■【きょうの人】 0511 ■ 萩原 朔太郎 大正時代に近代詩の息吹
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■ 萩原 朔太郎 大正時代に近代詩の息吹
はぎわら さくたろう
1886年(明治19年)11月1日 - 1942年(昭和17年)5月11日)
日本の詩人で、大正時代に近代詩の新しい地平を拓き「日本近代詩の父」と称されます。
群馬県(現・千代田町)に、開業医の父・密蔵と母・ケイの長子として生まれました。名前の朔太郎は、長男で朔日(ついたち)生まれであることから、命名されました。
1913年(大正2年)に、北原白秋の雑誌『朱欒』に初めて「みちゆき」ほか五編の詩を発表、詩人として出発しました。そこで室生犀星と知り合い、室生とは生涯の友となったのです。一期一会、出合は、大切ですね。
1923年(大正12年)に詩集『青猫』、『蝶を夢む』を刊行し、谷崎潤一郎に会う機会を得ました。
上毛新聞主宰の「萩原朔太郎歓迎座談会」に出席し帰郷、「透谷会」の創立発起人となり、「透谷文学賞」が設立されますと、島崎藤村や武者小路実篤等と共に選考委員となります。この頃からおびただしい量の執筆・座談会・講演等をこなすようになります。
1938年(昭和13年)に「新日本文化の会」の機関紙『新日本』を創刊、その年、『日本への回帰』を発表しました。この中で「日本主義」を主張し、一部から国粋主義者と批判されたりもします。
しかし、やがて身体に変調を引き起こし、他界することとなりました。
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