里山悠々録

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曲がりネギの収穫

2022年02月11日 | 畑:葉菜類

心配した夕べの雪も当地は大したことなく終わりました。
雪が振る前にと、曲がりネギを収穫したところです。
正確には曲がりネギ風と言うべきでしょうか。
これは普通の長ネギ。10月から収穫しています。


厳寒で外葉も垂れたり枯れたりしていますが、甘味、旨みが増し美味しい。
11月下旬に最終の土寄せした後は、何もしていません。


土寄せが限界まで達し、分岐部まで完全に軟白するのが難しくなりました。


そこで、11月末に一部を曲がりネギすることを試みました。
ですから時期も遅く、あくまで曲がりネギ風ではあります。
今冬は厳寒でネギの生長も遅く、どのくらい曲がりネギ風になるかと思っていました。
それでも、さすがに2ヵ月以上経つので、それらしい姿にはなってきました。


当初、ネギを斜めに寝かせて植え付けます。この作業は「ヤトイ」と呼ばれています。
ネギは生長するとともに葉が垂直に伸び立ってきます。


したがって、次第に湾曲してくることになります。
土寄せは斜めに植えられているので容易。ですから軟白も確実にできるというわけです。


実際には、ヤトイが遅く厳寒期のためあまり伸びず、その後の土寄せは一度しただけです。
左の長ネギ畝と比べると、こんな風になっています。


収穫してみました。取り出しは容易です。


それらしい姿になっています。


曲がりの程度はまずまずのような気がします。
ただし、本当の曲がりネギはもっと立派です。ですからこれはあくまで曲がりネギ風。


泥皮を剥いでみました。


長ネギと比べてみます。曲がりの具合が分りやすいでしょう。


長ネギの方も、今では青味が大分とれ軟白が進んではいます。
当地方では「曲がりネギ」は旨いネギの代名詞となっています。
曲がるときにネギにストレスがかかって軟らかくなり、甘味も増すと言われます。
土壌条件の悪さを克服し、栽培技術を確立した先人の知恵は素晴らしい。



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