愚民党は、お客様、第一。塚原勝美の妄想もすごすぎ過激

われは在野の古代道教探究。山に草を踏み道つくる。

小説の物語とは・・・

2007年06月25日 | 小説
物語をつくるためには方法が必要である。さらにコンセプトが宝石のごとく作品に埋め込まれている時、読み手はおのれが発見していくという能動性を感覚と想像力において胎動させる。小説は読者のものである。

時間は音を発信している。言葉は読み手の言語回路へ音となって飛び込む。読み手の集中した時でもある。なぜ読み手はおのれの指先で次のページをめくるのであろうか? 

すでに小説の人物と呼吸を合わせているからである。読み手は人物と呼応し規定されていくのである。作品には体内戸時計がある。





【加藤周一】日本文化における時間と空間

●日本文化の特質とは何か。著者は時間と空間の二つの軸からこの大きな問いに挑む。文学・絵画・建築など豊富な作品例を縦横に比較・参照しつつ、日本文化を貫く時間と空間に対する独特な感覚―著者はそれを「今=ここ」と捉える―に迫る。その鋭い筆は宗教観や自他認識へと及び、この志向が今日のわれわれの日常や政治行動をも規定していると喝破する。日本文化の本質、その可能性と限界を問う渾身の書き下ろし。


【大井康暢】芸術と政治、そして人間



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