虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

月刊 教師

2011-03-25 19:23:23 | 南ア-情報-
今日は、
南アの学校の新聞事情について。

その前に
まず日本の学校について。

たいていの日本の学校の職員室には、
他の官公庁と同じように、
その地域の地方紙をはじめとする複数の新聞が置いてあります。

そのため、学校の教職員は、
学校で新聞を読むことができます。

私の場合、家庭で購読していない新聞は、
学校で情報収集することにしていました。

さて、南アの学校では、どうでしょうか。

お察しの通り
南アの学校は、新聞を購読していません。
(家庭でも購読する習慣はないようです。)

そのため、情報収集は、
もっぱらテレビが中心となります。

しかし、その学校に、
毎月、無料で送られてくる新聞があります。

それが、今日のテーマ「The teacher」です。



『月刊 教師』とでも訳しましょうか。

この新聞は、その名の通り、学校の教師向けの内容を書いています。

たとえば、
数学のパズルやエイズをどうやって教えるのかなどが紹介されています。

これが新聞記事ではなく、
雑誌のような連載になっていたら南アの教育に役立つのにと感じました。

もしかしたら、もうすでに南アにも、
日本の『教育技術』のような教育系雑誌があるのかもしれません。
(少なくとも私の任地周辺にはありませんが‥。)

日本の学校の先生で、読んでみたい方は、ご一報を。

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Give a Rand for JAPAN

2011-03-25 02:42:02 | Pray for JAPAN

日本の地震のニュースは、
2週間たったいまでも日本のみならず世界中で報道されています。

当然のごとく、南アフリカ共和国でも報道されています。

外国にいると、ニュースで見る以外は、
どうしてもテキスト(記事)ニュースでの情報に限られているので、
被災地の情報が断片的にしかとらえられません。

それが悔しいところです。

さて、今日は、南アのレスキュー隊の話。

私のつたない英語読解力では、正確な情報が得られませんが、
南アのレスキュー隊である、
RescueSA(SouthAfrica)の40名(うち10名は医師、あとの方は救急救命士)が
現在、発生から5日経った3月16日より宮城県で救助活動をしているようです。

南アフリカの医療チームに期待します。
ありがとう、南アフリカ。

その一方、日本人なのに、
日本で起こったことなのに、
いまだに南アフリカにいる私。

被災地からはるか遠い、南アにいて、
被災した方々のために、何かしたい。

そこで、今日は、あるキャンペーンに参加しました。



その名も、
『Give a Rand for JAPAN(日本のために1ランドをあげよう)』です。

参加方法は、いたって簡単。

携帯電話からSNSを特定の番号に送信するだけ。

送信すると、自動的に5ランド(約60円)がひかれ、
現在、日本で活躍するRescueSAの活動補助費が捻出されるシステムです。

南アから送られたレスキューSAの活動を少しでも長く充実してもらうように、
私もさっそくSMSを送信しました。

詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。(いずれも英語です。)

Give a rand for JAPANのキャンペーンについて

レスキューSA(RescueSA)のtwitter

日本での南アフリカレスキュー隊の活躍を、
南アフリカに滞在する日本人として、応援しています。

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ブログ隊員として

2011-03-24 19:17:55 | ひとりごと
先週末に帰国された2人の先輩隊員は、
ともにコンピューター関係の職種の隊員ということもあり、
頻繁にブログを更新されていた方たちでした。

私も南アに来る前から、
彼ら2人のブログを見て、南アのことを事前学習してきました。

2人が帰国されたいま、
南アにいる数少ないブログ隊員の一員として、

日本のみなさまや他国の協力隊員のみなさまに、
南アのよさ(ときどきよくないことも)を紹介していきたいと思います。

先日、来年1月に、私と同任地に派遣される予定の後輩隊員からも
本ブログを通じて、連絡をいただきました。
(『南ア 協力隊 小学校教諭』で検索すると、
私のブログが比較的簡単にヒットするようです。)

また南アの同期隊員や後輩隊員のなかにも
私のブログを定期的にご覧になる方がいるようです。
(恥ずかしいですね‥。)

おそらくこのブログをご覧になる方の多くが、
南アフリカ、もしくは小学校教育に
何らかの興味がおありかと思いますので、
これからも南アの教育について、あつく書いていきたいと思います。

先輩隊員の分も、積極的に書いていきますので、
応援よろしくお願いします。

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参加わずか6校‥理由は?

