里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

老朽化した育苗ハウスの手入れ

2021年02月18日 | 田んぼ

老朽化しているパイプハウスの手入れをしました。
これは水稲の育苗専用に使っているパイプハウス。
いつ建てたかも記憶が曖昧になるほど古く、40年にもなろうかという代物です。
近隣にこのようなタイプのパイプハウスは見られなくなりました。
我が家には、両親が健在の頃、数棟のパイプハウスがありましたが、老朽化したので、それを徐々に解体しました。
その中の一部の使えるパイプで、すべてこのような2本のダブルの支柱にしました。老朽化しているとはいえ2本にすることで大幅に強度は増します。また、筋交いをし、パイプどうしを針金で縛って強化を図りました。
ただ、大雪や強風被害のリスクを避け、被覆のビニールを長持ちさせるため水稲育苗だけの限定使用です。


昨年育苗に使った後も黒マルチは張ったまま、地面も極力動かさないようにしています。そうすることで、均平が保たれ雑草も抑えられるので、今年プール育苗をする時に、あまり手を加える必要がなくて済みます。
例年、この時期に点検をして補修するのが大事な仕事。
まず、針金の締め直し。


補強杭の点検。


被覆ビニール抑えのマイカー線を止める足場用パイプの点検。
パイプを動かないようにする杭は、山から切り出した栗の木を利用しています。
栗の木の杭は強いですが、次第に腐るのはやむを得ません。

何本か交換する必要があります。


弱っている杭を新しいものに交換します。


杭を打ち込みます。


太い針金で縛ります。


こちらも新しい杭と交換しました。


同様に数本を交換しました。


市販の鉄製の補強杭もありますが、里山の栗材の方が強く抜けにくい。何より里山資源の有効活用で材料費はかかりません。
ただし、使う人間の方も老朽化しているので、どちらが先に使えなくなるかといったところか。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大事な補強ですね。 (bluesky)
2021-02-20 20:24:26
お疲れ様です。
ハウスの補強は、大事な作業ですね。
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Unknown (kaz)
2021-02-21 17:37:49
blueskyさんへ
コメントありがとうございます。
地味な仕事ですが、欠かせない作業です。
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