里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ジャガイモは独自の省力植付け

2021年03月25日 | 畑:土物類

ジャガイモの植え付けをしました。
今年も独自の省力植付け法です。
この辺りのジャガイモの植え付け適期は3月下旬から4月初めです。
品種は男爵一品種。
今年は全て購入種芋なので複数品種にしようかとも思いましたが、結局のところ一品種だけになりました。
面積は約1アール。畝幅が広く利用率も低いので実質はもっと少ない。
これまでは、半分は自家種を使っていました。
昨年のジャガイモは不作で、特に自家種が悪かったため今年は全て購入することにしました。
不作でもまだ芋が残っているところを見ると、消費が減っているということか、あるいは助っ人達が多少加減して食したか。
種芋は3週間ほど浴光しました。これは少々小粒の芋。


芽はあまり伸びていません。自家種の場合は頂芽がすごく伸びて、取り扱いに困るほどですが、北海道産の種芋は例年のごとく僅か発芽しただけです。
購入種芋は10㎏。M玉中心なので、全て2分割です。
種芋は頂芽優勢の原則にしたがって、縦切りにします。


あまり早く切る必要はなく、植付けるときに切り口が乾いていれば問題ありません。いつもは早朝に切るのですが、都合で前日の夕方に済ませておきました。


昔は切ったところに木灰を塗ったものです。さして意味のある行為ではありませんでした。即植えるのが普通だったので傷口を塞ぐのと肥料効果も期待したのかもしれません。
この畑は山砂を客土した畑で落ち葉を全面にすき込んでいます。
2週間ほど前に施肥、耕耘は終わっています。これはその時のもの。
畝間1メートルになるよう畝の中心に目印線を付けます。


約50センチ幅に元肥を散布。帯状の全層施肥です。


その後、最低速度で深くロータリー耕耘します。


植え付けです。
前日、再度ロータリー耕耘しました。少し水分が多めでした。
再び畝の中心になる位置に目印線を付けます。


そこに種芋を押し込むように置いていきます。


株間は30センチ弱。畝間を広くしているので株間は狭めです。


管理機を使って土をかけます。
畝立てロータ1連の爪を左側は外向き、右側は内向きにし、はね上げは最低にセットします。
種芋が畝の中心になるよう逆転ロータで往復し土を盛ると、細かい土で適度な覆土になります。
種芋の植え付け位置が土を盛る中心になるよう前進します。


左回りに復り、反対側の土を盛ります。


管理機往復後。覆土され畝が盛られました。


最後に、軽く鍬でならして手直しします。これでほぼ5~6センチの覆土となります。

この独自の省力植付け法を実践するようになり、従来のやり方から見ると大幅に省力となりました。
この畑は、近くに立木があるため午後の日当たりが少し悪くなりますが、一方で霜の降りる心配がありません。


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