19日土曜日、4月27日からの韓国禮山郡への訪問団結団会を終え、12時から武蔵が辻のエムザ前、13:00から香林坊アトリオ前で、社民党定期街宣を行って、表題にある集会に駆けつけました。
障害者の権利条約については、3月議会の本会議質問で採りあげたこと、市議会として全会一致で早期批准を求める意見書を採択し、国会、政府に送付したことは、ここでご報告してきました。
この権利条約の理念をとりわけ教育の場で実現することを目指し、障害者の権利条約の理念の実現をめざす集会が、県教組、高教組、障害のある子の保護者でつくっている金沢つながりの会、障害のある幼児が通園するひまわり教室が共同開催しました。
歴史的に画期をなすこの条約をその国際的な議論と到達点に則って、公定訳がつくられること、その理念に沿って閣内の関連諸法律が改定されることが、これからの重要なとりくみとなります。それに向けた金沢市議会の意見書採択は、主体的な意思表明となっています。しかし、現実には、特に教育の領域で、この理念が骨抜きにされる怖れが強まっています。なぜなら、日本の教育は、「健常」とされる子どもの教育と「障害」のあるとされる子どもの教育を別の場に分けて行う「別学体制(分離教育)」で貫かれてきているからです。ここ金沢でも、今年の新一年生の就学先をめぐって、幾つかの学校で、校長と保護者が対立し、地域の学校の通常学級に就学を望む保護者が、無理解な発言と対応で苦しんだ例を聞いています。東松山市は、この就学先を指定しない相談体制に転換したことを視察報告しました。「特殊教育」から「特別支援教育」に転換し、保護者の希望を尊重する就学指導が形の上では拡大しましたが、「軽度発達障害」というあたらしい障害診断によって、新しく分けられる子どもも増えることになりました。
自然界に存在するすべての生き物はつながり合って生きている。「人間もまたそれら自然とつながり、人間同士もつながり合って生きていくのが道理である。この哲学、人間の価値について深く考察して、共に生きる教育を積み上げて欲しい。」
講師のひとり堀正嗣さんの静かだが確信をもった語りかけに、深く頷かされました。子どもたちが生きる場で実践が積み重ねられる道筋に、世界の障害者の権利条約が、日本社会を変革していく道筋が重なり合っていくと思います。私も、学校現場、地域の皆さんと、その道を一緒に歩みたい。
障害者の権利条約については、3月議会の本会議質問で採りあげたこと、市議会として全会一致で早期批准を求める意見書を採択し、国会、政府に送付したことは、ここでご報告してきました。
この権利条約の理念をとりわけ教育の場で実現することを目指し、障害者の権利条約の理念の実現をめざす集会が、県教組、高教組、障害のある子の保護者でつくっている金沢つながりの会、障害のある幼児が通園するひまわり教室が共同開催しました。
歴史的に画期をなすこの条約をその国際的な議論と到達点に則って、公定訳がつくられること、その理念に沿って閣内の関連諸法律が改定されることが、これからの重要なとりくみとなります。それに向けた金沢市議会の意見書採択は、主体的な意思表明となっています。しかし、現実には、特に教育の領域で、この理念が骨抜きにされる怖れが強まっています。なぜなら、日本の教育は、「健常」とされる子どもの教育と「障害」のあるとされる子どもの教育を別の場に分けて行う「別学体制(分離教育)」で貫かれてきているからです。ここ金沢でも、今年の新一年生の就学先をめぐって、幾つかの学校で、校長と保護者が対立し、地域の学校の通常学級に就学を望む保護者が、無理解な発言と対応で苦しんだ例を聞いています。東松山市は、この就学先を指定しない相談体制に転換したことを視察報告しました。「特殊教育」から「特別支援教育」に転換し、保護者の希望を尊重する就学指導が形の上では拡大しましたが、「軽度発達障害」というあたらしい障害診断によって、新しく分けられる子どもも増えることになりました。
自然界に存在するすべての生き物はつながり合って生きている。「人間もまたそれら自然とつながり、人間同士もつながり合って生きていくのが道理である。この哲学、人間の価値について深く考察して、共に生きる教育を積み上げて欲しい。」
講師のひとり堀正嗣さんの静かだが確信をもった語りかけに、深く頷かされました。子どもたちが生きる場で実践が積み重ねられる道筋に、世界の障害者の権利条約が、日本社会を変革していく道筋が重なり合っていくと思います。私も、学校現場、地域の皆さんと、その道を一緒に歩みたい。