岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

経営裏話! もうひとつのリ・スタート

2011年05月26日 | 日記
物事を計画し実行しようとすると困難はつきものです。
中小零細企業の経営実態はたえず資金繰りという問題に頭を悩ませている 経営を預かる私もその一人です。

売上げや利益が右肩上がりに伸びている場合は問題も少ないものですが 会社の経済活動には波があり上昇波動もあれば下降波動に陥る流れは避けることが出来ません これは長くやればやるほどその波に翻弄されるものであって会社経営の宿命です。
やる事なすことうまくいく時期が過ぎるとやる事なすことが裏目にでる時期も避けがたいものに感じます。
歴史がひとつの波のようなものであることは 人の一生においても「生老病死」という人生の波が避けがたいのと同じ様なもので 経済活動を行なう会社もまたその波に会う事によって成長期であったり衰退期であったり長期の波動を形成していきます。


タイヤショップの一年の波は冬春に上昇して夏秋に下降する 一年サイクルはこの商売に関わる誰もが感じる事ですが 毎日を繰り返すうちに10年サイクルというものの存在も知るようになりました。
昔から「十年一昔」といわれるように現在と十年前の社会状況は 振り返って見るとまったく違った風景を描いていることを知るようになりますが その渦中にあるときは何となく今までとは違うようだとしか理解できません。

タイヤ専門店ということにこだわっってしまうとその波には逆らえないという無力感が湧き出して 他に言い訳をする為に時代のせいにしたり環境の変化にしたりする自分が全面に出てきます。
そこにはまた都合の良い方に時代が変化してくれるまで待つという守りの姿勢が強くなります。
でも時代は守りの自分の都合よくは流れません かといって無謀な挑戦に蛮勇を奮う事にも出れませんから・・・・・・経営を預かる人は「時代の潮目」というものを観察する事が大切だと教えていただきました。

私は魚釣りの趣味がありますから 流れの変化というものは釣り人の習性として興味がありました、郡上漁師の人が言う「食い波」と呼ぶ流れに餌を流すとあまごが食ってくる流れを知るようになるのはそこであまごが釣れるようになる事で身にしみて知るようになった気がします。
今 私たちを取り巻く時代の波を 「タイヤ商売とコーティング商売」というフィルター「世代交代」というフィルター 「自動車社会」というフィルターを通じて眺めてみると 大きな潮目にいるのを感じます。


しかしあくまでも「感じ・兆し」にすぎません これを「キーパープロショップ岐阜店」を作って潮目から利益をえる仕掛けをつくるためには「先行投資」という零細企業には過分ともいえるものをしなくてはなりません。 
これを実現する為には銀行融資というものをお願いするわけですが これがまた大変な仕事になるわけで また違った視点から 当社に「融資する」のが妥当か否かという厳しい目に晒されるわけです。

直近の決算と前期・前々期の決算というものから判断されるわけですが 当社の前期・前々期は決して誉められるものではありませんでした。  ですから金融機関が我社に注ぐ目は大変厳しいものがあるのは当然です。 楽に資金調達ができるわけではありません 融資をする側もリスクを負う訳ですから当然厳しい目を持つわけです。
それでもそれが昨日実行されたのは 全ての計画を企画書にまとめ上げ先行きの返済計画の見込みを無理の無い数字で立て 先行した「キーパープロショップ」のタイヤ・キーパーイマージンスゴウ店での
コーティング商売の実績を添付できて 返済が可能だと判断されたからです。

「キーパープロショップ岐阜店」が大きな流れとなる?前に その源流にある「タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店」が着実に実績を積み上げてくれたから 企画書に書き込んだ数字の裏付けに信憑性があったということです。


アイタック技研(株)から発行される「キーパータイムス」に当社が取材されその記事が配信されましたが そのスゴウ店で取材を受けてくれたのが現在チーフを務めてくれている臼井君です・



彼が編集者の畠中常務に語ってくれた内容を見聞きして 大変うれしく思いました。
商売の不易流行という一番大切だと思うことをしっかり理解し会得してくれていると実感したからです。 こういう人に是非店を任せたい・任せても大丈夫と確信する機会となりました。


私たちはこの7月1日をキーパープロショップ岐阜店を開業することで第二の創業として新たな波にとび乗っていく準備を進めています。 
この機会を捉えて タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店も新たに臼井君を店長にお願いしてリ・スタートとして キーパープロショップ岐阜店の高山店長とともに第二創業の主役として活躍していただくことにしました。


イマージンの新しい流れを作っていく人が育ってくれるのは経営を預かるものとして本当にありがたくうれしく感謝の念がつのります。

臼井・高山両店長を支える役割がベテランで構成するサポート部 スゴウ店の初代伊藤店長は開業当初から店長という役割を責任感という目で時には厳しく時には優しく商売としてはある意味無愛想に果たしてくれました これからはもう一段高みの経営マネジメントという立場と視点から果たしてくれるとこれも確信です。





何やらブログ辞令のようになりましたが スタートとリ・スタートが同時に始まるまであとしばらくです。


イマージン第一の創業  平成元年7月1日
(有)イマージン設立  平成4年1月4日  本年度より決算6月30日
     第二の創業  平成23年7月1日