里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ウドの大木の片付け

2023年12月04日 | 山菜

図体ばかり大きくて役立たずのことを揶揄してウドの大木。
しかし、ウドにとっては大木になることが何より大事。
青々と大きく育つことで根株に養分を蓄え翌年に太い良い芽を出すのです。
春に出てきた芽を穫り尽くしたり、青々とした大木を早々に始末したのでは根株は衰弱します。
今年は気温が高く例年より黄葉も枯れ上がりも遅くなりました。
小生は山ウドが大好物。香り豊かな山ウドを食するのは春の楽しみです。
これが今年春の山ウド。


昔ながらの土盛りで軟化するため天然に近い山ウドが味わえます。
収穫した後は何本かを必ず伸ばし、翌年のために根株を養成します。
夏のうちに人の背丈をはるかに超え、2m以上に達します。
秋も深まると次第に黄葉し、その後枯れて落葉してきます。


茎が太く丈夫なウドは枯れ上がっても立ったままです。
茎の細いものは雨や風で根元から倒れやすい。
ウドは白い小さな花を沢山咲かせ、黒い実を着けます。まだそのまま残っているものがあります。


実を着けないで白いまま残っているのは雄花、黒い実になっているのが雌花で正確には両性花。
本当は花は満開になる前に切るつもりでしたが、タイミングを失しました。
と言うのは、この花にスズメバチが寄ってくることが多く危ないのです。
幸い今年はスズメバチの来訪は免れたようです。
ここまで枯れ上がれば、そろそろ翌年のためにきれいに片付けます。
茎は長く硬いので刈払い機を利用するのが最も効率的。根元から適当な長さに切断します。


そして、運び出します。すっかり片付きました。


春に盛った土は収穫が終わった後に崩して元に戻しています。
来年の芽が出る時期になれば再び盛り土します。
もう1カ所あります。


こちらは前の所から株分けしたもの。
少し勢いが悪くなっています。近くに高い立木があり午後から日陰になるからだと思います。
それと、根株が混んできたこともあるでしょう。株分けをすべきなのですが、出来ないでいます。
ウドは枯れたようでも手ではとても折れません。筋が非常に硬く刃物を用いる以外に切断は困難です。


やはり刈払い機で茎を適当な長さに切断。


残骸を運び出しました。近くの立木からは沢山の落葉が。


これでウドの大木の片付けは終了。
来春の新芽の出る時期を楽しみに待ちます。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kiriko1225)
2023-12-04 23:07:03
こんばんは
あぁ〜ウド美味しそうです

こちはではほとんど入手できないので
目だけごちそうさまです
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Unknown (kaz)
2023-12-05 07:36:32
kiriko1225さんへ。
コメントありがとうございます。
小生はウドは大好物です。
そちらでは手に入れるのは難しいですかね。
猫ちゃんたち可愛いくて癒やされますね😄
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