里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のソラマメは終わるのも早い

2023年06月17日 | 畑:豆類

5月末から穫り始めたソラマメ。
例年より1週間は早くから穫れ始めましたが、やはり終わるのも早いようです。


倒伏対策は土寄せをがっちりと行い横テープを2段に張った簡易な方法です。
それで最後まで問題ありませんでした。
当地方も今週初めに梅雨入り。
小雨の中収穫したので写真写りは良くありません。


ソラマメの葉も次第に黄ばみ、終盤の様相になってきました。


当地の主力品種は打越一寸ですが、我が家の品種は河内一寸。
元々3粒莢の少ない品種なので、この時期になれば殆ど2粒、1粒莢です。


それでも粒の大きいのが利点。
今年の特徴は上段まで着莢の良いこと。5、6段着莢している株が多かった。


ですから、長く穫れるのではないかと思いましたが、期待したほどではありませんでした。
この時期になると莢に錆が付きやすくなりますが、今年は意外に軽い。やはり雨が少なかったせいでしょう。


チョコレート斑点病も殆ど見られませんでしたが、ウイルス株が少し出たのが残念でした。
上段に多く着いた株は放置したままだとやはり肥大できないまま終わってしまう莢が出るようです。しかし、摘莢するのは難しい。


この程度の莢でした。


この時期になると、莢の外観より実の熟度は進んでいることが多い。
茹でた粒はお歯黒が大分黒くなっているものが多かったです。
我が家では専ら塩茹でですが、助っ人宅では天ぷらや素揚げもすると言います。
この後は、一度纏めて穫って終了としたい。
先週末は、当地方のそらまめ祭りがニュースになっていました。
当地方がソラマメの産地になったのは、昔から「終り初物」として珍重されたからです。
かつて、越冬栽培するソラマメは当県南部が北限とされました。
京浜市場に出荷されるソラマメは鹿児島から順次北上し当地方が最後。
しかし、30年余り前、当県北部で春播き栽培が始まり、当地方のソラマメは「終り初物」ではなくなりました。
さらに春播きのソラマメは北海道にまで達し、当地方がかつて「終り初物」の産地だったことを知る人も稀でしょう。



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