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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

縮み雪菜とチンゲンサイが大株になってきた

2025年01月06日 | 畑:葉菜類

縮み雪菜とチンゲンサイが大株になってきました。
これが縮み雪菜。


バラ播きしたものを間引きし、11月10日頃から抜き取り収穫をしながら間隔を広げてきました。
すでにかなり収穫しています。
しかし、穫ればすぐ葉が広がり覆い尽くすため一見収穫したようには見えません。


目標の最終株間30㎝に達しているものが多くなっているはずです。
それでもまだ狭いところはあり、収穫の方が追いついていないことは確か。


我が家では冬の葉物として長らくターサイを作ってきましたが、昨年から縮み雪菜に絞り込みました。
そもそも縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われており、似ています。
しかし、この時期になると姿はかなり違ったものになります。
縮み雪菜はその名のとおり葉に細かい縮みが沢山出ます。


ターサイも縮みは出ますが、これほど細かい縮みは出ません。
そして、ターサイはこの時期には地べたにベッタリと広がります。
ターサイが流通過程で定着しなかったのはその姿にもあります。
縮み雪菜はそれほどではなく葉がやや長めで立っています。
また、ターサイは厳寒期になると葉に艶がなくなってきますが、ターサイは濃緑で艶があります。
そのため見栄えが良くいかにも栄養豊富で美味しそうに見えます。


1株穫ってみます。


大株になってきたためすごいボリュームです。


大株になったからと言って食味にさしたる影響はありません。肉厚で旨味は増しています。
もっともこの大きさで店に並ぶことはなく、ずっと小さいうちに2、3株にしての商品です。
こちらはチンゲンサイ。


穫り始めは縮み雪菜と同様。
さすがに縮み雪菜ほど大柄ではないので収穫が進んだ感はあります。
株間が広がり大株になっています。


それでもまだまだ残っている株は多い。


もともと縮み雪菜のような濃緑色ではなく明緑色ですが、低温に当たり少し黄ばんできました。


縮み雪菜に比べると耐寒性は劣ります。さらに強い低温に当たれば凍害を起こします。
穫ってみました。


ずっしりとした重みを感じるくらいになりました。ボリューム十分で、甘味は増しています。


小生は縮み雪菜の方が好みですが、この時期のチンゲンサイは美味しい。
チンゲンサイは縮み雪菜よりずっと以前から定着しています。その点同じ中国野菜のターサイとは対照的。
もっともこんな大株で店に並ぶことはなく、自家用でしか味わえません。



冬キャベツ順調も未だ秋キャベツを穫り続ける

2025年01月05日 | 畑:葉菜類

いよいよ厳寒期に向かっていますが、未だ秋キャベツを穫り続けています。


暖冬だった昨年の今頃と違い今年は寒くなっています。
と言っても最低気温がー2、3℃程度で例年並といったところ。
酷寒となれば当地方では連続ー5℃以下の日が続くことも多い。
今畑には秋キャベツ、冬キャベツ、春キャベツの3種があります。
時期的には冬キャベツの季節になっていますが、秋キャベツが大分残っています。


品種はトーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」。
追加で播いた2回目の秋キャベツながら欠株もなく肥大も良好。
すでに穫り始めて1ヶ月を経過し、何れも大玉になっています
この品種は外葉が大きくがやや垂れぎみになるのですが、今年は比較的引き締まった姿です。


しかし、秋キャベツですから当然ながら低温には弱い。
0℃前後なら問題ないものの氷点下の日が連続すれば葉は凍ってきます。
特に急激な強い低温に見舞われれば凍り付いて腐敗してきます。
一方耐寒性も次第に付いてくるためー2、3℃程度なら表面の2、3枚が凍害を受ける程度で済みます。
今がその状態です。


よく見るといったん凍り日中気温が上がってくると溶けます。
これを繰り返せば変色し腐るでしょうが、当分は大丈夫に見えます。
重さは何れも2㎏を超えているものが多い。
これを穫ってみます。


