里山悠々録

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廃材パイプを利用したピーマンの簡易な誘引整枝法

2021年06月28日 | 畑:果菜類

ピーマンは1番果がようやく肥大してきました。
植付け時には花芽が殆ど見えない苗だったので、このくらいになれば上々。


一番の問題はウイルスですが、生育のバラツキはあるものの今のところウイルス症状の出ている株はありません。


ここまでピーマンの支柱は1本だけ立て誘引していました。
これから枝が伸びてくると垂れ下がり、枝折れしやすくなります。
ピーマンの誘引法も様々試行した結果、ナスと同様の現在の簡易な方法に至っています。
資材は、全て古いパイプハウスを解体した時の廃材。
畝に沿ってピーマンの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。支柱は上の方を少し広げます。


それに直管パイプをフックバンドで止めます。
フックバンドは完全に止めず、簡単に動く状態にしておきます。


枝が伸びるのに合わせ、この直管パイプを上げていくことで枝の垂れ下がりを防ぎます。
横パイプはフックバンドを外すことなく下から軽く叩くだけで簡単に上がります。
枝はパイプに誘引止めしません。
枝がパイプに密着することで誘引止めしなくても殆ど問題ありません。
時に枝折れなどもありますが、ピーマンは分枝が多いので気にしません。
ピーマンは花芽が着くごとに枝が2本に分枝します。
ねずみ算式に枝が増えていくので放置すると枝葉が混んできます。


枝葉が混んでくると光線の透過が悪くなるので整枝が必要になります。
整枝法は簡便な「ふところ枝」の整理です。
「ふところ枝」とは株の内側の方に向かって伸びた枝のこと。
「ふところ枝」を整理すると日光が株全体に入るようになり、実の太りが良くなります。
株を上からのぞき込むと、「ふところ枝」の込み具合が分りやすい


株の中心に向かっている枝を間引きました。
株の中心が透けて見えるようになります。


最初の「ふところ枝」の整理が終わりました。


これから、生長とともに横パイプを上げ、「ふところ枝」の整理を行っていきます。
1番果を収穫しました。

品種の「京みどり」は果形が長めで収穫初めは特に縦皺が多く出ます。
軟らかいのがこのピーマンの特徴。


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