岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

「楽しい」です 「うれしい」です!

2013年02月14日 | PR
キーパープロショップ岐阜店に大山さんと言う女性が働いています。
コーティング・洗車の実務をになって目下 チーフ研修生という立場で
店長の下で業務を習得中です。
過去にも数名女性が働いて今てくれましたが
みんな事務職であって 大山さんが当社ではじめての現場職なのです。

洗車・コーティングの現場は「暑い」「寒い」「冷たい」という
宿命を背負った職場であります。
気になるので「どうですか大山さん 辛くないですか?」なんて
聴くのですが 帰って来る返事はニコニコしながら「大丈夫です、嬉しいです楽しいです」
なんです。
ようするに仕事が「楽しくて嬉しい」と感じてくれているのです。


そういう言葉を聞くと こちらも「ありがたいなあ」となって
もっと楽しく長く働いてもらいたいと思って 
いろいろ考えるようになります。
コーティング資格習得の機会を早めに与えてやろうとか
より高度な技術を覚えてもらおうとか
接客もしてもらおうとか
その人が「伸びる」ための条件を整えていこうとか
今はアルバイトだけど何とか社員に登用しようとか
考えるわけです。



「楽しい」というのが仕事が好きになり上達する大きな要素です。

当社がタイヤ小売店を始めた頃
店は走り屋さんで賑わっていました。
86とかS13とか走り屋ご用達の車がいっぱいやってきて
当店の若者スタッフと車談義や走行会の話題で話に花が咲いていました。
当社の若者スタッフにとって 同年代の彼らとの会話や情報交換が仕事に結びついたり
プライベートでもつるんで走りにいったり 「楽しい」が溢れていて
仕事や職場そのものが「楽しい」であったはずです。


当社のベテラン社員は若き頃その楽しさによって 
商売を見よう見まねで覚えていったわけです。
1990年代はタイヤショップは 「楽しい」職場であったはずです。
それが今では「走り屋」さんは居なくなり
大口径のマフラーを装着して爆音ではしる車も見かけなくなり
無音のハイブリットカーばかりになり
タイヤ屋で働く若者が「楽しさ」を見い出すのは難しい時代になりました。
食うために働くとか 給料をもらえるから働くとか
「楽しく」働くという要素が タイヤ屋さんで見い出しにくくなったわけです。

タイヤ屋の現場で楽しさを見い出す事は難しくなったのですが
商売としての楽しさを見い出す機会は 逆に増えています。
でもこれは店長とか長のつく立場の人たちに限定はされます。

釣り場には必ず対象魚がいるのと同じで
タイヤマーケットにはいったいどのくらいの需要があるのか?
そのマーケットにはどういう競合者がいてどういう作戦を取っているのか?
その中で自分のお店はどういった顧客層に どういうアプローチをするのか?
現場の楽しさより大局的発想をして仮説検証する
「長」の立場の楽しさを見い出す事ができるのではないでしょうか。
つまり「長」とは「楽しさ」を大きな絵の中で見つけ出すのが仕事になるわけです。

タイヤ屋の現場に同年代・走り屋・パーツの売り買い共有という「楽しさ」は消えたのです。
より高度の「楽しさ」を見つけることが出来るのか?
小さなタイヤ屋の課題です。




洗車・コーティング専門店の現場では
大山さんのように 車を「キレイ」にすることでお客様に喜ばれることが自らの喜びと出来るWINWIN
の関係が随所で結ばれています。
いわば現場に「楽しい」があるわけです。
「楽しい」が上達の原動力になり 「嬉しい」「楽しい」の連鎖反応が起こっていくわけです。

会社を預かる立場からみると 
スタッフが「楽しさ」を見出せて感じれる車美容業にシフトしていくのを
先行させる判断の基礎になっているわけです。


「楽しさ」こそが進歩の始まりです。