里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」の種を少し早めに播く

2023年09月07日 | 畑:土物類

3日ほど前にタマネギの種播きをしました。
少々遅れましたが、小生にとっては結構大事なことなのでここに記します。
今年も品種はタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」。


僅かだけカネコ種苗の早生品種「錦毬(きんきゅう)」を試しに播いてみました。
昔は2、3品種播いていましたが、ここしばらく「ネオアース」1品種だけです。
今年は極早生種を少し播いてみようかと思ったものの馴染みの店にあったのは早生種のみ。
と言うのは4月から5月にかけ1ヵ月くらいが端境期になるからです。あまり期待はできないでしょう。
当地方のタマネギマルチ栽培の種播き適期は9月上旬。
我が家ではずっと9月6~8日が基本。天候の関係でずれても2、3日までになるようにしています。
今年は早播きのギリギリと言ったところになったのでやや不安。
播種期が重要なのは、タマネギは冬越し時の苗の大きさが問題になるからです。
大き過ぎれば低温に感応しやすくとう立ちの心配が、小さ過ぎれば玉の肥大が悪くなります。
つまりは種播きや植付けの時期が大事になってくると言うわけです。
今年の夏のように天候は想定を超えるような年もあり、天候が生育を左右することは間違いありません。
しかし、それはしょうがないこと。予測すること自体が無理というものです。
近頃はセル苗を作る方も多くなっていますが、我が家は昔ながらのやり方です。
苗床は半月以上前に苦土石灰、有機肥料を施用し耕耘、10日ほど前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布します。
管理機の逆転ローターで耕耘を兼ね土を盛ります。


鍬でならしてかまぼこ形のベットに仕上げます。


数センチ間隔に播き溝を付けます。


小生は大概がバラ播きですが、さすがに苗床はすじ播きです。


極力間引きの必要がないよう薄蒔きにします。
よく分らないかもしれませんが、小さい黒ゴマのようなのが種です。


指で播き溝を埋めて薄く覆土し、鍬で軽く鎮圧。


もみ殻を掛けます。


雨に打たれて土が固まるのを抑えるためです。頻繁な灌水でも固まりやすい。
昨年くん炭からもみ殻に変えてみましたが、問題ないようです。
灌水し、不織布をトンネル掛けして終了。


中晩生品種の「ネオアース」は高品質で貯蔵性抜群。小生は信奉者と言って良いかもしれません。
ほぼ1年間、この品種で賄います。
ここ2作は生育も収穫物も納得の出来だったので、今作もそう願いたいもの。
昨日は大雨となりましたが、被害までには至らなかったのは幸い。もう雨は十分です。


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