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真・女神転生imagine-JZ13(バックアップ)

Broachで投稿していた記事のバックアップです。

仇討ち完了

2010-06-19 03:12:20 | 日常
まず先に言っておきます。
私はティム・バートンの大ファンです。
そして、ルイス・キャロルのアリスは「不思議の国」「鏡の国」を英語で読みました。
で。

混むのがイヤで映画「アリス・イン・ワンダーランド」を今の今まで見ていませんでした。
二の足を踏んでいたのは、これが3D対応だったから、というのもあります。
実は「アバター」を見た時に、どうも私には合わなかったらしく、目が痛くて映画どころじゃなかったので3D映画にいい印象を持ってなかったのです。

しかし。
大好きなティム・バートン。
大好きなアリス。
大好きなダニー・エルフマン。(音楽)
大好きなジョニー・デップ。
これで見なきゃただのアフォでしょう。^^

とゆーことで意を決して映画館に飛び込んだのは16日水曜日。
事前に調べておいた映画館で…「あれ?やってない?!」
もう上映が終わってました。f(^^;
しおしおと帰宅し、ネットで調べてみる。
なんだよ?!その映画館から少し離れた映画館でまだやってるじゃないか!!!

で、再度トライの17日。
友人には「水曜日だったらレディースデイで安かったのに。」と苦笑されましたが、帰っちゃったんだからしょうがないじゃんw
学校帰りに映画館に寄ると、一番近い時間帯で上映してるのは「吹き替え版」でした。
本当は吹き替えって嫌いなんですが、字幕版まで1時間も待つのもムダかと思い、吹き替えで見たのですが…。

バートン、デップ、アリスが好きな人は絶対吹き替えを見ちゃいけませんぜwww

吹き替え版だと、基本、何を言ってるのか全く解りません。
アリスを英語版で読んだことのある方はお解りになると思いますが、言葉遊びが多い物語です。
日本語だと全く意味が通じない部分が多々あるんです。
訳者も頑張ってらっしゃるんですが、そこはどうしようもありませんからね。

あと、映画館の音響が悪かったのもあるんですが、セリフが聞き取りづらくて。
でもあれは役者のせいだと思うんだよねぇ…。
「アンダーランド」をずっと「ワンダーランド」と聞き間違えて、最後まで意味を取り違えてしまったり。
おかげでストーリーが全く解りませんでした。

あと…ファンの方はごめんなさいね。
(ジョニーの声を当てた人以外の)声をやってた役者さん全てがセリフ棒読み。
「白の女王」に至っては頭がおかしい役なのかと思いました。
その中でジョニーの声の人だけ芝居してるので悪い意味で目立ってます。
でもね…「帽子屋」はそんな役じゃないんだよっていう芝居なんだよねぇ…。^^

吹き替え版を見た感想。
「帽子屋」は王子様かッ?!
なんか違う。
絶対なんか違う。
納得できないぃぃぃぃぃ!!!

あと、映画館の設備も悪かったんです。
小さなハコで、画面は小さいし音響は(前述の通り)悪いし、なによりも3Dのクォリティが最悪。
入口で手渡された3Dメガネは画面に平行に向けてないと電源が切れる仕組みのやつで、重くて立体化も弱いタイプ。
「アバター」の時と同じタイプの3Dで、またしても目が痛くなりました。^^
涙ボロボロこぼしてたのは決して感動したからじゃないんだよ…。
他の映画館で観たい…。

とゆーことで!!!

本日は仇討ちに行ってきました!!!

本日行ったのはワーナーマイカルシネマ。
3D画質にはあまり期待してなかったのですが、入口で手渡された3Dメガネを見てびっくり。
サングラスくらいの重さです。
しかも後から回収しないの。
で、「あれ?前の所と3D方式が違うの?」と少しだけ期待。

本編が始まる前に、なぜかドラゴンアッシュのミュージックビデオが上映されます。
あらあら飛び出す!
飛んできたボールに手が届きそう!
やっぱり前の所と3D方式が違うみたいです。
これは期待できるかも!!!

で、ようやく本編が始まる。
吹き替えではあまり元気がない子に見えていたアリスも生き生きしてます。
やっぱり声の演技って重要だよ…。^^

ジョニー演じる「マッドハッター」。
ちゃんと「マッド」でした!
「帽子屋」はヒーローじゃないんですよ。
あくまで「マッドハッター」ですからね♪
ここでしっかり腑に落ちる。

続いて「白の女王」の登場。
ああ!こんなに上品で美しい役だったなんて!(´Д⊂ヽ
女優としてはプロかもしれませんが、声優としては別の才能が必要です。
女優に声を当てさせるのは断固はんたーい!

あと、訳もすごいです。
文字で見ないと解らないけど、マッドハッターのセリフ「Mから始まる言葉を考えて…」の下りが素晴らしい。
文字がなくて言葉だけだと意味が通じない部分です。
まあそれ以前に、吹き替え版だとボソボソしゃべってて何言ってるかほとんど解らなかったがな。

「カラスと書き物机」に関しても、映画の中で少しヒントを言ってますね。
(訳文には出てきませんが、ジョニーがぼそっと「note」と言ってます)
つか、日本語で「カラスと書き物机」と言われても、「カラス」がravenなのかcrowなのか解らんじゃないか!
アリスは原本も含めて、日本語に訳したら面白みが半減する物語だと思いますよ。^^

とまあ、吹き替えの愚痴はこのへんで。
映画自体はバートンワールド+アリス+ダークファンタジー全開で、とても美しい映像です。
アリス好きにもバートン好きにも超お勧め!
(ただし劇場は選んでくださいね)

そして、アニメーション部分も注目して頂きたい所。
赤の騎士団の動きって、ディズニークラシックのアリスでの騎士団の動きを踏襲してますよね。
子供の頃に見た記憶がザザザっと蘇って鳥肌が立ちました。^^
つまり、この時点で私と、映画の中のアリスがリンクしたんです。
自分が子供の頃に、子供だったアリスの物語を見て記憶している。
そして大人になったアリスと一緒にその記憶をたどっている、みたいな。
バートンいわく「幻想と現実の狭間はあいまいな程、良い」ということで、見事に境目が解らなくなりました。^^
バートンマジック恐るべし!

服を着て喋るウサギ、消える猫…
存在する筈がないのに、ちゃんとウサギだったり猫だったりします。
特にチェシャ猫の動きは芸術的。猫好きにはたまらんですよw

もし事前に調べることができるならば。
3D方式はRealD、音響は3Dサラウンドを採用している映画館で字幕版を見ることをお勧めします。
天と地ほどの差があります。
本当はIMAXシアターで見たかったんだが、上映が終わってたんだよ…シクシク