さくら日記でございます。

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★命に関わる水、安全で適正な価格で将来の子どもたちに残せるのか?

2019-08-24 09:28:48 | 「知って欲しい」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
こちら金沢、天候もグットです。
過ごしやすい一日になりそうです。
スポーツに読書に楽しみたいと思います。

ということですが、
今日は本です。
「六辻彰二」さんの「日本の水が危ない」
です。

2018年11月に国会で水道法改正案が成立しました。
そうです。水道事業に民間企業の参入を想定する法律です。

ネットなんかでは、
いろいろと問題点が語られますが
一般ニュースでは、詳しく語られないのが現実です。
私的に昨年の出来事で
いつのも生活は変わっていない
なので、いつの間にか、また無関心になってしまってました。

図書館で、この本がたまたま目に入り
読んでみると
やはり、人間の生命に直結する水
それについて、ひとりひとりが真剣に勉強して
考える必要がある。
あらためて、そう感じた次第です。

まずは、「六辻彰二(むつじ・しょうじ)」さんです。
1972年生まれ
横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学などで教鞭をとる
国際政治学者
です。
さすが、教鞭を取られている方が書いた本です。
この問題、数々の事例をまじえて
理論整然と説明しています。
しかも、わかりやすいです。

ということで
早速「水問題」勉強していきたいと思います。

最初に大切なポイントを書いてみたいと思います。

・2018年改正水道法は民間企業の裁量の余地を大きく認めています。

・この法律は世界の水ビジネスに打って出る企業には有利となる
 ような内容だが、利用者、自治体にとっての利益になるかは疑わしい。

・その改正水道法について国民に対して十分な説明がなされていない。
 また、消費者の利益、権利を守る制度が整っていない。

・現在火の車である水道事業に対して、国民の意識が低い。

こんな感じです。

そして今日は、そんな水問題、
まず気になったことを紹介させて下さい。

「改正水道法は何が問題か」です。
民間参入のリスクが説明されていない。
ここが問題だと感じます。
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「民間企業の失敗」は主に、安全と料金があげられる、
このうち、安全面での問題をあげると、
コスト削減を重視する民間企業の運営によって
安全対策がおろそかになり、
水質が悪化するケースが数多く報告されており、
PPP発祥の地イギリスの首都ロンドンでは、
1999年に赤痢患者が急増した。
最近では、2018年12月
イギリスの南西部コッツウォルズで、テムズ・ウォーターが
環境規則に違反して汚水を河川にそのまま流し
自然環境を損ねたとして、裁判所から
200万ポンドの罰金を命じられている、
その一方で「水道民営化」で

料金が高騰することも珍しくない。
民間企業にとっては採算が合わなければ
話にならないため、公営の場合より
水道料の引き上げが目立つ。
例えば、1985年にコンセッション方式を導入した
パリでは、1985年から2009年の間に
水道料金が265%上昇した。
こうした問題は各地で報告されており、
その結果、一旦民間企業に委託された水道事業が

再び公的機関の経営に戻されることさえある。
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このような問題が数多く存在しているのは事実です。
そして、一番やり方が納得できないのは
日本政府。リスクを語らず、
これをやらなければ大変だ、反対するなら代案を出せ
そんなやり方です。

水は生命に関わる問題なのです。
関わる人たちはそれを認識しているのでしょうか?

そして検討もずさんなもの
厚生労働省は法改正に先立って
再公営化の事例を3例しか検討していなかった
ことが
明らかになっています。

都合が悪いことにはフタをする
そして好都合なこと熱心に取り上げる姿勢
水道事業が火の車という問題があるのは事実
ですが、ちょっと杜撰だと思うのは私だけでしょうか?

こんな私でさえ、疑問を持ってしまうのに
なぜ、国会議員の方の多くの方が賛成。
成立してしまうのでしょうか?
もしかすると自分の目先の利益のみ
を考えているとしたら、
将来の子どもたちに合わせる顔がありません。

すでに成立している問題ではありますが、
最低でも、ひとりひとりが
問題を真剣に考える必要がある。
そんなふうに感じました。

ということでうすが
今日は水道問題の勉強を
と思ったのですが、
水道問題と政府の姿勢についてになってしまいました。
あなたは、どのように考えますか?

今日は2018年11月に成立した
国会で水道法改正案についてでした。

 
 
 




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