岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

2012年 イマージン(人)タイヤ(もの)キーパー(こと)感謝式!

2012年05月08日 | 日記
5月6日をゴムの日と定めて その日の近辺にタイヤ感謝式という社内行事を継続して行なっています。
もう二十年以上続いている最重要行事です。

昨年の7月1日を第二の創業としたのを機会に 今年からイマージン・タイヤ・キーパー感謝式として発展させました。




タイヤというメイン商品が万物につながっていてその恩恵を日々受けていることを改めて認識し 製造から流通そして消費者として携わる人を僭越ながらイマージンとし タイヤを「もの」の代表に そしてキーパーを「こと」として作用の代表として感謝する日なのです。
マネジメント本部長の武藤君が取り仕切り毎月一回開催する「人間学勉強会」を日々の学びの場として 全ての活動の象徴的行事として定着しています。  過去10数年にわたって本物の神官さんを招いて行なっていたのですが 故人となられたため社内で役割を分担しながら行なっています。


まったく手前味噌な話ですが お客様が使用済みとされた廃タイヤを洗ってから廃タイヤ業者に引き渡す「葬式」という行為を長らく行なってきました。
 
捨てるタイヤを何で洗うの?
と素朴な質問も度々受けましたが 直接的には何の利益もありません あくまでも廃タイヤです。
しかし間接的には とてつもない恩恵をもたらしてくれました。

捨てるものを大事に扱う事は 利用し使っているものを大事に扱ってくれる気風に結びつきました。
商品も設備も道具もとても大切にキレイに扱ってくれて 当社では全てが長持ちしています。
これを金銭に換算すると数百万円以上の価値になっているのです。
例えば本店のリフトは今年で24年選手です その間天板が腐って交換しましたがアルバイトさんの協力で材料代ぐらいで製作できました。 リフトを買い換えると80万円はするでしょう それが1万円にも満たない額で今でも現役です。
リフトだけでなくタイヤチェンジャーにしても毎日磨かれてとても8年間使ったものには見えないと メーカーの担当者もビックリしていつも誉めてくれます 全ての道具が大切に使われ紛失や破損といったこともほとんどありません。


廃タイヤを洗うなど一銭の得にもならないばかりか石鹸代やたわし代がかかる行為ですが その奥底にはチャンとそれ以上のものが与え返されています。
今年からその行為の中止を決め昨日の感謝式に神様に報告しました それは各自が成長して廃タイヤを洗うという表面上の行為から さらに深く奥底の「気配りや気遣い」という流れに感謝刷る段階にステージを上げる段階だと判断したからです。

二十年かけた「廃タイヤを洗え」という初級の段階から 「流れを発見して行為を行なえ」というより高次の中級の段階に進んだからです。
その一例として スゴウ店から本店にやってくる中古タイヤは以前「そのまま」で来ていましたが 最近ではスゴウ店で洗い磨かれラベルを貼られてやってくるようになりました。  これによって本店の労力は軽減される事につながり加えてアルバイト費用の節約に直結します。
中古タイヤの入荷・商品化・区分け化という「流れ」が見えて そこに時間があるから「磨いて移管しよう」という愛念が働いたのです。

流れの表面だけを見た「廃タイヤの洗い」から 流れの奥底を見透し「何が出来るか考える」より高度な課題に挑戦する始まりです。




「商人の目利き」とは 流れの表面(結果)に捉われず 流れの奥底にある(過程)を重視し 流れの始まり(因)を知る商人としての視点を学ぶ事です。 
風が吹けば桶屋が儲かるのはなぜでしょう?
衣食充ちて礼節を知るのはどうしてその順番になるのでしょう?
 商人は「なぜ? どうして?」と問い続けてこそ商人になりえるのではないでしょうか?


「商人の目利きと 職人の技」という当社の求める社員像
それが対外的信用につながります。


そしてここが一番大切なところですが 「商人は相対的な比較をしない 商人は絶対を求める」ということになります。
相対的な比較をするのはお客様です。 Aという店よりB店のほうが安いというような感じです。
商人が 自分のお店と他店様と比較して勝っている負けているなどという相対的比較をすることは お客様にとってはどうでもいいことです ですから商人は昨日より今日の自分 今日より明日の自分という絶え間ない日常の中で進化を求められるし 日々の小さな努力はすぐに日が当たらないものです。
それに腐ることなくマンネリ化することなく 変化に対応していきたいと思います。


このように思うわけです。


真面目に書くと肩が凝ります。
やっぱり昼寝の時間です。

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