虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

今年度当初の折り紙事情

2011-03-28 18:45:56 | 南ア-日本文化紹介-
昨年からはじめた、
折り紙ワークショップ。

過去の記事のリンクを張っておきますね。

折り紙ワークショップ-第1回-

折り紙ワークショップ-第2回-

折り紙ワークショップ-第3回-

昨年は、巡回先の小学校の、
主に低学年の子どもたちに対して、
授業時間を使わせてもらって行っていました。
(Life Skillという教科として。算数ではありません)

しかし、そこには問題がありました。

①低学年の子どもたちは、現地語しか話せないため、
私の指示が細かく伝わらない。
(低学年の先生に手伝ってもらっても、明らかに人手が足りない。
私と担任の先生2人で、一クラス約50人)

②クラスごとの開催になったため、
子どもたちが折りたいものというより、
先生側(現地の先生を含む)が教えられるもの、
時間と人数を考慮して教えられる簡単なものに限定された。

そこで、今年は、新たな試みを始めました。

いままで低学年が対象でしたが、
今年は、主に、高学年の子どもたちの希望者を対象にして、
折り紙の絵本から折りたいものを選んで、挑戦させることにしました。

そして、できる限り私が立ち会い、具体的に折り方を指導しました。
(折り紙の絵本が日本語でかかれていたため。)

そして、高学年の子どもたちも好奇心を持てるように、
ユニット折り紙(※)も題材に組み込みました。

当初、ユニット折り紙は、
南アの子どもたちには難しいかと思っていましたが、
できたときの達成感がたまらないようで、
子どもたちは、一生懸命挑戦していました。

こうやって先月からじっくり時間をかけて教えたことが、
約1ヶ月で少しずつ形になってきました。

そして、だんだんとたくさんの子どもたちに浸透していきました。

※ユニット折り紙とは‥
いくつかの折り紙を組み合わせて、つくる複合折り紙のこと。

たとえば、こんな感じのものです。

ブルドーザー


象と馬


出典は、
『あそべるたのしい男の子のおりがみ』
『おしゃれでかわいい女の子のおりがみ』(いずれもナツメ社)です。

日本にいる友人より送ってもらいました。

『あそべるたのしい男の子のおりがみ』(ナツメ社)

『おしゃれでかわいい女の子のおりがみ』(ナツメ社)

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SAPS

2011-03-27 23:10:57 | 南ア-情報-
今日は、『SAPS』の話。

『SAPS』って何か分かりますか?

『ASAP』だったら『今すぐに(as soon as possible)』ですし、
『m.c.A.T』なら、昔、内田有紀と一緒に歌を出していた方ですが。
(ネタが、古すぎますか。)

なんか違いますね。

ヒント:できればお世話になりたくない。いざというときに頼りになるの?










分かりましたでしょうか?

正解は、『警察署』です。
『South African Police Service』です。



私はいままで
まだ犯罪被害に遭っていないので、
さいわい警察署にお世話になったことはありません。

しかし、
このSchoemansdalの警察署の一人のおまわりさんとはよく話します。

写真を一緒に撮るのは、恥ずかしいとのことで載せませんが、

このおまわりさんの子どもが、
私の巡回先の学校の教え子のようです。

私のことを知っている人が増えているのだなと実感する瞬間です。

ちなみに先日、護送されたときの警察官とは違う方です。

護送されたときの記事

地元の警察官とは仲良くなった方がいいとよく言われますが、
何が起こるか分からない世の中なので、
その通りのように思います。

写真は、Schoemansdalの警察署の外観です。



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Funnydayふたたび

2011-03-26 20:59:39 | 南ア-学校-
昨日は、第1タームの最終日。

学校に行くと、
普段、制服の子どもたちのなかに、
私服の生徒がかなりいることに気付きました。

そうです。今日は、Funnydayです。

Funnydayとは、
いわゆる自由服登校が認められる日のことで、
年に数回しかないイベントです。

昨年もKamhlushwa地区で見たことがあります。

Funnyday(昨年の記事)

今日の学校でのFunnydayは、
子どもがR2(約24円)を学校に払って、
自由服の許可をもらうシステムをとっていました。

集めたお金は、学校の運営資金に回されます。

ただ昨年のKamhlushwa地区の学校と違うのは、
経済的に恵まれない家庭が多いためか、
普段と同じ制服を着てきた子が半分近くいました。

それはそれで興味深かったです。

写真は、Gr.7の子です。
お母さんの服を借りてきたそうです。



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今週末の2大イベント

2011-03-26 02:59:34 | 南ア-情報-
突然ですが、今週末、南アはあつい。

というのは、2つの大きなイベントが行われるからです。

残念ながら私はどちらも参加できませんが、
またとない機会なので、イベントの告知はさせてもらいます。

一つ目は、『Aid for Japan in South Africa』です。

今回の東北地方太平洋沖地震の被災者に対して、
南アフリカから何かできないかと発起した
複数の南アの芸能人たちが、
南アでチャリティーイベントを開催します。

日時:3月27日(日)11:00-17:00
場所:The Zoneのコートヤード(ローズバンク)

先日も『Give a Rand for JAPAN』が始まったばかり。
南アフリカにいる協力隊員として、本当にうれしいです。

『Give a Rand for JAPAN』の記事

南アにおられる方で参加できる方はぜひご参加を。


次は、『Capetown International Jazz Festival 2011』です。

毎年恒例となった、ケープタウンのジャズ祭り。

ジャズに全く興味がない方でも十分楽しめるとの情報をGETしました。
ジャズにうとい私は、出演リストを見ても、誰も知りませんでしたが、
結構、有名な方が来るらしい。
(すいません、あいまい情報で。)

日程:2011年3月25日(金)26日(土)
場所:CTICC(ケープタウン国際コンベンションセンター)

公式サイトはこちら(英語)

どちらのイベントも今週末の南アの一大イベント。
私の住む田舎からは遠すぎて参加できませんが、
他の地域の南ア隊も参加されるようなので、感想を伺いたいと思います。

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保護者面談がありました

2011-03-25 23:46:23 | 南ア-学校-
今日は、第1タームの最終日。

多くの学校で、授業は行われず、
成績表(通知表)をわたす日でした。

しかし、今日の学校では、
パソコン&プリンタ―が故障したため、
肝心の通知表が用意できておらず、

Gr.4~7の子どもたちは、ただ外で遊んで過ごすという
何ともなまけた一日でした。

まあ今週1週間、まともに授業をしている学校は
一度も見ませんでしたが‥。

写真はゴムとびをしている子たち。



Gr.1~3では、
日本で言う保護者面談のようなことが行われていました。



普段、学校に足を運ぶことのない保護者の方に、
先生が子どもたちの学習進捗状況を報告して、
子どもと一緒に子どものノートを見ながら、確認していました。



出席した保護者は全体の30%ほどで、それほど多くはなかったのですが、
学級担任ではない私が、日頃会うことのない保護者の方と、
いつも見ている子どもたちのようすについて話し合えたことは
とても勉強になりました。

こうやって来ている保護者の方々の
教育意識が意外と高かったのに驚いたと同時に、
学校と家庭が一緒になって教育を行うことの重要性を改めて考えさせられました。

こういう機会が増え、保護者の方々に
学校教育に興味を持ってもらうことは有意義なことだと感じました。

将来的には、授業参観なんかもあってもいいのかもしれませんね。

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