清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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どの鳥の雛も可愛いものです。

2017-08-20 20:20:30 | 教室 塩尻カルチャー

 オオバン Common Coot 全長約39cm。雌雄同色。全身がすすけた黒色。頭、頸は黒色。翼は暗灰色で次列風切の後縁がわずかに白色。嘴と嘴から額にのびた小判型の額板は白色。足は暗緑灰色で脛の基部が黄色から赤橙色。各指には、弁足と呼ばれる左右に開く葉状のミズカキがあり、水面上を巧みに泳ぐ。幼鳥は上面が褐色で、下面は灰褐色。額板も小さく褐色。サハリン、アムール川流域、中国北東部、朝鮮半島からシベリア南部、中央アジアを経てヨーロッパの寒、温帯地域、小アジアからインド、オーストラリアで繁殖。ヨーロッパ西部、インド、オーストラリアでは留鳥。日本では北海道、と本州中部以北で繁殖するが分布はかぎられている。

親の体の中に3羽います。一般的には6~10個も生みますからうしろに4~5体は隠れているのでしょう。どんな鳥の雛も可愛いものです。時間はかかりますが雛もいっしょに制作したいものです。


ミユビシギ(ミツユビシギ)の意味!

2017-08-19 21:03:53 | フォト

 ミユビシギ Sanderling 全長約19cm。雌雄同色。夏羽の頭と上面、胸は赤褐色で黒色の縦斑がある。額と喉、腹は白色。冬羽の上面は淡灰白色、下面は白色で、全体に白っぽく見える。翼角は黒色で、非翔時には翼帯の白とともに顕著。嘴と足は黒色で、いずれも短め。指は3本。ユーラシア大陸、北アメリカ、グリーンランドなどの北極圏で繁殖し、アフリカ、オーストラリア、南アメリカなどの沿岸部で越冬。シギ、チドリの仲間では最も世界中に広く分布し、最も長距離の渡りをするものの一つ。日本には旅鳥として渡来し、本州以南では越冬するものもいる。外海に面した砂浜や砂質の干拓で見られ、波打ち際を素早く走り回る。

こんな小さな鳥が環境の厳しい海や干潟に生息することに感動と驚きを感じます。4-5体は制作しましたがまだまだ挑戦したい鳥です。リアリティーの追求は何時までも続きます。なかなか終わりが見rません。


名前がすごい!

2017-08-18 19:55:28 | フォト

  オウサマタイランチョウ Eastern Kingbird 全長約21cm。 雌雄同色。上面は灰黒色で翼の羽縁は白い。尾も黒色で外側と先端は白い。下面は淡灰色で胸のあたりはやや濃い。北アメリカのロッキー山脈東側から東海岸に分布。冬はアルゼンチン北部より北の南アメリカに渡るが、渡りの際にはしばしば大群を作る。繁殖期のテリトリーをカラス科、ワシタカ科、フクロウ科、に対しても防衛するため、果敢に攻撃を仕掛けることで知られ、このためにアメリカインディアンは小さな酋長と尊敬した。

小さくても猛禽類に向っていくとは驚きです。この画像からは強そうなリリットした感じはしますが、どのように戦うのかが気になります。何時か見てみたい。


これがカンムリワシ!

2017-08-17 20:34:03 | フォト

 我々にはあまり馴染みがない呼び名ですが、カンムリワシ Crested  Serpent Eagle 全長約55cmで、ノスリくらいのおおきさです。頭は黒く、後頭に白色を混じえた幅広の冠羽がある。嘴は黒いが、眼先から蝋膜にかけて黄色く裸出。体はチョコレート褐色で、上胸には暗色の縁のある白色斑、それ以下には横班がある。翼は幅広で丸く、下面は黒く縁取られ、白黒の3帯をなす。裏雨覆は褐色に白斑がある。尾は黒褐色に太い白帯がある。足は黄色。幼鳥の頭は白黒斑で、下面は白色のものが多い。インド、スリランカ、からビルマ、インドネシア、フィリピン、北は中国南部、台湾、沖縄まで分布。琉球諸島では石垣島、西西表島、与那国島などに分布し、冬も滞在。山地から平地までの密林に生息し、高木や枯れ木にとまりヘビのほか、トカゲ、カエル、昆虫、鳥類などを狙う。

見るからに嘴は細部にまで切り裂くような繊細な機能の持ち主の感じが湧き出ています。どんなものにも瞬時に対応できる雰囲気を感じさせます。厳つい顔が強烈なイメージを醸しています。


名前の由来は解りませんが!

2017-08-16 20:18:31 | フォト

 ダイゼン Grey  Plover 全長30cm。上面は黒と白色であるが冬羽では白色に褐色縦斑がある。良く似ているムナグロとは、背に黄褐色斑が無い。腋羽(わきばね)は黒い。腰が白いなどの点で識別できる。また後ろ指があることもムナグロとは異なる。嘴と足は黒色。北アメリカの北極地方やシベリア北部で繁殖し、南アメリカ、ガラパゴス諸島、アフリカ、インド、オーストラリアなどで越冬。日本には旅鳥および冬鳥として渡来するが、越夏する個体も見られる。ムナグロのように内陸で見られることは少なく、海岸の干拓で群れをなしていることが多い。東京湾に面した千葉県の谷津干潟では冬期に200-300羽が見られる。食性は主にカニやゴカイなどの海生動物で、昆虫や植物の種子も食べる。ツンドラ地帯の石まじりの裸地で繁殖。

シギ、チドリ科は中々、瞬時の見分けが難しいとよく言われます。これといった、大きな色の違いが無いのでそのような表現があるのでしょう! 部位の色違いが似ているせいで解らないのでしょう。干潟の鳥や海鳥には大きな個体差が有りません。それだけ厳しい環境の中で生きている為でもあるのでしょう。私はこのようなシギ、チドリを制作する場合、個体差をあまりだしません。できるだけ、シャープな感じで制作します。