さくら日記でございます。

うれしいこと、楽しいこと、わたし的オススメ品などなど
書かせてもらってます。読んでいただけたらとっても幸せです。

★今の時代に必要。瀧本哲史さんの武器としての決断思考

2019-04-11 06:00:57 | 「本」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
桜も咲いているというのに、寒い日が続きます。体調崩さないよう十分ご注意下さい。

ということで、今日も病院にあった本からです。
瀧本哲史さんの
武器としての決断思考です。

この本は、なんと瀧本さんが、京都大学の学生に教えている「意思決定」という授業の内容を凝縮したものなんだそうです。

もう過去のやり方は通用しない、人生のレールみたいなものもない。そして、答えは誰も教えくれない。現代もまさにそんな時代です。

そんななかで大切なのは、自分で切り開いて行く力、そしてその中で遭遇する様々な課題に自分で決めて決断していくこと。これが大切になります。 そんな時にどう考えていくか、どう決断していくか重要となりますが、この本では、そのやり方のノウハウを、ディベートの考え方をもとに語ります

詳しいノウハウは本を参考にして頂きたいのですが、この本を読んで感じたのは、私自身、物事の判断を下すとき、あまり考えずに感覚に頼っていたということです。それと垂れ流される情報を吟味せず、○○が言っているから大丈夫。○○のニュースで言ってたから、そうなんだなあ…と、そのまま信じ込んでいました。ある意味、思考停止状態と言っても良いかもしれません。

これでは、今の時代、情報発信者に都合よく使われるだけで、最適な判断なんて程遠いのかもしれません。

本の中の6限目 武器としての「情報収集」「証拠資料を集めよう」を見てみると、マスメディア・ネット情報を鵜呑みにしない。というのがあります。そして、テクニックとして、あえて、マスメディアの報道とは逆の意見を集めてみて下さい。があります。

めんどくさいから、なんて言ったら身も蓋もありません。今の時代だからこそ、自分、自らによって検証する。これによって、信憑性が高い情報を入手。そして適切な判断を下す。今の時代なら必須と言ってもいいかもしれません。

それからもうひとつ
大学受験までの勉強というのは、先生がいっていることや教科書に書かれていることを疑わず、そのまま暗記して、テストで再現できれば勝ちというものでした。でもそれを続けていてはダメです。
大学以降の人生では、情報に接したら、それが本当かどうかをまず疑ってください。「本にこう書いてあるけれど、偉い人がああいっているけれど、それは本当なのか?」と考えるこを習慣にしなければなりません。
でなければ、資本主義、消費社会の奴隷になるだけで、自分の人生を自分で切り開いていくことなどできないでしょう。

お恥ずかしいことに、この歳になってもこんな認識にかけてました。まさに奴隷状態だったのでしょうか?

最後にまとめてられていたところから、気に入った文章を抜き出すと、

★世の中に「正解」なんてものはない。
★正解がわからないから動かないのではなく、「いまの最善解」を導き出して、とにかく行動することが重要だ。
★ディベートの手順なんて忘れてもいい。この本を読んで、一つだけ忘れずに心に留めておいてほしいのは、「自分の人生は、自分で考え、自分で決めていく」ということ。
★思考停止だけは避けるべきだ

力強いメッセージが続きます。
今まさに、重要なテーマだと感じました。

今日は京都大学の授業のエッセンスが抽出されている。瀧本哲史さんの武器としての決断思考でした。