうなのか気になったものです。
ところが今は、次から次へと新しいブランドやその派生ブランドが登場しては消えていくようになり、そのようなブランドはモデルチェンジも気にならないし、無くなっても気づかないという状況になっているのではないでしょうか。

結局、数字を追うあまり、私たちからクルマに対するワクワク感を奪う結果になっていると思います。
コロナ対ブルーバード、カローラ対サニーといった、嘗てメーカーに肩入れしているかのようなライバル意識を復活させることも検討したほうがいいのではないでしょうか。


WBS 10月26日放送のメモ (変化するFX取引)その2

2007-10-28 12:26:14 | WBS

     リスク意識の高まるFX

FX取引業者によると、個人投資家の投資姿勢に特徴的な変化が起きているようだ。
それは、リスクに対しての怖さを認識する投資家が増え、自分の持ち高の保有期間が短くなっていることだ。

円高が懸念されるなら、外貨を売って円買いのFX取引を検討すればいいと思われるが、スワップポイントに着目した円売りがまだ根強く残っているようだ。
つまり、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことによって金利差で利益を出すスワップポイント狙いでは、円買いは金利差の損失になるからだ。

低金利が続く中、円高局面になってもなお、外貨買いのタイミングを見計らっている投資家が多いわけだ。

個人投資家がリスクを意識するようになった中、「エフエックス札幌」の経営破綻は、FX取引業者を選別する目を厳しくしたことは事実。今後、取引業者にとって信頼が重要になり、信用されない業者は淘汰されていくと思われる。

株価の伸びに勢いのつかない中、FX取引の熱は冷めたわけではないようだ。
しかし、為替は急激に上下したり、群集心理に弱いという特徴があることを個人投資家は十分に認識しておくべきだろう。


最近、株でもそうですが、短期で儲けることではなく、中長期で運用することを薦める投資本が増えてきました。

結局、どんな取引でも一攫千金を狙うのではなく、粘り強く継続しないと良い結果は生まれないという当たり前のことなんですね。
むしろ、頭で理解しても継続を本当に実行できるかどうかが問題といえるでしょう。



外貨崩落 生き残る人は知っているもう1つのシナリオ ~FX、外貨預金、外貨投資信託 崩壊 円キャリー・トレード
松田 哲
技術評論社

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WBS 10月26日放送のメモ (変化するFX取引)

2007-10-27 18:53:11 | WBS

     FX取引の様相が変わってきた

「ミセス・ワタナベ(着物トレーダー)」とは、少額の資金を元手に多額の外貨を売買し金利差や為替差益を狙う外国為替証拠金取引(FX取引)で有名になった個人投資家。
海外でそう呼ばれ、嘗ての円安を演出したとして注目された。

しかし、そのFX取引も、8月、サブプライムローン問題をきっかけに起きた急激な円高によって変化が生じてきている。その証拠に9月の取引は前月に比べて半減した。

FX取引のセミナーでも、積極的な取引に関してはトーンダウンしている。セミナー出席者も取引に慎重になっていることを口にする。

それでも、FXに関する書籍は相変わらず売れているようだが、その内容には変化が出ているという。
以前は、FX取引での儲け方というものが多かったが、最近は、FX取引のリスクを説明するものが売れているという。



FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか? 利回り100%の外貨投資戦略
松田 哲
技術評論社

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WBS 10月25日放送のメモ (物作りの原点に戻るデザイン)その2

2007-10-26 22:02:58 | WBS

     機能を追求するデザイン力

「ハーズ実験デザイン研究所」の代表であるデザイナーの村田氏は、「メタフィス」という新しいブランドを立ち上げた。
デザインを通じて中小企業の埋もれた技術を掘り起こそうというのが目的だ。

そのうちの一つが、「シルバー精工」がつくったデザイン掃除機。
シルバー精工は創業以来、編み機や、タイプライターといった機械生産で高く評価されてきた。1989年にはダイソンの
OEM生産を請け負い、技術力の評価は頂点に達した。
しかし、その後多角経営による業績の悪化をきたしている。今回、徹底した機能的デザインによる掃除機を作ることで、本来得意とするコア事業に特化できたという。

機能に根ざしたデザイン力が、日本の物作り復活への鍵を握るかもしれない。


Appleの「i-Pod」は、使いやすさと無駄のない極めてシンプルなデザインで圧倒的な支持を集めています。機能を追求した結果のデザインの代表のように思えます。
日本の製品デザインに与えた影響もかなり大きいのではないでしょうか。

今回、モデルチェンジした「nano」もあれだけ小さいボディでさらに機能アップしていて、また買いたくなってしまいます。
音声データも電車の中で聞くことができるし、最近、中高年サラリーマンの購入もおおくなったとか・・・。


Apple iPod nano 4GB シルバー MA978J/A

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WBS 10月25日放送のメモ (物作りの原点に戻るデザイン)

2007-10-26 12:16:31 | WBS

     グッドデザイン大賞

単にデザインだけでは物が売れなくなった現在、デザインの現場にも変化が現れてきている。

25日、2007年度 グッドデザイン大賞の選出式が行われた。
大賞候補は次の6点
     三洋電機「eneloop universe products
     本田技研「HondaJet
     イトーキ「スピーナ」
     任天堂「Wii」
     JR東海等「N700系」
     東京工業大「レトロフィット」

このなかで、三洋の「
eneloop universe products」が大賞となった。
こうした候補の特徴は、機能を追求する結果として優れたデザイン性をもつことだ。

今、製品デザインの現場で求められているは、視覚的な美しさだけでなく、製品の機能、利便性を兼ね備えた新しいデザイン力となる。
  Good Design Award

独自の技術で日本にも進出した「ダイソン」は、25日、日本で先行発売する新商品を発表した。
今回の掃除機は、ゴミと空気の分離能力を高めたため、7年間手入れが不要になるという。

ダイソンの掃除機はデザインの面でも目をひくものだが、エンジニアでもありデザイナーでもあるダイソン氏よると、デザインだけに拘っても良い商品は生まれない。技術は商品の中で最も大切なものであり、楽しさの追求は技術の追求のあとについてくるものという。


WBS 10月24日放送のメモ (名車復活の秘策)その2

2007-10-25 23:27:23 | WBS

     日本車快走の鍵-3

日産は、さらに凝った仕掛けを用意した。それは、人気カーレースゲーム「グランツーリスモ」とのコラボレーション。
新作のグランツーリスモの無料体験版にも黒いマスクのGT-Rが登場している。そして、ゲームの中でも、実車発表と同様24日午後2時にそのマスクをとった全容が現れるようにした。

このような仕掛けには、夢のあるスーパーカーをメッセージとしてクルマ離れをしている若者を呼び戻したいという狙いがある。

実際、新型GT-Rの顧客は嘗ての憧れの名車を手に入れたいシニア富裕層中心と想定される。しかしながら、GT-Rは、そのターゲットを未来の顧客や海外にも向けられ、日産の企業ブランド戦略の主役として重責を担うクルマとなった。

GT-Rは、初代が日本グランプリ50連勝という神話を生みましたが、いまや、日本車のなかで新型の発表がこれほどまでに話題になるクルマもありません。
バブル時代に久しぶりにR32型で復活して以来、GT-Rの存在そのものが神話になってきたように感じさえします。