鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

お年寄りが明るいのは

2007年06月11日 | 鬼笑な日々

輪島市門前町の「手仕事屋」星野正光さんのお話をうかがってきました。


地震のあと、お年寄りがなんであんなに明るいのか、不思議やった。

80歳すぎたおじいちゃん、おばあちゃんの話をきいてなるほどと思った。

「戦争のときと比べたら、こんなのたいしたことやない」って言うんや。

「あのときは、何も言えんかった、物もなかった、人もおらんかった。いまは好きなこと何でも言える。ちょっと不便になったけど生きていけるだけの物もある。助けあって生きていける人もおる」って。

地震前の便利さと比べるから不便やと思うだけや。

金つかって便利な生活してた人が、ライフラインがどうやいうて、困った困った言うてる。
僕らは、水道止まったら山行って湧き水汲んできて飲む。食べ物なけりゃ山行ってウドとってきて食べる。なんも困ってない。

地震のあとあちこち見て回ったら、スギやヒノキを植林したところやら道路やら、人間が造ったもんばっかり壊れてる。スダジイやらタブやらツバキやら、昔から植わってるところは全然くずれてない。
昔の人は災害のたびによーく見てて、手を付けたらいかんところを知ってたし、何を植えたらいいかを知ってたんや。

それを小賢しくコンクリートで固めたらなんとかなると思うからえらいことになる。

この地震を機会に、「便利さ」をもういちど考え直さないかん。

地震起こって騒いでるのは人間だけ。野生動物は平気や。
これぐらいの地震で騒いでるようじゃ、人間がいちばんの絶滅危惧種や。



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4 コメント

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Unknown (かずみん)
2007-06-11 22:12:44
門前町って綺麗なところでしたね。。
おいしい蕎麦屋の覇気有り余ってるおじいちゃんが話していたんですか??



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手仕事屋さん (鬼笑)
2007-06-11 23:18:30
ええ。……って、「おじいちゃん」は失礼ですよ。(笑)

ほんと、手仕事屋さんのお蕎麦はおいしいです。

もともとの本業のお豆腐も絶品。
今回は朧豆腐をいただきました。

熱々の豆乳ににがりをうったトロトロのをはふはふいただきます。中に湯葉発見。
体からしみこんで心まで温まる絶品です。
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初めまして (☆華☆)
2007-06-12 04:21:32
コメント&アドバイスありがとうございます
URLが載っていたので遊びに来させて頂きました
コンセントか何かに、おうちの電気をつかって半永久的に発信できる盗聴器 ←そんな物があるなんて初めて知りましたよ~~
本当にクリーニングした方がよさそうですね…

鬼笑さんのブログへのコメントですが
やっぱり、人生を長く生きてきた方の言葉には深みがあり、納得でき、なにより勉強になります
このブログを見てしみじみ思いました
今ある物が 当たり前と思うのではなく、感謝することを忘れないのが大切だと華は思うようにしています 
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初めまして (☆華☆)
2007-06-12 04:31:02
コメント&アドバイスありがとうございます
コンセントか何かに、おうちの電気をつかって半永久的に発信できる盗聴器 ←そんな物があるなんて初めて知りましたよ~
本当にクリーニングしてみようかな

鬼笑さんのブログへのコメントですが
やっぱり、人生を長く生きてきた方の言葉は深みがあり、納得でき、なにより勉強になります
華も、おばあちゃんに「人間、今ある物を当然と思ってしまい、感謝することを忘れがち。」と教えられてから、華も気をつけるようにしています
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