清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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日本で一番小さい鳥

2017-08-15 19:34:40 | フォト

 アメリカキクイタダキ Golden-crowned  Kinglet 全長10cm。〔日本のキクイタダキと同じサイズ)殆ど同じで上面は緑褐色で、翼の羽縁は白色。雌の頭央線は黄色で、雄ではその中央に橙色の羽があるが野外ではなかなかみられない。頭側線は黒色。眼の周囲は白っぽい。下面は黄緑色。嘴と足は細く黒色。ヨーロッパから日本までのユーラシア温帯地方に分布するが、繁殖地は針葉樹林のみに限られる。あまり長距離の渡りはせず、冬は平地に降りてくる。主として昆虫を食べるが、小さな植物の種子も取るらしい。日本では北海道、本州、四国の亜高山帯で繁殖。

こんなに愛らしい鳥なら嫌いな人はいないでしょう。どの国の人にも好かれる気がします。特に女性に人気です。ちょっとパフィー(膨らんだ)な感じで制作すると可愛くなると思います。


この種は好き嫌いがはっきり分かれます。

2017-08-14 18:32:37 | フォト

 オオクロムクドリモドキ Common Grackle 全長32cm。嘴は丈夫で先端がとがる。尾は長く、中央部が縦にくぼんで、竜骨状を呈する。全身が黒色で、雄は頭、頸、胸が紫色の金属光沢を帯びる。フロリダ、あるいはアパラチア山脈より西の地域のものは青銅色の光沢を有する。雌は雄に比べて小さく、羽色は鈍く、茶色味を帯びる。カナダからアメリカに分布し、北部で繁殖するものは冬期に南部に渡る。草原、湿地、耕地、郊外、公園などに生息し、雑食性。コウウチョウやハゴロモガラスなどとともに大群で移動し、しばしば農作物に害を与える。

日本のムクドリは全長25cmくらいですから、約7cmくらい大きいです。嘴は強いし、表情は余りにも凶暴な雰囲気があり、嫌いな人たちも大勢います。それでも、この金属光沢に魅力を感じる人たちも多いのです。強いものが大好きな人にはよいテーマです。制作してみてください。

 

 


ハイイロガン

2017-08-13 19:33:37 | フォト

 ハイイロガン Grey-lag Goose  全長76cm-89cm。体は灰褐色で下面はやや淡い。背、肩羽、脇、は黒褐色で、淡色の羽縁がある。上尾筒は白く、尾は灰褐色で周囲が白い。嘴は桃色で、基部の周囲に狭い白帯をもつものもいる。足は桃色。北はアイスランド、スコットランド、スカンジナビア半島」、南はユードスラビア、東はカフカスまでのヨーロッパ(キバシハイイロガン)とウラル山脈似東のロシアやモンゴル、中国北部〔ハイイロガンは中国インドに渡って越冬。日本には冬鳥として渡来するが、まれである。

大型のガン、カモ、に興味のある人にはお勧めです。細部までチェックして記憶して下さい。羽縁の白斑はこの鳥の特徴です。

 


メンフクロウ

2017-08-12 17:23:01 | フォト

 メンフクロウ Barn Owl 全長33-43cm 熱帯の亜種は小さく温帯は大きい。白色から褐色の顔は額も含めて全体がハート形にふちどられ、これが仮面をつけているかのようにみえることにより和名の由来となる。羽角はない。上面は中央アメリカの亜種〔黒褐色、・黒色)を除いて灰色、淡黄色、褐色に白や黒色の斑点があり、ほかの種より明るい。下面も白から褐色に暗色の斑点がある。ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカとインドからオーストラリアの熱帯に分布。

昨日横浜から孫がやって来てリズムを狂わされてしまいました。ブログも更新できず失礼しました。

カーバーの皆さんには是非ともこのメンフクロウを制作されたらと思い投稿しました。


タシギ

2017-08-10 20:27:16 | フォト

 タシギ Common Snipe 全長約27cm。雌雄同色。頭央線は淡黄色で、頭側線、過眼線、頬線は黒褐色。上面は茶褐色で黒褐色の斑と黄白色の線がある。頸と胸は淡褐色に黒色の縦斑、脇には黒褐色の横班があり、腹は白色。飛翔時には次列風切の後縁とした雨覆いが白い。尾羽は14(北アメリカの亜種は16)枚。嘴は黒色で基部は肉色。真っ直ぐで長い。足は黄褐色。ユーラシア大陸北部や南北アメリカなどで繁殖し冬はアフリカ、インド、フィリピンなどへ渡る。

ヤマシギに似るが、ヤマシギは35cmと大きいので雰囲気的に理解が出来ます。嘴が長い分だけ、眼が頭の中央から若干後ろよりに位置する。