里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

南天に雪

2022年02月16日 | 

我が家には南天が方々にあります。
先人が植えたものが大半ですが、自然の実生から生えたものも多数あります。
「南天に雪」は絵になるので、今年はこれを撮りたいと思っていました。
ところが、残念ながら思うに任せませんでした。
日本海側は大雪になっていますが、当地方は逆に少ない。
雪の降る回数は結構あるものの降雪量、積雪量とも10センチを越えた日が1日もなく、今までのトータル降雪量は平年の半分にも達していません。
年初は度々雪が降っていたので何時でも撮れると思っているうちに実が落ちてしまいました。
それでも一応記録に留めおくことにします。結局、年初のものが大半になってしまいました。
南天は難を転ずるとする縁起物。
例年なら正月は床の間に南天を生けるのですが、今年は喪中のためそれもなし。
家前の「南天に雪」。


雪は多すぎても少なすぎても具合が悪い。難しいものです。
南天は3種あります。
最も多いのはやはり赤。
「南天に雪」も映えるのはやはり赤の南天。


純白の雪との取り合わせが、目出度さを増幅させます。
これは薄ピンクからオレンジ色の南天。これでは雪が少ない。


家裏の南天。


敢えて少し雪が溶けてから撮ってみましたが。


「南天に雪」は雪の量と南天のバランスが必要です。難しい。


これは白南天。


白南天は数が少ない。
実のボリュームも赤南天に比べるとずっと少ない。
そもそも赤南天よりも弱いのでしょう。自然増殖している南天もほとんどが赤です。
白南天と言っても純白ではなく、薄いアイボリー色。


白南天に雪は引き立たないのはやむを得ません。。
こちらは薄ピンクからオレンジ色の南天。


ちょっと見には白南天に見えますが、違います。


白南天より実が多く、丈夫です。




この南天のことを母は「ハラコナンテン」とか言っていました。
どういうことか尋ねたことがないので不明です。
生けるときは白南天より実が多いのでこちらの方が使いやすい。
こちらは石垣の南天。


これは自然の実生としか考えられません。


残念ながら雪が殆ど留まってはくれません。「南天に雪」と言うわけには行きませんでした。
雪のない時の石垣の南天。


よくもこんな所に生えたものです。




生命力に驚かされます。
このしぶとい南天にあやかって難転と行きたいもの。



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