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上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

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朝鮮時代の王様の呼び方

2022-11-19 | 歴史

朝鮮時代の王は,死後に自分の一生の評価を受け,そのときに시호(諡号(しごう)),묘호(廟号(びょうごう))と呼ばれる贈り名が付けられる。

諡号は王の功徳を称えるために与えられる称号であり,廟号は王の一生を評価して死後に決めた,종묘(宗(そう)廟(びょう))で呼ぶ呼称である〔宗廟というのは先祖,特に君主の祖先の霊をまつった殿堂〕。

つまり,太祖・正宗・太宗・世宗な どの称号が廟号である。

ふつう조(祖)は功が卓越な王に付けられる廟号で,徳が抜群な王には종(宗)が付けられる。

例えば태조(太祖)は王朝を創設したから,성조(成宗)は多くの文物制度を完成したことで付けられた名前である。

朝鮮時代中期の선조(宣祖)は,初めは선종(宣宗)といっていたが,임진 왜란(壬辰倭乱)〔文禄・慶長の役〕を戦ったという業績をふまえて선조(宣祖)という廟号に変わっ たいきさつもある。

また,연산군(燕山君),광해군(光海君)に付いている군(君)は権力争いで王位を廃されて臣下の身分に下げられたために付けられた廟号で,特に燕山君は朝鮮時代の暴君の代名詞ともなっている。

死後も王扱いになっていないので,墓も陵ではなくて,ただの「墓」である。


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