里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水稲の種籾の水漬けを開始

2024年03月24日 | 田んぼ

前日から行ってきた種籾の種子消毒2日目。24時間で完了です。

覆いを外します。


引き上げてしばしそのまま置き、滴る薬液を切ります。


その後に数時間風乾します。
使用書では風乾しなくても問題ないことになっていますが、我が家では昔から行っています。
薬剤を定着させるためもありますが、直ちに水漬けするとすぐ水が汚れてしまいます。
風乾は、風通しの良い日陰に一輪車に乗せたまま置いておきます。


風乾後、水漬けを開始します。


発芽を良くするため水漬けは必須で、目安は2週間ほど。
「ひとめぼれ」は発芽しにくいので水漬け期間は長めにとった方が安心です。


種籾消毒の効果を安定させるため最初の3~4日は水の交換はしません。
その後は2、3日ごとに水を交換します。
資材も高騰し、我が家のような小規模生産では出荷量も僅かでとても採算がとれません。
モチベーションも落ちようというものですが、郎党ほかにも我が家の米を欲する方がいるので作り続けます。


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2 コメント

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Unknown (コージー大阪)
2024-03-24 09:07:25
お早う御座います♪

とても勉強になります♪
🙇‍♂
銘柄に応じて微調整するのですね~
しかし、発芽条件が2週間,水につける事とは〜
生命のスイッチって不思議です♪

大手新聞社勤務⇨社会系大学教授だった父親から教わりました。
麦は粗放農業でも可能で、稲作,特に水耕栽培はとても手間暇が必要で難しいと〜
でも耕地面積当たりのカロリーは高い。
雨が豊かな日本に向いている農作物だから日本は稲作文化になったと聞いています。
また水を引く事に起因する事によって連作による悪影響がとても少ない。
でも父親も稲作は経験が無いので、
(戦後の食料難経験者なので、さつまいも(大量に),じゃがいも,きゅうり,トマト,なす,サンド豆,大根 ,そら豆,麦,無花果等は育てた事があり、 私も家庭菜園を手伝った事があります。
稲作に関しては表面の理屈しか知らないので、実際に農業をされている方の詳細な経験は,とても勉強&参考になります。
ありがとうございます🙇‍♂
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Unknown (kaz)
2024-03-24 13:31:42
コージー大阪さんへ。
コメントありがとうございます。
水漬けは水温でも異なります。温かければ短くてよいので西日本では日数は少なくなるでしょう。
ただ、水温は低めで日数をかけた方が発芽は揃うとされています。
お父上のおっしゃる通り梅雨のあることで稲作文化が日本に定着し、水を張ることが連作障害を回避すると言われていますね。
大した経験ではありませんが参考になるようなことがあれば幸いです😊
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