■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 7月4日 ◆早朝ウォーキングと蚊 ◇アメリカ合衆国独立記念日と横田基地 704 ◇元気な会社 「社員の幸せ」
「老いぼれていては困ります」
お叱りのような、励ましのような言葉を、後身のコンサルタント・士業からいただきます。
生来、「お節介焼き精神」の塊のような生き方をしてきて「コンサルタントのためのコンサルタント」などと持ち上げられて、その気になって、日暮パソコンに向かひて、よしなしごとをつぶやいています。
お耳汚しのことを、今日もまた、つぶやいています。
■【けふのつぶやき】
◆ 早朝ウォーキングと蚊
ブログに何度も書いていますので、ご存知の方も多いと思いますが、私は、早朝ウォーキングの途中、公園で体操をします。
例年、公園に入りますと数匹が寄ってきます。
油断をしますと体操中に刺されてしまいます。
ところが、どういうわけか、昨年の今ごろに続き、今年も例年より少なくなっている感じがします。
1~2匹が来ることもありますが、例年ほど、ひどい攻撃を受けません。
日によって、寄る公園が異なりますが、蚊が発生する環境が少なくなったのかも知れません。
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蚊の対策として、虫除けの忌避剤がいろいろと売られています。
虫除けと言いましても必ずしも蚊に効果的とは限りません。
対象となる虫として、虫除け忌避剤のなかには「ユスリカ」がトップに連なっている商品もあるようです。
ユスリカは、蚊ではありませんが、それを蚊にも効果があると勘違いをしている人が多いようです。
われわれが刺されるのは、ヤブ蚊や縞蚊が中心なのだそうです。
彼等が近づかないようにすることは難しいそうで、効果的な虫除け忌避剤を探す必要がありそうです。
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私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
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竹根の部下が紹介してくれた企業は、遠方にあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。
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◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 「社員の幸せ」が最大のミッション 2c21-4704
弁当やケーキの持ち帰り用から精肉・魚介類の配送用まで、さまざまな食品の鮮度を保つために用いられる「保冷剤」。そして、工場などの作業時に水や油、寒さなどから手を守る「作業用手袋」。この一見何の関係もない二つの製品の製造・販売を半世紀以上、手がけてきた企業がある。Y社長の祖父が1956年(昭和31年)に創業したM社(三重県松阪市)である。
創業当初は家庭用洗濯糊や工業用接着剤・石鹸などを製造していた。これに加え、市場からのニーズがあったため、食品の配送・保存用として使う保冷剤の製造を始めた。ただ、保冷剤は一般的に「夏」に需要がある商品。従業員の雇用を継続的に守る観点から、「冬」の商品である手袋の製造も始めた。他社と差別化するために、寒冷地用の防寒手袋や作業用手袋に特化した。
業用手袋はブランドをつけ、多種多様な商品を用意し、作業服の専門店やホームセンターなどで販売する。一方の保冷剤にもブランドをつけ、さまざまな用途向けに開発する。このほかに氷枕やクールマット、フェイスマスク、冷感スカーフなど体を冷やす「保冷具」、リハビリ用温熱パックや消炎鎮痛向けアイシング剤、保冷剤付きマスクなどの「医療用品」、竹由来のレーヨン糸を使った熱中対策グッズや保冷剤付きネッククーラーなどの「作業快適グッズ」など、「冷やす」「温める」を目的とした商品群をラインアップしている。
「創業以来、多角化し続けてきた企業なので、変化すること、違う事業を行うことを厭わないことが強みだ」とY社長。とはいえ、最も得意とすることは様々な関係先と連携することである。オープンイノベーションの取り組みである「ミエラボ」事業もその一環だ。「コロナ禍で変化するスピードが加速している。モノづくりは市場ニーズを組み込んでスピード感を持って進めていくことが大事なので、これからもいろいろな企業・支援機関と連携していく」と話す。
