飲み会が続くせいで、ブログ更新はおろか、メールチェックもできずにあっという間に数日が経過してしまう。時間経過が早く感じられるのは、充実した毎日故か加齢の故か・・・。
6日朝、韓国からの客人達を送り出してからの三日間を改めて振り返ってみよう。
午後は、定例の第1回市民福祉常任委員会。今年度は私が委員長なので、仕切りに徹する?任務だ。発言はここぞというときに取っておく。「口封じ」と言ったら説明員諸氏から笑いが漏れた。
それはともかく、所管の予算総額は市一般会計予算の過半を占め、説明員の数も5委員会で最も多い。委員会室は人人人・・だ。しかし、この委員会、市民生活に最も身近だ。住民登録、年金、市民参画、男女共同、人権、医療保険、障害福祉、長寿福祉、母子寡婦福祉、生活保護、こども福祉、保健所、市立病院、消防、防災・危機管理・・。
年度初めとあって、所管の局予算概要から重点施策の説明、各課からの諸報告で3時間を超えた。東日本大震災・フクシマ原発震災未収束の中での委員会だ。当然、防災問題が焦点化されていく。食品の放射能汚染に対処する体制も自治体責任になっていく。
8月初めに行政視察に出向くが、チェルノブイリ以後、今日まで続けられてきた独自食品放射能検査態勢をもつ東京の小金井市
にアプローチしているところだ。
ところで、先日、会派に私宛に電話があった。議会便りが届き、私が市民福祉常任委員長だと知ったある市民が、在宅介護の厳しさを知って欲しいと声をかけてこられたのだ。今日9日午前に、その方の自宅を訪ねた。
寝たきりの母12年。定年退職した息子さんが単身で在宅介護を続けている。一人でここまでできるのか・・。そう思うほど、お宅は整然とし、臭いもまったくない。毎日入浴介助、(これのみ一時間の訪問ヘルパー使用)、排便、口腔洗浄、経管栄養、服薬、介護の詳細記録と「素人」と言いながら、知恵の積み上げで母の長寿を支えている。今のスタッフ体制では施設介護は行き届かないと見切っている。
しかし、生活は厳しい。自分のための時間は全くといっていいほどない。ストレスを感じている。当然だ。在宅介護は介護保険会計を軽減している。確かにそうだ。何らかの支援があっていいのではないかと強く、施設介護中心の介護保険制度に不満を感じている。24時間の在宅介護を支える制度改定が行われることになっているが、定額包括方式、訪問相談事業にこうした単身在宅介護を実質的に支える機能を発揮させることができるのか、懐疑的ではあった。
その方は、全国的な家族介護の会や、他自治体の先進事例、北欧の社会保障、新聞報道、関係書籍をよく読んでいて、自分が期待する動きを私にも説明してくれた。
民民契約にもとづく介護保険制度が、社会保障として厳しいところにある人々を支える制度に進化できるよう、こうした地域の現実から学んだことを反映する努力を続けたい。プライベートを隠さず公開して下さったことに心より感謝したい。
6日朝、韓国からの客人達を送り出してからの三日間を改めて振り返ってみよう。
午後は、定例の第1回市民福祉常任委員会。今年度は私が委員長なので、仕切りに徹する?任務だ。発言はここぞというときに取っておく。「口封じ」と言ったら説明員諸氏から笑いが漏れた。
それはともかく、所管の予算総額は市一般会計予算の過半を占め、説明員の数も5委員会で最も多い。委員会室は人人人・・だ。しかし、この委員会、市民生活に最も身近だ。住民登録、年金、市民参画、男女共同、人権、医療保険、障害福祉、長寿福祉、母子寡婦福祉、生活保護、こども福祉、保健所、市立病院、消防、防災・危機管理・・。
年度初めとあって、所管の局予算概要から重点施策の説明、各課からの諸報告で3時間を超えた。東日本大震災・フクシマ原発震災未収束の中での委員会だ。当然、防災問題が焦点化されていく。食品の放射能汚染に対処する体制も自治体責任になっていく。
8月初めに行政視察に出向くが、チェルノブイリ以後、今日まで続けられてきた独自食品放射能検査態勢をもつ東京の小金井市
にアプローチしているところだ。
ところで、先日、会派に私宛に電話があった。議会便りが届き、私が市民福祉常任委員長だと知ったある市民が、在宅介護の厳しさを知って欲しいと声をかけてこられたのだ。今日9日午前に、その方の自宅を訪ねた。
寝たきりの母12年。定年退職した息子さんが単身で在宅介護を続けている。一人でここまでできるのか・・。そう思うほど、お宅は整然とし、臭いもまったくない。毎日入浴介助、(これのみ一時間の訪問ヘルパー使用)、排便、口腔洗浄、経管栄養、服薬、介護の詳細記録と「素人」と言いながら、知恵の積み上げで母の長寿を支えている。今のスタッフ体制では施設介護は行き届かないと見切っている。
しかし、生活は厳しい。自分のための時間は全くといっていいほどない。ストレスを感じている。当然だ。在宅介護は介護保険会計を軽減している。確かにそうだ。何らかの支援があっていいのではないかと強く、施設介護中心の介護保険制度に不満を感じている。24時間の在宅介護を支える制度改定が行われることになっているが、定額包括方式、訪問相談事業にこうした単身在宅介護を実質的に支える機能を発揮させることができるのか、懐疑的ではあった。
その方は、全国的な家族介護の会や、他自治体の先進事例、北欧の社会保障、新聞報道、関係書籍をよく読んでいて、自分が期待する動きを私にも説明してくれた。
民民契約にもとづく介護保険制度が、社会保障として厳しいところにある人々を支える制度に進化できるよう、こうした地域の現実から学んだことを反映する努力を続けたい。プライベートを隠さず公開して下さったことに心より感謝したい。