表面が凍った跡が分かります。


外葉も含め3枚剥いでみました。綺麗な状態で問題ありません。


食味は非常に良い。低温に逢って甘みも増しています。
凍害が酷くならない限りは穫り続けます。
これが冬キャベツ。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。
生育は順調。8分結球程度からすでに完全結球したものまであります。
穫り始めて良い玉も多くなっていますが、まずは秋キャベツを穫る方が先決です。
この品種は雪中甘藍としても穫れる品種ながら今冬は未だ積雪カウントゼロ。
春先まで穫り続けるので急ぐ必要はありません。
但し、例年のこの品種の姿と様相が違うような気がします。


穫り始めるまでもう少し観察を続けたいと思います。
こちらは春キャベツ。


品種は「金系201」。
収穫の目安は4月20日頃で、早い年なら4月半ば。
追肥土寄せして1ヶ月ほど。生育は順調で想定した範囲です。


昨秋からキャベツが高いと話題になっていますが、我が家ではむしろ出来は良い方です。
原因がイマイチしっくりときません。夏の高温の影響がそれほど長く続くとも思えません。
何か根本的な原因があるような気がするのですが。


レタス類3種を穫り続ける

2024年12月26日 | 畑:葉菜類

レタス類はサニーレタス、グリーンリーフレタスそして玉レタスの3種作っています。。
何れも冷蔵庫の野菜室で芽出しした後9月早々に直播きしました。
今年は何れも発芽、生育とも良好です。
凍害を防止するため12月半ばから不織布をべた掛けしています。


これがサニーレタス。


10月20日頃から間引きを兼ね収穫を開始し、穫り続けています。
不織布を掛ける前にかなり強い霜が降りたものの問題はありません。


異常な暖冬だった昨年と違い今年は気温が低いですが、これが普通でしょう。
サニーレタスは凍害を受けると葉が変色してシンナリしてきます。
急激な低温に逢うのが一番悪く、徐々に気温が下がる分には次第に抵抗性が付いてくるようです。
大株になり、茎が少し伸び出しました。


収穫するたびに隙間が埋まってくるため、未だ全体が覆われています。
茎が伸びたものは茎を少し切り下葉を整理すれば問題なく利用できます。
1株でボリューム十分になりました。


これがグリーンリーフレタス。


こちらも凍害は受けていません。


若干葉先が黄ばんできました。これが低温に逢った症状です。
しかし、低温そのものには3種の中では一番強い。
やはり大株になっています。穫るたびに葉が広がるので隙間はすぐ埋まってしまいます。
サニーレタスのようには茎はあまり伸びません。


但し、次第に葉が硬くなり食感が悪くなります。その時は下葉を整理します。
やはり1株で十分なボリューム。これはあまり硬くないようです。


玉レタス。


品種は「ノーブルSP」。
11月末から穫り始めました。
当地では晩限に近い種播きなので、今でも完全結球したものから半結球のものまで混在しています。
全ての株が完全結球するのは難しいでしょう。
それでも個数は十分で次第に結球は進んでおり支障はありません。


穫り頃の玉レタスが多くなってきました。


穫ってみます。ちょうど手頃の大きさになっています。


玉レタスは一番凍害を受けやすい。リーフレタスに比べると葉の水分が多いからです。
ほんの僅かながら凍害の症状が見えます。連続して凍るようになればダメージを受けます。
リーフレタスは作りやすく気楽でいいのですが、郎党の中には玉レタスに限るという人間がいます。
この水分の多い食感を好むと言うことなのでしょう。


シュンギクは不織布のトンネル掛けで未だ旺盛

2024年12月25日 | 畑:葉菜類

シュンギクは摘み取りの最盛が続いています。
品種は「中葉春菊」。
種播きは9月17日。10月半ば過ぎから抜き取り収穫を開始ししました。
その後摘み取り栽培に移行し、主枝、側枝(わき芽)と穫り続けています。
今年は暖冬だった昨年と違い冷え込んでいるので、少々早い今月早々から不織布をトンネル掛けしました。
冷え込んでいるとは言ってもこれが通常で昨年が異常でした。
日本海側はかなりの降雪量になっている所もあるようですが、当地は未だ積雪ゼロ。雨も降らず異常乾燥の状態です。



