虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

まさかの展開…護送されちゃった

2010-10-10 20:51:53 | 南ア-その他-
昨日の話。

いつものように、先輩隊員と
マレラネに向かうコンビタクシーを待っていると、
通りすぎた1台のパトカーが、100mほど手前に停車。

そして、急にバックして私たちのところで、停車。

別に気にもとめず、横を通り過ぎたら、
突然、一人の警官が降りてきて、声をかけられました。

"Hey guys, Where are you going?"

この手の場合、大概、職務質問であることが多い。

最近、南ア国内の不法滞在の外国人に対しての取り締まりが
厳しくなっている手前、またこの展開と思って黙ってIDカードを見せようとすると、

再度、"Where are you going?"と聞かれたので、
マレラネと目的地を告げると、

突然「入れ!」と言われ、
車の荷台の鍵を開け、扉を開ける。

この車、パトカーと言うよりも犯人護送車で、
とっつかまえた犯罪者を入れて、署まで連行するもの。

待ってくれ、俺は何にも悪いことはしていないと言っても、
「とにかく入れ!」と言われ、
これ以上何か言っても公務執行妨害やかなんやらで
逮捕されるのを恐れた我々は、しぶしぶ護送車両のなかへ。

中に入ると、出られないように
外からカギをかけられ、閉じ込められました。

中からは、小さい窓があり、
外の様子はある程度確認できるが、
不安は増すばかり。

何分たっただろうか。
車が止まり、扉が突然開けられた。

さっきの警官が出ると言うので、出ると、

その景色は、


いつものショッピングモールの中でした。

この警官は、
親切に送ってくれたようです。

それならそれで、
早めに伝えてくれよとおもわず日本語で、
つっこみを入れたくなりました。

その後、お礼を言い、その場をあとに。

まあ
従来なら犯罪者か容疑者しか入らない犯人護送車のなかに入れたのは、
貴重な経験だったと思います。