・背景を切り替える。
MMDでPVらしきものを作れるようになるとやはりいろいろなエフェクトを
つけ加えたくなる。映像エフェクト専用ソフトを用いて効果的な作品を作るプ
ロ並みの人も増えてきているが、簡単なエフェクトならMMD単体で実現でき
る。背景は前に紹介したとおり、xファイルというアクセサリ専用のファイル
を登録するが、ファイルは1つでなく複数の登録が可能だ。
アクセサリ登録でもっとも簡単な効果は背景のオン・オフで切り替える方法。
アクセサリは登録すると表示欄にチェックが入っているが、これをフレーム毎
にオン・オフ設定をするとある背景が別の背景に瞬時に切り替る。
これが一番簡単な背景の切り替え方法だが、もう少し効果的な方法で背景を切り替え
ることも可能だ。いわゆるフェード・イン、フェード・アウトという手法もMMD
で行うことが可能。アクセサリパネルを見るといくつかのパラメータを操作できる
ようになっているが、そのうち上記の写真を見ると登録ボタンの横に「Tr」と
書いてあるパラメータがある。これが「透過率」だ。透過率は呼んで字の如しで
透過率1.0の時、アクセサリは見える状態になる。逆に0.0の場合には透明になる。
要するに光を透過するかしないかということだが、これを使うと表示機能と同じく
アクセサリ表示のオン・オフができる。表示機能となにが違うかといえば、表示
のチェックを外すと要するに透過率は0、つけると1になるのと同じことだ。一方
で透過率は0.0-1.0の任意の値を取れるので「半透明」という状態にすることもで
きる。
この透過率を使うとフェード・イン、フェード・アウトができるようになる。
例では冒頭のビデオのうち、透過率を使ったシーンを抜き出しているが、これを
使えば、カメラが上にパーンすると同時に古いアクセサリから新しいアクセサリに
フェード・イン、アウトをしていく。
透過率の設定をいろいろといじれば、結構面白いことができるようになる。下手な
映像編集よりも効果的でなによりも専用のソフトが必要ない。無論、MMD単体で
実現できない色々な映像エフェクトもあり、それはそれで有効だが、初心者レベル
ではまずMMDの機能を使いこなすことが重要だ。
MMDの初心者向けの本が出たので早速買ってみた。初心者向けなんで、これからMMDを
始める人には良い教材だと思う。MMDを始めて1年近くたつが知らなかったことも解説され
ていてまだとっつきにくいと思っている人にもお勧めだ。因みにバナーをつけておいたので
興味のある人は買ってみるのもいいかも。このブログよりは役立つと思う。
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