里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

イネの生育は順調、雑草の刈り払いを進める

2023年06月07日 | 田んぼ

田植えをしてほぼ1ヵ月。イネの生育は順調です。


当地、5月は総じて気温が高く雨が少ない天候でした。
田んぼのイネは植付け直後によく見られる葉の変色なども殆どなく活着は良好。
降水量が少なく雨水が供給されないため水管理には気を遣いました。
茎の分けつも順調に始まっています。すでに1株の茎数は10本を越えてきました。


最終の1株茎数は25本が目安。
先は長く何事もなく平穏な天候で終始することはあり得ません。
特に当地方では常にヤマセによる低温が問題となります。
このように初期の生育が順調で、それがかえって徒になったことは何度も経験しています。


田んぼの仕事は地味な作業が多い。当たり前のことを黙々とこなしていくしかないのです。
当面の作業は雑草の刈り払い。


5月20日過ぎから徐々に進めてきました。


刈り払いの作業は年に3回が普通。丁寧にやるなら4回です。
田植え直後からやれば草が伸びていないので作業は楽ですが、年4回刈るようになります。
当地のような里山では平野部に比べ刈り払い面積が何倍にもなります。
このような大きな土手が沢山あるからです。


終日はやれないので正味半日程度として1週間は見込んでいます。
但し作業は雨天でもやります。草は濡れていた方がかえって切れ味が良い。
この程度の土手なら可愛いもの。


楽勝です。


幹線道路の法面も容易でありません。そもそもは自治体が管理すべきものではあります。
都会なら住民が苦情を言うだけで済むでしょうが、この辺りでは側の田んぼの所有者が刈り払うのが暗黙の了解事項。
側に農地がないところは集落の共同作業で行います。
この程度の法面なら大したことはありません。


刈り払いました。


しかし、このくらいになると大変。


小生は除草剤もそれなりに利用します。まず電気柵の直下。


イノシシが出没するようになって10年余り。昔は全く必要のないものでした。
約750mはあり、刈り払いを頻繁にやる必要がある上、作業がやりにくい。
下草の管理が大変なので幅30㎝程度に除草剤を使っています。
コンクリート側溝のすぐ側も刈り払いがやりにくいので除草剤を利用します。


500CCの除草剤1本で10a程度の除草が可能。何種かあるので特徴を把握して使います。
そして、傾斜が急で大きな土手や幹線道路の大きな法面は負担が大きい。
しかし、このような所には除草剤は使えません。雑草を枯らすと大雨で崩れてしまいます。
そこで利用しているのがこの抑草剤。


草を枯らさず伸びを抑えます。少々価格が高いものの十分効果があります。
散布するのも結構大変ですが、時間は大幅に短縮できます。
除草剤や抑草剤を利用するのは全体の2割程度でしょうか。
しかし、感覚的には作業が半分くらいになったイメージです。5月中頃に散布は終えています。
但し抑草剤の利用は今回だけ。夏場の2回目は害虫対策に全ての雑草を刈り払う必要があります。
何はともあれ今年1回目の刈り払い作業はほぼ終了。残りは屋敷周りの刈り払い程度です。



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2 コメント

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Unknown (aosemanon)
2023-06-07 11:22:48
いつも感心して読ませてもらってます
雑草刈ひとつ取ってみても大変な作業ですね
素人には真似が出来ない
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Unknown (kaz)
2023-06-07 11:44:37
aosemanonさんへ。
コメントありがとうございます。
そうですね、なかなか大変です。
慣れないと難しいかもしれませんね。
小生若かりし頃の楽曲を懐かしく拝見しています。
洋楽もまたいいものです👍
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