アメコカ マイケル  "Twinkle Twinkle Little Star"

マイケルの日常や庭の草花等色々織り交ぜながら、お届けしま~す。

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美しい南イタリアの港町-ナポリ

2010-08-02 | trip
  ローマから南イタリア最大の町、ナポリへ。 途中フリーウエイには、夏のバケーションで、南イタリーへ向かうローマっ子達の車が多く走っていました。

     車窓より広陵とした麦畑?が続きます。収穫後の干し草がロールになっていました。

 途中、ローマより南へと延びる街道(アッピア街道)が、見えました。カサ松の木陰の道が涼しげな並木道。「全ての道は、ローマへと続く。」と言いますが、この街道は、紀元前312年-古代ローマの初のインフラ事業とも言える敷設です(街道の写真撮らなかったので、拙い絵を参考に添えました。

ローマより南へ、イタリアのターラント(伊半島の突端-長靴の踵の部分)まで続く全行程約750KMの街道。 日本では 江戸時代、やっと東海道等の五畿七道が整備されました。といっても、人や馬の歩く道。 その約2000年前に、アッピア街道は、軍事、政治支配のために当時の車である馬車が往来するための道として、作られました。つまり、できるだけ直線で、橋をかけ、トンネルを掘り、水はけまでも完備された平坦な石畳の舗装道路です。

日本は、馬車が交通手段として根付き、それ用の道を整備したのは明治時代に入ってからです。古代ローマに遅れること約2300年です。道、一つとっても、古代ローマ文明恐るべし!!と言うかギリシャや、エジプト、中国等の古代文明も島国日本は、圧倒されるばかりですね。

         これが、 カサ松です。古代ローマ時代より、植えられていた松です。日本では、珍しい格好ですが、自然にこうなるのでなく、下枝は、剪定しているようです。ローマで、またナポリへ行く途中でもよく見かけました。 
「ローマの松」(第4楽章アッピア街道の松)伊の作曲家レスピーギの交響詩の題名にもあります.





ナポリへの途中休憩で、カプチーノ(200円位)を飲みました。 
*車の休憩場所で、何気なく撮った写真でしたが、帰国後改めてみると、なんかテーブルも椅子もイタリア的な気がしてきます。 


      




ローマより 車で約2時間ほどで、南イタリア最大の町、ナポリへ到着です。

ナポリの起源は、何と紀元前7世紀までさかのぼります。 古代ギリシャが、イタリア半島に侵入し植民地(ネアポリス・Neapolis-新しい町)を建設。これが訛ってナポリとなったらしいです。 
 *ちなみに「日暮里」も、ナポリと同じ語源(Neapolis)に由来するとか? しないとか?

 現在のナポリ市内です。1861年、ナポリ王国は、イタリアに統合されました。そして、今、北部との経済格差や失業の高さ、犯罪組織の存在など問題が山積みらしいですが、東西交通の海洋都市として栄えたナポリは、今でも南イタリアの中心として、人を元気にさせるパワーを持っているようです。

 

       
  ナポリの海です。海と空の青さが、とても美しかったです。 温暖で、新鮮な魚介類も果物も豊富、さらに港町でもあるナポリは、古代ローマのお金持ちの避寒地として、人気があったようです。とくに、ポンペイは、古代ローマの貴族の別荘のあった所です。私の後方にベスヴィオ火山が、見えるはずなのですが、この時点では、ややかすんでいて見えませんでした。


  

  これは、海の上に建つ要塞、卵城。由来は、ローマ時代の魔術師が、この城内に卵を隠し、「その卵が、われたら災いが起こる。」と云い伝えたためらしい。 


ナポリの美しさを語った民謡でも有名な「サンタ・ルチア」港です。 今は、個人所有のヨットを停泊する小さな入り江。夜は、街灯の灯りがともり、入り江のレストランには、キャンドルが輝き、とてもロマンティックらしいです。恋人、新婚さんに、お薦めスポット!!

 

 後方に見えるのが、ヴェスヴィオ火山です(撮った時は、停泊中の船に見とれていて、後方にあの火山が写っているとは、気付きませんでした。)。 最近、また、火山活動が活発になりそうだとか??
 


     



                  

       いよいよ、ポンペイに到着!!

この続きは、次回に。   



*私達は、残念ながら、今回行けませんでしたが、ナポリより、フェリーで1時間20分ほどの所にカプリ島があります。イタリア有数の高級リゾート地で、ティレニア海の宝石とも呼ばれ、ヨーロッパのVIPも訪れる憧れの島らしいです。昔、ローマ皇帝ティべリウスは、ここの石灰岩でできた白い岩肌の美しい絶景や温暖な気候と豊かな自然、美しい花々に魅せられて、ここに別荘を建て、この島を出ることなく帝国を治めたとか。

このカプリ島の日本でも人気のスポット「青の洞窟(Grotta Azzurra)」は、5人乗りのボートでしか、入れないので かなり混んでいますが、雨が降らなければ、2時間待ち程度だそうです。特に午前中の光がベストらしいです。洞窟に入る時は、船に(下のマイケルのように)仰向けに寝そべった状態でないと、顔面を低い岩肌にこする事になるそうです。でも、闇の中に、突然現れる青い幻想的な世界は、素晴らしいとの事。いつか、南イタリア方面を中心に旅する時間がとれたら(宝くじにでも当たったら??)、是非みてみたいと思っています。
と、言う訳で、「青の洞窟」に行った方の動画で、感じを味わってみてくださいね。

Blue Grotto (Grotta Azzurra) in Capri island


このブログの主人公なのに、最近登場しないマイケルですが、元気で、いつものように私のそばでゴロンゴロンしています。今は、どうかと言うと、ブログを書いている私の直ぐ右横で、器用??に 机に仰向けによりかかり、いびきをかいて寝ています。この格好なら怪我をしないで「青の洞窟」に入れると思います。