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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

秋冬ニンジンの生育は早く間引きは少々遅れた

2024年09月15日 | 畑:根菜類

夏播きし秋から冬に穫るニンジンは2回に播いています。
こちらが1回目に播いた秋ニンジン。


品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
7月19日に種播き。気温が高いので例年より少し遅らせました。
簡単なバラ播きです。
1回目の間引きは早めに済ませました。
しかし、その後の生育は早く間引きが遅れてしまいました。
元肥は控えめにしたつもりでしたが、気温が高く徒長し葉が絡みつくようになっています。


ほとんど隙間が見えなくなっています。
今回が最終の間引きなので目安は間隔10㎝強。
間引き後。徒長した葉が倒れ少々醜い。


まだ少し狭いですが、間引きを兼ね収穫を早めにスタートすることにします。


かなり嵩張る間引き量となりました。ニンジンらしくなった姿のものも見られます。


10月半ばくらいにはそれなりのものが穫れるのではと思いますが、どうでしょう。
こちらが2回目に播いた冬ニンジン。冬囲い用にもなります。


種播きは8月10日と遅め。
当地では従来から8月上旬には播くものとしてきましたが、何分気温が高い。
敢えて遅めの種播きで丁度のようです。
これもバラ播き。このくらいなら比較的うまく薄播きにできた方です。


概ね想定した程度の発芽になっています。
最も薄くなったところで最終密度程度でしょう。
何れ間引きは遅れがちになるので間引き間隔は7、8㎝を目安に行いました。


思ったより多くの間引き量になりました。


これで1回目の間引きは終了です。


こちらの収穫は12月半ば以降、冬囲いにもするので急ぎません。
秋ニンジンの間引きは遅れてしまいましたが、生育としてはまずまずと言ってよさそうです。


メインのダイコンの種を播く

2024年09月10日 | 畑:根菜類

今年、ダイコンの種播きは2回です。今回がメイン。
3回に播いた年も多いのですが、消費も減って年々作付けを減らしています。
昨年痛い目に遭ったハイマダラノメイガ(シンクイムシ)への対応のこともあります。
今回のうち半分以上は冬囲いに回ります。
気温が高いため少しずつ後にずらしてきました。
昔はこの時期になると晩限ギリギリと言ったところでしたが、今では適期範囲と言えるかもしれません。
苦土石灰を全面散布し耕耘してから20日以上経ってしまいました。
畝になる位置に緩効性肥料を帯状散布し耕耘したのは10日ほど前です。
種播き前に再度ロータリー耕耘。
帯状全層施肥した畝の中央に目印線を付けます。畝間は広めの80センチ。


ネキリムシとキスジノミハムシ防除のため粒剤を散布した後、管理機で畝立て。


強粘土質なので逆転ローターで往復し。少しでも土を細かくしたい。


軽く鍬でならしてかまぼこ形の畝に仕上げます。


ごろ土が目立ちますがやむを得ません。
小さなドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


品種は今回もタキイ種苗の「耐病総太り」。


食味もさることながらス入りの心配が殆どないのが最大の長所です。
前回は4粒播きでしたが、今回は3粒播きで大丈夫でしょう。


株間は25センチと狭め。広くすると太りすぎるのでこのくらいで十分。
クワで覆土し、軽く鎮圧。


オガクズが不足してきたので切りわらを掛けます。


こちらは1回目に播いたダイコン。


気温が高すぎるので例年より遅い8月26日の種播き。2週間ほど経ちました。
ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策に不織布をべた掛けしています。
1本立てにしたばかり。まずまずと言ったところ。


ダイコン1回目の種播き

2024年08月27日 | 畑:根菜類

例年、ダイコンは複数回播いています。
1回目に播くダイコンはメインではありません。早めに穫るための1畝。
例年8月20日頃に播きますが、少し遅らせました。
品種は全てタキイ種苗の「耐病総太り」だけを用いています。


今年はあまりに気温が高く、今後も高いとの予報です。
さすがに「耐病総太り」の適温からは外れますが、他品種を播くつもりになりません。
もう40年ぐらいになる我が家では最長の品種で、愛着があるのかもしれません。
そして、昨年初めて経験したハイマダラノメイガ(シンクイムシ)。
1回目のダイコンは全滅してしまいました。今年も同様の気候なので対応が必要です。
すでに半月以上前に苦土石灰を全面散布、10日くらい前に畝になる位置に緩効性肥料を帯状に施用し耕耘しています。
種播き前に再度耕耘し、施肥した畝の位置に目印線を付けます。


ネキリムシとキスジノミハムシ防除のため粒剤を散布しました。
管理機で畝立て。


粘土質のごろ土ですが、逆転ロータで多少は細かくなります。


今年は乾燥しやすいようなので、鍬でならしてかまぼこ形の低い畝にしました。


小さなドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


ダイコンは発芽が良く3粒で十分なのですが、ごろ土の上、全て古種なので4粒播きにしました。


株間は25㎝とやや狭め。広くすると太りすぎになりやすい。
鍬で小生流の覆土。

軽く鎮圧して播き方は終了です。


この後、オガクズを掛け乾燥防止と雨に叩かれるのを抑えます。


最近はしばしば雷雨がありますが、一応軽く灌水しました。
発芽するまでに不織布のべた掛けをして問題のシンクイムシの被害を防ぐ予定です。
メインのダイコンは10日後くらいに播き、今年は2回で終りにしようかと思っています。



