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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

長ネギを曲りネギ風にするヤトイ

2024年12月14日 | 畑:葉菜類

長ネギが一段と充実、厳寒期に向け正に旬といえる時期になりました。


しかしながら、収穫の進度は少々遅れています。
長ネギは畝間を十分にとっているので土寄せが出来てはいるもののこれが限界です。
冬期間でもネギは次第に生長するため分岐部まで完全に軟白するのは困難です。
そこで今年も一部を曲がりネギ風に仕上げてみることにしました。
すでに穫り終わったスペースを利用します。


この時期ではさすがに遅く、本来の曲りネギの作り方とは違います。ですからあくまで曲りネギ風です。
当県伝統の「仙台曲がりねぎ」は仙台市の余目地区が発祥。
ネギを真っ直ぐに伸ばさず、あえて湾曲させるので「曲がりネギ」と呼ばれます。
地下水が高い悪条件を克服するため「ヤトイ」という作業を行い長い軟白部を作るのが特徴です。
軟白を作る時期にネギを一端掘り上げ寝かせて植え替え、土を盛ります。
寝かせたネギが生長し軟白を作りながら伸びる時に曲がりが生じるのです。
そして曲がるときにネギにストレスが掛かり軟らかく甘味も増すため旨いネギになるとされます。
当地のような粘土質で湿害の起こりやすいところでも行われていましたが、今は長ネギが主流。
長ネギを作るのに機械が利用でき「ヤトイ」の手間が掛からないためです。
本来の曲がりネギは本格的に軟白を始める時にヤトイの作業をします。
今回のように長ネギの軟白が進んだ後にヤトイをするということはありません。あくまで曲りネギ風です。
穫り終わった畝のすぐ側の畝のネギをヤトイます。


ネギを一旦掘り上げます。


植え替えする溝はすでにネギの収穫の終わった所を利用します。


ここにネギを並べるためにごく緩い傾斜になるように均しながら植え溝を作ります。


そこに一旦掘り上げたネギを寝かせて並べます。手前側が掘り上げた畝。


反対側から見るとこのようになります。向い側が掘り上げた畝です。


ネギの分岐部まで土を数センチの厚さに覆土します。


真横から。覆土は右側のネギを掘り上げた畝の土を利用します。


斜め後ろから。この後、生長するに従い葉は垂直に伸びてきます。


茎が伸びてきたら、そこに土を盛っていきます。寝かせているので容易に土が盛れる訳です。
ネギは湾曲しながら伸び軟白が長くなります。
また、防寒の効果もあるので厳冬になった場合は傷みが軽減されます。
但し、この曲りネギ風は軟白が充実する反面、根を掘り返すのでかえって茎が細くなったりねぎ坊主の出来るのが早まったりするリスクもあります。


長ネギの旬

2024年12月13日 | 畑:葉菜類

長ネギは太さや軟白が一段と充実し穫り頃になってきました。
気温下がって美味しくなり、正に旬と言って良い時期になりました。


今年は畝間を広くし10月半ばに4回目の土寄せ。
さらに11月半ばには鍬で追加の土寄せを行って軟白の充実を図ってきました。


品種はホワイトスター。
今年は夏の日照りからその後の天候も不安定ながらまずまずの生育が確保できました。
9月中から抜き取り収穫を開始、11月早々からは一方向から収穫しています。
スタートは少し遅れたものの昨年並の姿になっていると思います。


やはり植付け時にたっぷりと敷き藁をしたことが日照り対策に奏功しているようです。
長ネギで一番問題となるのは軟白。
昔は白根(軟白部分)40㎝の長ネギを穫ることを目標に深い溝に植付けていました。
今は湿害防止を最優先に植付け溝は浅くしていますが、畝間を120㎝と広くしています。
そのため土寄せを十分やれているのでまずまずの長ネギが出来ていると思います。