2011-03-23 17:30:21 | 南ア-学校-
今日は、日曜日に行われた、合唱コンクールより。

今年の合唱コンクールは、
昨年と同じく、隣のサーキット事務所との合同で行われました。

いざ会場に行ってみると、
ほとんどが隣のサーキット事務所から。

我がマレラネサーキットからの参加校が少ない。

数えてみると、6校のみ。

マレラネサーキット内には25校の小学校があるのですが‥。

不参加の学校があまりに多かったので、
いくつかの校長先生に聞いてみました。

【理由①】練習時間が確保できなかった

今タームは、イベントが多すぎて、
合唱コンクールの練習をする時間がとれなかったのが大きな理由のようです。

たしかに今タームは、イベントが多かったですね。
思いつくだけでも、
①テスト(ANA、月例テスト、学期末共通テスト)が各1週間
②陸上競技大会
③ネットボール大会
④各教科ごとのワークショップ

たしかにこれでは、合唱コンクールの練習が確保できません。
そのため、いくつかの学校では、授業時間の確保を優先しました。

【理由②】交通費が払えない(払わない)保護者が多い

今回のコンクール会場は、FETコレッジ。
カムシュシュワにあります。

カムシュシュワで開催すると、参加できない学校がたくさん出てきます。
(ちなみに昨年、Buffelspruitで開催した大会では、
今年の2倍の約12校の学校がサーキット内から参加していました。)

カムシュシュワ地区からの参加校は、交通費がかからないため、
今年は参加しやすい環境にありました(全4校中3校参加)。

しかし、その他の地域は移動費を負担しないといけません。

たとえば、今回参加したBuffelspruit地区の学校では、
交通費および食事代として
事前にR25(約300円)納められる家庭の子どもたちだけ、
学校代表として、参加することができました。
そのため、どんなに歌がうまくても、お金がないと参加できませんでした。



その点、カムシュシュワへは、隣のサーキットからは比較的近いため、
他地区からは結構な参加率になったのかもしれません。

【理由③】音楽担当教師がいない

これは小規模校に多いのですが、
音楽を指導できる教師がいないことも大きな理由になります。

南アには歌を教える教科がありません。
しいて言えば、Art&Cultureという教科ですが、
日本のように音楽と言う教科がないため、
多くの先生が歌を教えられません。

そのため、音楽を教えられる先生がいる学校は参加できますが、
多くの学校では一般教員の負担が大きいため、
指導がおざなりになっているようです。

このようにいろいろな問題があって、
今回の参加率の低さにつながったわけですが、

日本的な視点でみると、
このような大人の事情で、
子どもたちの音楽の可能性を摘んでしまうのは、
あまりにもったいないように感じます。

それは校長先生にとっても同じ。

学校によっては、苦渋の決断だったようです。

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第1ターム最終週

2011-03-22 23:54:52 | 南ア-活動の記録-
今週で、第1タームが終わります。

第1タームは、
テストがたくさん(3回)、イベントもたくさんで
大忙しの3ヶ月でした。

そのタームも今週金曜日でいよいよ終わります。

南アのターム(学期制)について(過去の記事)

最終週の学校はというと、
先生たちは、先週の学期末共通テストの採点業務に追われ、
子どもたちは、野放し状態。

ぼーっとして過ごす子も、
友だちとわいわい楽しんでいる子もいろんな子がいます。

さいわい、私は、
サーキット事務所所属で、特定の学校の授業を担当していないため、
これといった採点業務がありませんので、
こういう時間を使って、
子どもたちと一緒にいろいろ語り合いたいと思います。

普段は、授業以外でなかなか子どもたちと
じっくりと話すことがありませんので、
私にとっては、今週は結構重要なのかもしれません。

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