冬ニンジンの種播きと秋ニンジンの間引き

2024年08月11日 | 畑:根菜類

夏播きのニンジンは2回に播いています。今回が2回目で冬ニンジン。
一応秋と冬ですが明確なものではありません。但し冬ニンジンは冬囲い用にもします。
当地では8月上旬には播かないと低温で根の肥大が悪くなると思っていましたが、近年は気温が高い。
昨年と同様やや遅めの種播きとしました。
苦土石灰を全面に20日ほど前に、化成肥料は1週間ほど前に帯状散布し耕耘しています。
まず畝立て。帯状全層施肥した畝の中心位置に目印線を付けます。


管理機の逆転ローターで耕耘を兼ね往復し畝を盛ります。


鍬でならして幅約60㎝のかまぼこ型の畝に仕上げます。


品種は秋ニンジンと同様で、トーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
人参の種はごく小さく軽い。


種播きは何時もながら簡単なバラ播き。
分りにくいでしょうが、赤い小さいゴミのように見えるのがニンジンの種。


薄く播くようにしているつもりですが、どうしても多めに播いてしまいます。
これがバラ播きの欠点。お奨めはやはりすじ播きです。
鍬で薄く覆土し軽く鎮圧。


切りわらを掛けます。乾燥防止と雨で叩かれ固くなるのを抑えます。
そして、灌水。


この時期は気温が高いので発芽不良の原因は殆どが水分不足。
雨期待ですが、豪雨は困ります。
これが1回目に播いた秋ニンジン。


まだ小さいので遠目には分りにくい。
種まきした後、雨も降ったので発芽はまずまずのようです。
早めに1回目の間引きを済ませることにしました。
最終株間の目安は10~15㎝。隙間が広く空いているところで最終株間程度です。
これが間引き前。


間引き後。


今回は7、8㎝間隔を目安に間引きました。
まだ小さいのでこの程度の量です。


1回目の間引きが終わってこんな感じです。


この後、生長に合わせて間引きをし、10~15㎝株間にします。
秋ニンジンと言っても10月は間引き収穫程度で、本格収穫は11月になりそうです。
これは春播きのニンジン。


まだ残っています。粘土質の土は乾燥して硬くなり容易に抜けません。


日照りの環境で太りが悪く、纏めて抜いて終りにしたいのですが、抜きやすくなるよう雨待ちです。
とはいえ、台風直撃だけは避けてほしい。

春ニンジンの厳しき収穫と秋ニンジンの種播き

2024年07月20日 | 畑:根菜類

春ニンジンの収穫をしています。
もう夏なので春播きニンジンと言うべきかもしれません。


種播きは少々遅い4月11日。2度目の春ホウレンソウと同日播きです。
品種は昔ながらの「時なし五寸」。
畝幅約70㎝のバラ播き。二度ほど間引き株間7、8㎝にしています。
予定では6月末くらいから間引きを兼ねつつ穫るつもりでした。
しかし、当地は空梅雨で季節外れの日照り。
粘土質の土がカチンカチンに固まり、抜こうとしても引きちぎれて抜けません。
7月になりトータル30ミリくらい降ったでしょうか。
依然土の水分は少ないものの雨が降った後の7月10日頃から辛うじて引き抜けるようになりました。
当然のことながら草丈は伸び混んでいます。


引き抜いた跡が見えます。固まって穴が崩れずそのまま残っています。


今回もようやく引き抜きました。引きちぎれたものもあります。


日数から言うと収穫適期になっています。しかし、姿はこんなところ。


いかに乾ききった締まった土の中で育ったかが分ります。
まだかなり残っていますが、これでは郎党で消費するしかありません。
一方、秋ニンジンの種播きをしました。
10~11月に収穫する予定の秋ニンジンです。
例年より遅れていますが、通年気温が高い傾向が続いていると考え、敢えて遅らせました。
半月以上前、帯状に元肥を散布し耕耘しています。
種播き前に再度ロータリーで耕耘し、畝になる中央位置に目印線を付けます。


管理機で畝立て。


鍬でならして、畝幅約60㎝のかまぼこ形のベットに仕上げます。


品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。


バラ播きです。
すじ播きの方が多いと思いますが、小生は可能なものは専らバラ播き。
理由は2つ。簡便なことと全体に茂らせ雑草の発生を抑えます。
播きました。ニンジンの種はとても小さいので、これでは分からないでしょう。


赤っぽく小さなゴミのように見えるのがニンジンの種です。
厚播きにならないように気をつけてはいますが、どうしても多めに播いてしまいます。
鍬で薄く覆土し、軽く鎮圧。


切りわらを掛け灌水しました。


切りわらは乾燥防止と雨で叩かれて固まるのを抑えるためやっています。
問題は発芽。一雨欲しいところです。