里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ハクサイの冬囲いをする

2021年12月20日 | 畑:葉菜類

ハクサイの冬囲いをしました。
8月24日に直播きしたもの。
品種は、トーホク種苗の中晩生種「郷秋85日」。
初めのうちは生育に大分バラツキがあったものの、もう殆ど分りません。


8、9月は天候が安定しませんでしたが、その後は好天で生育が進みました。
すでに今月半ばくらいには殆どが完全結球しています。


畝間が1メートルと広いので、大球になりすぎないよう株間を狭くしました。
しかし、好天と相俟って何れも大球です。


4キロ級の特大球になっているものも。


今年は何処のもこのような大球になっているのでしょう。市況は低迷しています。
外葉は青々とし、大きく勢いが良い。
それでも、さすがにここにきて、冷え込みが厳しくなってきました。
囲いにする時期です。囲い用は2畝。1畝に20数株あります。
囲う方法は2通り。何れもこの辺りで一般的に行われている方法です。
1畝は外葉を縛って畑に置いたままにします。
助っ人が縛りました。


パリッとした葉を強く縛ったので葉が少し破れています。


それでも外葉が大きく枚数も多いので問題ありません。


結球部は十分に包むことが出来たので、多少外葉が凍害で枯れても大丈夫でしょう。


この後、さらに不織布で覆います。
この方法は、簡便でやりやすい。
ただし、寒冷地のこの辺りでは極低温に見舞われると凍害のリスクがあります。
また、結球内は少しずつ花芽が生長するので、春まで放置すると割れてきます。
2月には中に取り込む必要があります。
1畝は作業場の中に取り込んで貯蔵します。
これも助っ人がやってくれました。
少し乾かした後、外葉を数枚残して新聞紙で包みます。


逆さに立てます。こうすると芯が生長しにくい言われます


きっちりと寄せます。この後、覆いをして完了です


形の悪いものや小振りのものは、早めに消費するようそのまま残したようです。


寒冷地では、この方法が天候の影響を受けないので、最も確実な方法です。
水分は徐々に抜けていきますが、殆ど問題になりません。
注意する点は外葉をしっかり付けて包むこと。


外葉を剥いてしまって包むのはよくありません。
利用するときに外葉を外せば鮮度の良い状態が保たれます。
昔は大半この方法でしたが、手間が掛かりスペースが必要なのが難点。
こちらは早生種の「郷秋60日」。


10月20日くらいから穫り始めましたが、まだ残っています。


寒さで多少は変色していますが、何の問題もありません。


なかなか消費の方が進みません。この分はこのままの状態で収穫を続けます。
穫ってみました。早生種ながらずっしりと重い。


切ってみました。

ぎっしりと詰まっています。
黄芯系特有の黄色の葉が表面近くまで達しています。
やはり美味しそうに見えるので、今や黄芯系全盛なのも頷けます。




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