中央区築地～その三

さて、もう終わりと言っておいて何だけど、コメントを頂いて再度ネガをスキャンした元のデータを眺めていて、まだあるなということでもう少しお付き合い頂こうと思う。築地の追加分。撮影日は1981年10月23日。現在の画像は2011年6月18日撮影。

五丁目2番。さて、まずは市場の入り口。今も広大だけど、この頃の方がもっと広々としていた。確かに、手狭になっているのは感じる。でも，移転反対！と書いておく。


四丁目3番。左手に見えているのは割烹「金龍」。この辺りは、こんな感じの割烹が軒を連ねていた。京橋郵便局の裏手だが、今はビルが並ぶ。


六丁目11番。右の家には、株式会社中本商店倉庫とある。商品運搬用の台車も置かれている。建物は今も変わらない。


六丁目14番と17番の間。奥の左手には三洋海産株式会社、その奥には金子食品、向かい側には土佐海産の看板が見える。晴海通りを越えた側まで場外の喧噪が届いていた。土佐海産が賑わっていた。今は、静かな裏通り。


七丁目15番。この辺りでは当たり前な路地の景色。家の前には植木が並ぶ。


七丁目10番。紀文。良い感じの建物。もう少し引きで撮っておけば...。今はビルになっている。


七丁目13番。泉繁商店の看板が見える。地図で確認すると、この向かい側にその会社名になっているのだが...。並びで奥に見えているのは、今もある北海道漁業共同組合連合会のビル。


七丁目10番。今も健在な大宗旅館。震災で傷んだ板塀の工事中。建物がよく見える珍しい機会なので...。


七丁目10番。同じブロックの明石町寄りの一角。場所の特定に苦労したが、手前の札幌ラーメンどさん子は、今も健在だった。


七丁目3番。銀座木村屋総本店工場。こんな所に工場があるのかと思った記憶がある。何故か、右からの横書き。今は工場はないが、ビルは木村屋のビル。


三丁目5番。日刊スポーツ新聞社。駐まっているのは新聞輸送のトラックだろうか。建て直されているが、今も日刊スポーツはここにある。


三丁目4番。駐車場越しの木造家屋。向こうには新大橋通り、km自動車のタワーパーキングとビルが見える。今は大きなビルが建ち、一変した景色になっている。


三丁目4番。前のカットで小さく写っている芝居の看板のアップ。森繁久弥主演「佐渡島他吉の生涯」帝国劇場とある。


二丁目7番。新大橋通を越えて、二丁目へ。三井鉱山株式会社築地寮と地図には出ている。料亭のようだと思ったが、企業の接待用の寮というのも珍しくはなかったのだろう。


二丁目6番。その脇の路地。不思議にあまり変わっていないようにも思うが、一軒ずつ見ていくとかなり変わっている。


というわけで、あと一回。最後は銀座になる。これでほんとに最後。