子音字2つから成るパッチムを겹받침(二重パッチム)と言います。
겹받침の種類は下の10種類です。
ㄼはあとで述べますが,単語によって2通りに発音されます。
-k:ㄳ,ㄺ
-n:ㄵ,ㄶ
-l:ㄼ*,ㄽ,ㄾ,ㅀ
-m:ㄻ
-p:ㄿ,ㅄ,ㄼ*(2通りに発音される)
このようなパッチムが2つの単語は,右と左のどっちのパッチムを発音していいかわからなかったんですが,この表をみれば整理ができます。
右のパッチムを発音するか,左のパッチムを発音するかの規則があることはあるんですが,そんな規則を覚えるぐらいなら,ひとつひとつ口に出して発音を覚えたほうが賢明です。
しかし,どうしても理屈が知りたいという方もいるでしょうからその規則をお教えしましょう。
前に[-t]と発音するパッチムを列挙しましたが,2つのパッチムのうちこの[-t]と発音するパッチム,すなわちㄷ,ㅅ,ㅈ,ㅊ,ㅌ,ㅎがある場合にはこれらが脱落します。つまり前のパッチムを発音します。
2つの中に[-t]と発音するパッチムが含まれない場合,つまりㄺ,ㄻ,ㄿの3つがそうですが,例を挙げると읽다[익따],젊다[점따],읊다[읍따]のように,後ろのパッチムを発音します。
しかしㄺはㄱの前では읽고[일꼬],맑게[말께]と「-l」で発音します。
では一つずつ見て行きましょう。まず名詞として使われている겹받침はㄳ,ㄺ,ㄼ,ㄽ,ㄻ,ㅄの6つです。
ㄳが使われている単語には넋(魂)があります。
삯(賃金,報酬),몫(分け前,取り分)もそうです。
これに「が」にあたる이が付くと,넋이は[넉시],삯이は[삭시],몫이は[목시]と発音します。
次はㄺですが,すぐに思いつく単語があるでしょう?
닭ですね。
これに「が」にあたる이が付くと닭이[달기]です。
みんな[다기]と発音していますが,正式には[달기]です。
KBSのアナウンサーはきちんと正しい発音をしています。
칡(植物の葛),흙(土)も同じです。
칡이は[칠기],흙이は[흘기]と発音します。
そのほかㄺの付く名詞には산기슭(山すそ,山ろく),삵쾡이(ヤマネコ)などがあります。
ニワトリといえば,닭 잡아먹고 오리발 내민다 (ニワトリをつぶして食べておいて,アヒルの足を出す)ということわざがあります。
これは悪いことをしておいて,ばれても知らんぷりをすることのたとえです。
後半の오리발 내민다だけで「しらをきる」の意味でよく使われます。
시치미를 떼다も同じような意味ですね。
次はㄼです。このㄼは一般には「-l」の発音をしますが,밟다(踏む)という単語は[밥따]と発音する人が多いです。
名詞ですと여덟[여덜](8)がありまね。
次はㄽですが,외곬という単語1つ覚えておけばいいでしょう。
この語は외곬으로[외골스로]~(ひたむきに,一途に)という形でしか使われません。
次のㄻは語幹が-ㄹで終わる動詞の名詞形を作る時に使われます。
たとえば만들다(作る)が만듦(作ること),살다(生きる)が삶(人生,生き方)という具合です。
삶은 계란という語を「人生は卵」と訳してしまっては意味が通じませんよ。
ここで言う삶은は삶다(ゆでる)の連体形で,これは「ゆで卵」のことです。
さてお次のㅄといえば값(値段)がすぐに思い浮かびます。
같은 값이면 다홍치마. ということわざもありますし。
「どうせ買うなら赤いチマ」,つまり同じ値段のものなら,見た目のいいものをということなんでしょうね。
この場合は[가튼 갑시면]と発音します。
겹받침の種類は下の10種類です。
ㄼはあとで述べますが,単語によって2通りに発音されます。
-k:ㄳ,ㄺ
-n:ㄵ,ㄶ
-l:ㄼ*,ㄽ,ㄾ,ㅀ
-m:ㄻ
-p:ㄿ,ㅄ,ㄼ*(2通りに発音される)
このようなパッチムが2つの単語は,右と左のどっちのパッチムを発音していいかわからなかったんですが,この表をみれば整理ができます。
右のパッチムを発音するか,左のパッチムを発音するかの規則があることはあるんですが,そんな規則を覚えるぐらいなら,ひとつひとつ口に出して発音を覚えたほうが賢明です。
しかし,どうしても理屈が知りたいという方もいるでしょうからその規則をお教えしましょう。
前に[-t]と発音するパッチムを列挙しましたが,2つのパッチムのうちこの[-t]と発音するパッチム,すなわちㄷ,ㅅ,ㅈ,ㅊ,ㅌ,ㅎがある場合にはこれらが脱落します。つまり前のパッチムを発音します。
2つの中に[-t]と発音するパッチムが含まれない場合,つまりㄺ,ㄻ,ㄿの3つがそうですが,例を挙げると읽다[익따],젊다[점따],읊다[읍따]のように,後ろのパッチムを発音します。
しかしㄺはㄱの前では읽고[일꼬],맑게[말께]と「-l」で発音します。
では一つずつ見て行きましょう。まず名詞として使われている겹받침はㄳ,ㄺ,ㄼ,ㄽ,ㄻ,ㅄの6つです。
ㄳが使われている単語には넋(魂)があります。
삯(賃金,報酬),몫(分け前,取り分)もそうです。
これに「が」にあたる이が付くと,넋이は[넉시],삯이は[삭시],몫이は[목시]と発音します。
次はㄺですが,すぐに思いつく単語があるでしょう?
닭ですね。
これに「が」にあたる이が付くと닭이[달기]です。
みんな[다기]と発音していますが,正式には[달기]です。
KBSのアナウンサーはきちんと正しい発音をしています。
칡(植物の葛),흙(土)も同じです。
칡이は[칠기],흙이は[흘기]と発音します。
そのほかㄺの付く名詞には산기슭(山すそ,山ろく),삵쾡이(ヤマネコ)などがあります。
ニワトリといえば,닭 잡아먹고 오리발 내민다 (ニワトリをつぶして食べておいて,アヒルの足を出す)ということわざがあります。
これは悪いことをしておいて,ばれても知らんぷりをすることのたとえです。
後半の오리발 내민다だけで「しらをきる」の意味でよく使われます。
시치미를 떼다も同じような意味ですね。
次はㄼです。このㄼは一般には「-l」の発音をしますが,밟다(踏む)という単語は[밥따]と発音する人が多いです。
名詞ですと여덟[여덜](8)がありまね。
次はㄽですが,외곬という単語1つ覚えておけばいいでしょう。
この語は외곬으로[외골스로]~(ひたむきに,一途に)という形でしか使われません。
次のㄻは語幹が-ㄹで終わる動詞の名詞形を作る時に使われます。
たとえば만들다(作る)が만듦(作ること),살다(生きる)が삶(人生,生き方)という具合です。
삶은 계란という語を「人生は卵」と訳してしまっては意味が通じませんよ。
ここで言う삶은は삶다(ゆでる)の連体形で,これは「ゆで卵」のことです。
さてお次のㅄといえば값(値段)がすぐに思い浮かびます。
같은 값이면 다홍치마. ということわざもありますし。
「どうせ買うなら赤いチマ」,つまり同じ値段のものなら,見た目のいいものをということなんでしょうね。
この場合は[가튼 갑시면]と発音します。
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