但し、収穫の進度は遅れており、まだ1/3くらいしか進んでいません。


通常は管理機で4回目の土寄せををすれば、それで終了です。
鍬での追加の土寄せは昨年それなりの効果があったとみて、今年もやってみました。


1ヵ月ほどで丈も太さも一回り生長していると感じます。


11月下旬にはしばしば降霜があり氷点下の日も何度か。昨年は著しい暖冬でしたが、今年は少々違うようです。
厳寒期に入ればネギは一層美味しくなります。
穫ってみました。


調製してみます。


一ヶ月前とは長さ、太さ、軟白とも確実に充実してきたのが分ります。
軟白は若干あまいながら何れも40㎝級になっています。これからさらに良くなるでしょう。

メインのホウレンソウを穫り始める

2024年12月09日 | 畑:葉菜類

今年の秋冬ホウレンソウは4回に播いています。
昨年は暖冬で生育が著しく進み、大きくなりすぎ困ったので、今年は全体的に遅らせました。
1回目のホウレンソウは10月早々に播き、11月半ばから穫り始めほぼ穫り終えました。
一部がこのように大株になり残っているものがあります。


穫り頃になってきました。想定では2ヵ月後の穫り始めですから、少し早い。


品種はサカタのタネのクロノス。
葉色が濃く葉肉が厚いのが特徴。近年では一番多く作っています。
バラ播きで、基本間引きはしないので薄播きです。
かなりのごろ土でしたが、ほどよい発芽になりました。極端な薄い厚いはありません。


クロノスらしい濃緑で肉厚なホウレンソウになっています。


一番のピークの目標は12月下旬から1月上旬あたりですから若干早いか。
それでも昨年に比べるとまずまずと言って良さそうです。


気温も昨年のように高くはなっていないので想定範囲内の生育です。
これから厳寒期を迎え生育が抑えられ伸びが鈍くなることを想定しています。


これが助っ人が穫ったホウレンソウ。


まだ一方向からの収穫ではなく伸びの早いところから間引くように穫っています。
この程度に株間が広がれば徒長も抑えられるでしょう。


これが3回目のホウレンソウ。


10月25日の種播き。品種は同じくクロノス
1月半ば以降の厳寒期の収穫を想定。寒締めホウレンソウとして収穫しようかと考えています。
昨年は大幅に生育が進みましたが、今年は概ね想定範囲の姿になっています。
これが最終4回目のホウレンソウ。


11月3日の種播き。品種は同じくクロノス。
2、3月の収穫を目安に播いています。これも昨年より遅らせました。
昨年は最終のホウレンソウも生育が進みましたが、今年はまずまずか。
当地では、厳寒期に向かうこの時期の種播きだと収穫まで100日は要するのが普通です。
この後、不織布をべた掛けしますが、掛け始めは気温と生育状態を見ながら決めたいと思います。
現在の生育状況なら12月20日くらいからの被覆で良さそうです。
ホウレンソウは11月から6月まで秋、冬、春と連続の収穫を目指しています。


春キャベツに追肥と土寄せ

2024年12月05日 | 畑:葉菜類

越冬前の春キャベツに追肥と土寄せを行いました。
品種は昔から変わらず「金系201」。
種播き10月7日と例年より遅く、植付けが11月1日。
苗は小さく生育もバラついていましたが、早めに植付けてしまいました。
それでもタイミング良く降雨があり活着はよく欠株はありません。


例年に比べると小振りながら概ね良好な生育になっています。


近年はやや生育が進みすぎた姿で越冬するケースが多いので、このくらいが丁度と思われます。
気温が高い傾向が続いていましたが、11月下旬になり複数回霜が降り、気温がー2℃まで下がる日がありました。
その後、再び気温が高めになってはいますが、越冬前の土寄せするタイミングです。


まずは追肥。
昨年は生育が進んでいたため追肥を控えました。大株で越冬するとトウ立ちするリスクが高まるからです。
今年はこの程度の姿なら追肥をして問題ないと判断しました。
畝の両肩に速効性肥料を施します。


