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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水稲の種籾水漬けを開始

2025年03月23日 | 田んぼ

前日から行ってきた種籾の種子消毒は24時間で処理完了です。


古ビニールの覆いを外します。


そのままだと薬液が滴るので、引き上げてしばしそのまま置き薬液を切ります。


使用書ではすぐ水漬けを開始して良いことになっていますが、我が家ではこの後、数時間風乾しています。
直ちに水漬けすると水が汚れてしまいます。また薬剤が確実に定着することも期待です。
風乾は、風通しの良い日陰に一輪車に乗せたまま置くだけです。


風乾後、水漬け開始です。


発芽を良くするため水漬けは必ずやらなければなりません。目安は2週間ほど。
「ひとめぼれ」は発芽しにくいので水漬け期間は長めの方が良いと言われています。


この後は2、3日ごとに水を交換します。
但し、種籾消毒の効果を安定させるため最初の3~4日は水の交換はしません。
昨秋からコメの価格高騰が話題になっています。
末端価格で倍近くになっているというのですから生産者にとっても想定外のことです。
資材も高騰し、刈り取り作業を委託する我が家のような小規模生産はとても採算がとれず赤字覚悟でした。
モチベーションも落ちるところまで落ちてはいましたが、環境保全と我が家の米を欲する人のために作り続けてきました。
価格は高いほど良いなどとは全く考えていません。生産費が確保できる価格が望みです。