そのためにも、2022年春に開設した新社屋には工夫を凝らした。あえて打ち合わせスペースから研究・開発室が見える配置とし、その場で浮かんだアイデアをすぐに試作に結びつけられるようにしている。製造業らしからぬスペースを提供することで、差別化したモノづくりを追求し、採用活動・人材確保にもつなげている。
経営理念の最初に社員の幸せを掲げ、「社員の幸せを高めることが最大のミッション」とY社長。それを実現するために、経営環境の変化に左右されない、柔軟な適応力としなやかな強さを持った会社になることが重要だという。近い将来の定量的な目標は設定しないし、「特に売上高は重要ではない」と言い切る。社員の幸せを高めることと地域貢献を意識していけば、利益は後から付いてくるという「先義後利」を意識している。
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【コメント】
多くの元気な中小企業にみられることの一つが、多角化です。
しかし、多角化は経営資源の分散をともなうことが多いため、失敗することが多いです。
M社は、業務用手袋という確固たる商品柱をもっていて、それが安定していることから、新規分野に参入しても資金など経営資源倒れにならずにいられます。
経営が安定している最大の要素は、社員を大切にするという経営理念にありそうです。
その背景に「先義後利」という思想が流れていることも挙げられます。
多角化戦略で失敗しないお手本のように見えます。
一方で、多角化リスクを強く認識していませんと、今は良くても、明日は分かりません。
トップの経営の舵取りと、後継者育成という課題を常に意識していく必要があります。
■【評判の良いブログ】
最近、アップロードしたブログで、とりわけ人気度の高いブログをご紹介します。
◆ 【専門業・経営管理】若狭の生意気言ってすみません
日本で最初にできた経営コンサルタント団体である「日本経営士協会」は、戦後復興期に当時の通商産業省(現在の経済産業省)や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくして誕生しました。
「専門業の異業種交流会」の異名を持つ、この団体ですので、いろいろな分野の専門家が集まる組織です。
経営士・行政書士としてマルチライセンスで活躍していらっしゃる、日本経営士協会会員の若狭晃司先生が、2025年1月から、毎月第二火曜日正午頃の発信でブログを投稿してくださっています。先生らしく、実体験や博識から、謙虚に、しかも大胆に、辛口も含めてお感じになっていることを皆様にお届けしています。
なお、若狭先生は、上記以外にも<号外>を発信していますので、併せて同じカテゴリーからご覧いただけます。
総合版 http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-83.html
専門業版 https://ameblo.jp/keieishi-kyokai/theme-10121119322.html
【 注 】
専門業版は、経営管理やコンサルタント・士業向けの情報や【話材】をお届けするブログです。総合版とは、それに加え、癒しのための写真や映像などのブログも併せてお届けしています。
そのいずれでも、お好みのブログをご選択下さると幸いです。
■【経営コンサルタントの独り言】
半世紀にわたる経営コンサルティング経験を思い出しながら、あるいは、直近に起こったことなどを元に、随筆風に記述しています。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ アメリカ合衆国独立記念日と横田基地 704
ミサイル打ち上げやEEZや領海侵犯など、国際的なルールに反する行為が横行している昨今です。
万一の時には、国内の米軍基地がターゲットとなることは当然考えられます。
基地問題というと沖縄がクローズアップされますので、意外と知られていないのが横田基地です。
東京の西の郊外にある長大な滑走路を持っている飛行場です。
それに目を付けたのが、石原元都知事です。
羽田、成田に続く三番目の東京の飛行場として、横田基地を利用しようという構想でした。
ニューヨークなど、大都市には複数の飛行場があります。
発着便数を増やすためには滑走路だけではなく、空域管理のやりやすさなど、種々の問題が絡むようです。
比較的空域の重なりの少ない横田基地は、石原さんには魅力的に見えたのかもしれません。
米軍にとって重要な基地だけに、話はスムーズには行かず、石原さんは都知事の座を去ることになりました。
因みに、横田基地には2018年にオスプレイが配備され、近隣の住民の不安を醸し出しました。
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