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住宅ローンのお話し(最終回)

2020-02-04 07:26:54 | 生活情報
見直しませんか?住宅ローン!(最終回)
 住宅ローンのお話しもいよいよ最終回となりました。いろいろお話をしてきました。金利が底の今、ホントに繰り上げ返済やローンの見直しの良い機会だと思います。
ローンの借り換えと金利交渉、どちらがおトク?
コスト面を比較すると、借り換えは費用が数十万円かかる場合が多くあります。しかし、金利交渉だと原則的にコストはかかりません。
手間は、借り換えの場合、銀行に提出する書類を集めて何度か足を運ぶことになりますが、金利交渉では提出書類が少なく手間はそれほどかかりません。
金利面でいうと、借り換えの場合は、新規でローンを借りたのと同じ扱いとなりますので、新規並の金利となります。しかし、金利交渉では、新規並まで金利が下がる仕組みにはなっていません。
では、ローンの借り換えと金利交渉、どちらを選ぶほうがよいのでしょうか?
この2つを見比べそれぞれメリット・デメリットがありますので、どちらが自分にとってメリットがあるか、今の返済方法を変えるかなど、トータルで判断してみてください。
定年退職後に住宅ローンの重圧に悩まされないように、金利が史上最低水準の今を逃さず、早めのアクションを起こすことが大切です。
現在、ご利用の金融機関の担当者の方とよく相談して、一番お得な方法を選んでください。
金利が低い今だからこそ、焦らずじっくり検討するのがよいですよ。


奈良のお祭り(無形民俗文化財)~高田のいのこの暴れまつり~

2020-02-04 07:05:22 | 地域と文化
奈良の無形民俗文化財~高田のいのこの暴れまつり~
 多武峰山麓の桜井市高田の8垣内(かいと)で毎年12月に行われる、秋の収穫感謝と子どもの成長や村の安全を祈願する伝統行事「いのこの暴れまつり」をご紹介します。
子どもが主役の祭り
毎年12月第1日曜日に行われ、地区の中学2年生までの子どもが「暴れる」祭りなのです。
8垣内が順に持ち回りで大当屋(おおとうや)と小当屋(しょうとうや)を決めて祭りを担当するのです。
準備はまず、夏に大当屋と小当屋が大名持(おおなもち)神社(吉野町)へ参り、吉野川から持って帰った「御白石(おしらいし)」を集落の山口神社へ奉納することから始まるのです。
12月の祭りでは、垣内の人が地区の農作物集荷場の前に竹で御仮屋(おかりや)をつくり、木で作った小さな槌(つち)、鋤(すき)など農具を藁でつって、御仮屋の上には山口神社の分霊の尾形を乗せます。
午後2時、集まった子どもたちがつった農具を奪い合い、御仮屋を叩き壊して暴れます。
その後、集荷場内に用意された膳や碗も叩き割って暴れ、日没後には暗闇のなか集荷場に置かれた尾形の前の灯明を子どもたちが藁を投げて消します。
子どもの「暴れ」は台風を表し、祭りでの「暴れ」が激しいほど来年豊作になるといわれているらしいです。
神事で大当屋が交代
暴れまつりの後、次の大当屋へ引き継ぐ儀式があります。
真夜中に山口神社へ大当屋と小当屋の2人で尾形をもって参拝し、御白石の石積みの上に朝置いた御幣と尾形内の古い御幣を交換して、次の大当屋宅へ届けます。
一連の儀式は、暗闇の中で無言で行います。次の大当屋は翌年の祭りまで尾形を家で預かって祀るということです。
今後は?
「いのこまつり」はかつて県内各地で行われていた祭りだったらしいですが、今は桜井市高田と高取町の佐多と森、明日香村の下平田に残っているぐらいらしいです。
昔は祭りを大当屋の家で行っていたらしいですが、負担軽減のために垣内内で準備をし、祭りも集荷場で行うように変更したと言っています。また、多くの子どもに参加してもらえるように年齢制限を中学2年生までに広げるなど、少し変化させながら地域の大切な伝統行事を守り続けているということでした。
「いのこの暴れまつり」は毎年12月第1日曜日に行われます。詳しくは下記にお問い合わせください。
桜井市観光まちづくり課:TEL0744-42-9111