次に土寄せ。
土の状態もまずまずなので管理機は使わず鍬だけで行いました。


春キャベツは特に防寒対策は行いません。土寄せが越冬対策になります。
越冬時に問題になるのは気温よりもむしろ強い西風。
根元がぐらつくとダメージを受けます。根元までしっかりと土を寄せます。
南北の畝なので、西風からキャベツの芯を守るように特に西側の土をしっかりと盛ります。
手前方向が西側。


根元の葉が少し東に倒れるくらいの感じに土寄せします。
切りわらや落ち葉も構わず一緒に寄せてしまいます。
左方向が西側。


これまでも覆いをするなどの対応をしたことはありません。
これで追肥土寄せの作業は終了、越冬の準備はできました。


近年暖冬傾向で春キャベツの収穫始めは4月半ばになることが多いですが、目安は4月20日頃です。
こちらは盛んに収穫中の秋キャベツ。


品種は「あまいキャベツあまみさき」。
大玉になり甘味も増してきました。収穫は年を跨ぐことになりそうです。
こちらは冬キャベツ。


品種は「寒玉キャベツ」。
ほぼ想定したような生育になっています。
年内中に完全結球するものもあるかもしれませんが、収穫開始は年明け。
寒玉キャベツと言えども結球が進み過ぎると凍害を受けるリスクはあるので、急ぎません。
秋キャベツ、冬キャベツ、春キャベツと10月半ばから6月半ばくらいまでの連続収穫が目標です。



秋キャベツ「あまいキャベツあまみさき」を穫る、姿良し

2024年12月03日 | 畑:葉菜類

秋キャベツ「あまいキャベツあまみさき」の2回目を穫り始めました。
今年の秋キャベツは苗が不調で2回に植付けることになってしまいました。
1回目の秋キャベツは少しだけ作ったトーホク種苗の極早生「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」を10月20日前から穫り始めました。
次いで11月早々からは「あまいキャベツあまみさき」を穫り始め全て穫り終えました。
「あまいキャベツ愛心」は小玉で腐敗も少し出ましたが、「あまいキャベツあまみさき」は概ね良好。
そして、引き続き穫り始めたのが追加で播いた2回目の「あまいキャベツあまみさき」。


種播きが8月2日、植え付け8月27日。追肥土寄せが9月25日。
この品種は旺盛で大玉になりますが、外葉が大きくがやや垂れるのが欠点です。
しかし、今年は比較的引き締まって姿良しです。


この作型なら腐敗の出る心配はまずありません。
昨年はハイマダラノメイガ(シンクイムシ)によると見られる芯止まりが少しありました。
今年は初期に防除したので発生は見られません。
すでに殆どの株が完全結球しており、肥大も良好です。


揃いもまずまず、欠株もありません。


「あまいキャベツ愛心」ほどに早穫りは出来ませんが大玉で腐敗も出ないので安定しています。


穫ってみます。


完全結球しており、重さは2㎏程度です。
今年の「あまいキャベツあまみさき」は名前のとおり甘く軟らか、加えて姿良しです。
年内に穫り切るのは難しいでしょう。しかし、裂球の心配もなさそうです。
こちらは冬キャベツ。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。
概ね想定した生育になっています。


年明け以降の収穫になるので急ぎません。
春先まで穫る予定で結球が進みすぎると凍害が多少心配になります。
こちらは春キャベツ。


タキイ種苗の「金系201」。
小さな苗を植付けましたが、欠株もなくまずまずの生育となっています。


ところで、今年はキャベツが高いと話題になっています。
確かにスーパーなどを覗くとごく小玉のキャベツでも結構な値段です。
例年なら11、2月と言うと最も値下がりするリスクが高いのですが、どういうことでしょう。
我が家で見ると10月は腐敗も出ましたが、その後は特に問題なく順調に収穫しています。
主産地では9、10月の高温と雨が問題だったということなのか。病害虫の発生についても知りたいところです。