里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のキンモクセイはほぼ平年並で花数が多い

2024年10月07日 | 

我が家のキンモクセイは大木で、自宅の直ぐ側にあるため香りも強力です。
キンモクセイは秋を香りで知らせてくれる樹木です。花よりも香りで開花に気付くこともしばしば。


キンモクセイは夏から秋にかけての気象にかなり左右されるようです。
開花には年次変化があり、気候の特徴を表す指標にもなりそうなので毎年記録に留めています。
我が家のキンモクセイは樹齢50年を超えるくらいになっていると思うのですが、定かでありません。
管理の手が回らず放置していたのは問題でした。
キンモクセイは生長が早く高さが二階建ての作業場の屋根を越すほどになっています。


これまでの経験から我が家のキンモクセイの平年の満開は9月末から10月早々です。
一昨年2022年はその範囲でほぼ平年並でした。
その前年2021年は開花が早く彼岸前の9月20日には満開となりました。
昨年2023年は全く逆でかなり遅く10月10日過ぎの満開。
今年のキンモクセイは10月2、3日がピークでした。写真は一昨日のもので満開をやや過ぎ掛けています。


この数年でもキンモクセイの開花期は相当に異なります。
特徴的な年が続きましたが、今年は僅かに遅めながらもほぼ平年並の範疇と思われます。


キンモクセイの開花は気温が低いと早まり、高いと遅くなると聞きます。
今年は昨年に引き続き猛暑でした。しかし、お盆以降の天候はかなり不安定。9月は雨が多かった。
気温は高かったものの昨年ほどには開花が遅くなる天候ではなかったと言えるのでしょう。


大木なので無数に咲き、遠くからでも香りを感じます。
昨年は開花の揃いが悪く花も少なめでした。
今年は対照的に花数は遙かに多く揃いも良い。これが例年の我が家のキンモクセイです。


すでに殆どの花が満開を過ぎているようです。匂いも2、3日前がピークでした。


根元の方はこのようになっています。


正直なところ大木になったこのキンモクセイをどうしようか思案しているところです。
毎年下枝を切ることで凌いでいるものの大きくなりすぎました。
今どき、我が家への訪問者はまずこのキンモクセイを話題にします。
この時期の象徴的花木になっているので伐採してしまうのも忍びない。
秋を象徴する花の一つ彼岸花。


例年より若干遅い開花のようですが、周囲の花は殆どが枯れてきました。
我が家の石垣前のヒガンバナだけはまだ満開。

石垣の輻射熱で他よりは明らかに気温が高いために開花に影響を及ぼしていると推測されます。
こちらも秋を象徴する花の一つコスモス。


しかし、一部を除きピークは完全に過ぎ、枯れた茎葉が目立ちます。

今やコスモスは真夏のうちに満開になるのが常態化してきました。
このままなら秋桜の名の通りに秋に満開になるのは昔話となるかもしれません。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kinntilyann)
2024-10-07 11:22:03
なるほど!!!
金木犀の定点観測!!!
本日も本当に勉強になりました。
いつもありがとうございます。
それにしても…
どデカい金木犀ですね。
びっくり!!!
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Unknown (kazmelon)
2024-10-07 11:40:46
kinntilyannさんへ。
コメントありがとうございます。
キンモクセイはかなり天候の変動を反映しているようなんですよね!
イヤー大木になり過ぎて思案投げ首と言ったところです😅
いつも色んな情報楽しみにしてます👍
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