里山悠々録

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春を告げる野草「福寿草」が咲くも

2024年03月13日 | 野山

当地で春を告げる野草と言えば福寿草。
例年、ほぼ咲き揃うのは3月早々です。早い年には2月中に咲き揃うこともあります。
福寿草は春先の気候を表す格好の指標になっています。
今年は2月20日前から咲き始めました。それまでは暖冬、20℃に達するバカ陽気の日もありました。
この様子なら2月中に咲き揃いそうと見ていたところ、一転真冬の天気に逆戻り。
ここが庭の中でも日当たりの良いところ。


しばしば降雪もあって遅々として開花は進まず、未だ咲き揃ったとまでは言えません。


最も早く咲いたものから見るとすでに20日以上経過しています。
そもそも密度が薄くなっている可能性もあるでしょうか。
数年前イノシシが侵入して傷められ大分少なくなったもののかなり復活したはずですが。
例年なら最も早く咲くのがこの置き石の側。気温が上がりやすいからです。


しかし、今年は咲き出したのは3月になってからです。例年より遅いくらいになりました。
リュウノヒゲの中に花だけが顔を出した福寿草。


これからもう少し咲いてくるとは思いますが、少々寂しい咲き具合です。


早く咲き出したところはもう花びらが散っています。このように実になったものもあります。


これほど差がついて咲くのは珍しい。
こちらは裏山の土手。


群生とまでは言えないものの纏まって生えていましたが、やはり数年前にイノシシに荒らされました。
こちらも庭先と同じ状況。


南傾斜なので日当たりの良いところは2月20日前に咲き始めました。
もともと竜のひげが群生しているため福寿草が劣勢ではあります。
それにしても早いものと遅いものの差が大きすぎます。2月下旬以降の真冬並の寒さの影響が甚だしい。
福寿草は蕾の状態で芽を出し、茎が僅か伸びたかと思うと花が咲きます。それから茎が伸び葉が展開してきます。
こちらは、花が咲いている中にすでに実になっているものがあります。


こちらも同様。


こちらは蕾からほんの咲き始め。


蕾の出始めからこれから出てくるものもありそうです。


残念ながら、今年は一斉に多くの花が咲いている姿は見られないで終わりそうです。
それでも、今年も健気に咲く福寿草を見ることができたのは嬉しい。



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