Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

作業員の人命・健康の全責任を菅首相は負う気があるのか?

2011年04月03日 13時29分59秒 | Weblog


原発泊まり込み作業員「厳しいが士気は高い」2011年4月3日03時04分 読売新聞)


睡眠は十分とは言い難いが、報道で激励の声が届くことが支えになっており、士気は高い」




被災者多い原発作業員、不安も口にせず頑張る


今、現場を最も悩ませているのは高濃度の放射性物質を含む汚染水の処理で、角田さんは「被曝(ひばく)事故を避けるには長時間の作業はできないが、対策はあるはず」と自らを鼓舞するように話した。(吉野裕介、松田晋一郎)
(2011年4月3日12時24分 読売新聞)


 美談や精神論ですませる問題ではない。

「作業員の安全」と「原発収束」と…復旧作業対応に苦慮(1/3ページ)

2011年4月3日

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電力総連関係者は「放射線量が規制値を超えないよう人海戦術の作業が必要になっている。労働組合が作業員の環境を細かく把握し、安全に作業できるように支援する必要がある」と話す
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東電幹部は自省を込めて語った。「いまだにトラブルがやまない状況で、会社が作業員の心意気に頼っている面は否めない
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東電の協力企業は「危険な作業に従事した社員に、一定の手当を出すことを検討中」とするが、万が一事故が起きた場合については、通常の労災事故と同様の対応をする方針。別の協力企業では、増額などの予定はないが、「法改正や国からの指示があれば、検討することはあり得る」としている。


万が一を金の問題ですませる問題でもない。


人命・健康の軽視は許されないばかりか、事態のより確実、より早期の収束は国家全体の問題である。



放射性物質止まる時期「数カ月後が目標」 細野補佐官

2011年4月3日10時36分



 
東京電力福島第一原子力発電所の事故対応を担当している細野豪志首相補佐官は3日朝、民放のテレビ番組に出演し、事故に伴う放射性物質の放出を止められる時期について「おそらく数カ月後が一つの目標になる」と述べた。


長期化は必至である。

態勢の拡充は必須であろう。

精神論や補償ですまされる問題ではない。

責任を投げ出すことはできない。

すべての責任は菅首相にある。
The buck stops here.


政府は作業員の命はどうでもいいのか? 産経頑張れ!

2011年04月03日 02時21分18秒 | Weblog
「造血幹細胞採取は不要」と原子力安全委 作業員の命より政治的配慮か
2011.4.3 01:30 産経



 東京電力福島第1原発の放射能漏洩事故で、復旧作業員の大量被曝に備えた自家造血幹細胞の事前採取について、内閣府の原子力安全委員会が「不要」と判断していたことが2日、わかった。造血幹細胞は、被曝し、造血機能に障害が起きた際の治療に有効だとして、専門家らが事前採取の必要性を指摘している。安全委は原子力の安全規制を担当し、基準などを首相に助言する役割を担っているが、専門家からは「作業員の生命を軽んじている」との批判が出ている。

 産経新聞が入手した安全委の内部文書によると、現時点で事前採取する必要がない理由として(1)作業員にさらなる精神的、身体的負担をかける(2)国際機関での合意がない(3)十分な国民の理解が得られていない-ことを挙げている。

 造血幹細胞は血液中の細胞である白血球などの源となる細胞。骨髄などに存在する。全身に被曝した場合、血液の細胞をつくれなくなる障害が起きるが、あらかじめ自身の造血幹細胞を採取・冷凍保存しておけば、それを移植することで造血機能が回復する
茨城県東海村の臨界事故(平成11年)では、作業員2人が他人の造血幹細胞の移植を受けたが死亡した。だが、自分の細胞であれば合併症を防ぎ、回復も早まる。費用の自己負担は約20万円で手術の必要もない。

 造血幹細胞の事前採取については、日本造血細胞移植学会と国立がん研究センターが提言している。先月28日には移植医療に携わる虎の門病院(東京都港区)の谷口修一血液内科部長が首相官邸を訪れ、仙谷由人官房副長官に採取するよう申し入れた。仙谷氏は理解を示し、事前採取に前向きだったという。

 今回、安全委が造血幹細胞の事前採取を「不要」と判断したことについて、事前採取の必要性を訴えてきた野党若手議員は「被曝を前提とするほど危険な場所で作業していることになれば、国民の不安感や諸外国の不信感をあおることになりかねないという政治的配慮があるのではないか」との見方を示している。


事前採取やらない方が国民の不安感や諸外国の不信感をかうと思うが?

これ、菅内閣・政府に対する攻撃の絶好のチャンスだと思うんですが、産経さん?



首相視察 現場主義優先で「夢」語れず 悪化の第1原発に乗り込まず隊員ら激励
4.2 20:


そのほか、

2度目の被災地視察
「来るのが遅い」 首相の被災地視察に冷めた目(4月2日)
-「何しに来たの?」の声も
首相、「最後まで一緒に頑張る」 陸前高田市を訪問(4月2日)

新調して党内から批判も
民主党がお揃いの防災服新調 党内から「パフォーマンスしている場合か」の声(3月31日)
「自分としては一生懸命」
首相、事故直後の原発視察で「初動対応の遅れまったくない」否定(3月29日)
首相がまた愚痴「一生懸命やっているのに…」(3月27日)
首相「外からは指揮系統が複数に見えるのか」ボヤキ(3月27日)


 こんな記事いくら書いても、ああ、また、産経がいってらああ、と思われるだけだし、ニックキ菅に対する個人攻撃だけで、、困っている人や日本社会を良くしようという契機にもならない。


 度重なる東京電力のヘマ・準備不足は東京電力の安全管理体制、あるいは、事態対処能力を疑わせるものだし、原発問題の可及的速やかな解決は、国家全般に影響を与える問題でもあるにもかかわず、十分な態勢が整備されていないことは、すでに東京電力の問題だけではなく、政府の問題であるし、監督官庁の人命尊重の態度も疑われ、そして、人命軽視の姿勢は、当然、政府、とりわけ菅首相の問題でもある。

 しかも、上記記事では産経が大嫌いな仙谷氏もからんでくるから一石二鳥ではないか?

 現状の東京電力・保安委員・安全委員の判断 あるいは処理能力は不適切であり、指揮系統をすっきりさせて、専門家・作業員を増員するように再編成する時期はとうにきている、と考える。

 これなら、英雄たる作業員の命・健康も守れて、かつ、原発処理問題という国益にじかに影響する問題について菅首相や仙谷氏を追い詰められるのだから、産経として、願ったり適ったりではないだろうか?

 これを突破口に、原発問題に対する現態勢を改変するようにどんどんつっこんでもらいたい。


原子力安全委員会の元委員ら
も不満があるようだし、産経がインタビューしていたチェルノブイリの汚染除去責任者も、
・・・・・(企業というものは)会社の利益を優先して行動するので作業から外す必要がある。幅広い知識を持つ経験豊富な技術者を日本中から集めて特別チームを編成し、作業に当たらせるべきだ・・・・・5千人以上を投入すべきだ。特別な防護服を着用してもガンマ線を浴びたり、プルトニウムを吸引したりする危険性がある。確かに彼らはサムライだが、ロボットも導入すべきだ
といっていることだし。