早すぎるトンネル掛けは収穫が追いつかないと茂りすぎるので微妙ではあります。」
実際、その通りすこぶる旺盛になっています。


但し、シュンギクは強い霜が降りれば凍害を起こしてしまいます。
すでにかなり収穫していますが、伸びるのが早くこのようになっています。
今年は主枝(親茎)を4芽残して摘んでいるものが多く、茂っている要因かもしれません。
それでも徒長はしているわけではなく、しっかりした側枝(わき芽)が伸びています。
側枝は初めのうちは横に伸びますが、次第に立ってきます。
その側枝を長さが20~25㎝くらいになったところから順次摘み取ります。
茂って伸びているこの辺りを収穫してみます。


この株の伸びている側枝(わき芽)を2芽くらい残して切ってみます。


根元に近づいてみると、右の1本はすでに収穫が終わっています。残り3本を切ります。


収穫後。中心は主枝の切り跡。すでにわき芽が伸びており、これが孫茎になります。


しっかりした側枝が穫れました。


別の株で。
これは上下2本の側枝は収穫済みです。左右の2本を2芽残しで切ります。


収穫後。すでに切られていた側枝からはわき芽(孫)が大分伸びています。


2本でもボリューム十分です。


周辺を少し纏めて切ったので、穫ったのが分かりやすいと思います。


茎の細い軟弱徒長したシュンギクは鮮度が落ちやすく品質がよくないとされます。
数株で茎のしっかりしたボリュームのあるシュンギクが穫れました。


当地の露地栽培ではこの後、孫茎まで穫るのはなかなか難しい。
昔はハウスで作っていたので冬期間ずっと穫っていましたが、不織布のトンネル掛けでは長くは持ちません。



中晩生ハクサイの冬囲い

2024年12月20日 | 畑:葉菜類

ハクサイの冬囲いをしました。
品種は、トーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
8月28日に直播きしたもの。


昨年ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)で痛い目に遭ったので追肥土寄せするまで不織布をべた掛けしました。
今年は被害はなく生育も順調ですが、まだ手をつけていません。
と言うのもこのようにまだ早生ハクサイが残っているからです。品種は「郷秋60日」。


早生ハクサイは虫対策が奏功し10月下旬から穫り始め
品質も良好です。
中晩生ハクサイはすでに殆どが完全結球しています。


この品種は外葉が大きく遅くまで青々としています。
次第に耐寒性も付いてくるので囲いは急がないようにしています。
それでも暖冬だった昨年とは違い今年は例年並に冷え込んでいるので頃合いです。
今年も2通りの方法で行います。何れも古典的なやり方です。
一つは畑から室内に取り込んで貯蔵する方法。
外葉を数枚付けた状態で収穫します。


作業場の下屋に運び込みます。


少し乾かした後、新聞紙で包みます。


大球になっているため2枚の新聞紙をずらして重ね、全体を完全に包みます。
この時、外葉を剥かず数枚を必ず付けて包むことが大事です。
ここから先は助っ人がやってくれました。
きっちりと寄せ逆さにして立てます。


こうすると芯が生長しにくいと言われますが、おまじないのようなものでしょう。
この後、覆いをして完了です。
この方法は天候の影響を受けないので、最も確実です。
外葉を付けて包むことで、使うときに外葉を外せば鮮度は十分保たれます。
少々手間が掛かりスペースが必要なので、今年は10数株だけにしました。
もう一つは、よく行われている畑に置いたまま外葉を縛る方法です。


但し、この品種は外葉がパリッとしているため強く縛ると破れてしまいます。
何れも大玉でやりにくいのですが、外葉が大きく枚数も多いので結球は完全に縛れます。
4㎏超え確実の大球です。


縛りました。


この方法は、手間が掛からず簡便なので、今年は20数株。


この後不織布で覆いをします。


問題は、酷寒になるとやはり凍害を受ける可能性があります。
一方、暖冬だと結球内では花芽が生長し、放置すると割れてきます。2月には中に取り込まないといけません。
一つ切ってみました。3㎏は優に超えています。


黄芯系ハクサイらしく黄色い葉が表面近くまでぎっしりと詰まっています。
今ではすっかり黄芯系の品種が主流になりました。