愚民党は、お客様、第一。塚原勝美の妄想もすごすぎ過激

われは在野の古代道教探究。山に草を踏み道つくる。

洪水はわが魂に及び、核時代の冥界

2013年06月07日 | 脱原発

  1)

大江健三郎の純小説「洪水はわが魂に及び」上巻、下巻が新潮社から箱入りで発刊されたのは1973年だったと思う。

わたしが読んだのは70年代後半になってからだった。

1970年代はいかに滅んでいくかの終末論もブームになっていた。

1972年と1973年は時代の雰囲気がすでに変わっていた。まだ村上龍が出てくる前だった。

わたしは無知蒙昧の愚者であるから、いつも小説は、発刊されてから5年後にしか読めない。1996年に第19回群像新人賞をとった村上龍の「限りなく透明に近いブルー」はすぐ読んだ。村上龍はわたしよりひとつ上の世代、いよいよ同世代が文壇に登場してきたと注目した。村上龍はさんざん上の世代から憎しみをもってバッシングされた。そのときわたしが発見したことは敗戦後における世代間の底にある憎悪だった。

1970年代後期にはまだ「上の世代を打倒しないと、登場できない」という動物的なエネルギーがあった。

1980年に発刊された村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」を読んだのは10年後である1991年だった。

大江健三郎がノーベル賞をとってから、わたしは大江健三郎に興味がなくなった。

大江健三郎の小説でよかったのは「万延元年のフットボール」と「同時代ゲーム」だった。

大江健三郎の小説をはじめて読んだのは新潮文庫の「性的人間」だった。政治小説である「セブンティーン」が収録されていたからだった。17歳だった。その頃、夢精という性的現象に悩んでいたので、「セブンティーン」の主人公に感情移転していった。「セブンティーン」の主人公は右翼だったが、わたしは左翼になった。育った栃木県北部のちいさな街に日本愛国党がなかったからである。

わたしは中学生から高校まで朝刊夕刊の新聞配達をしながら、全国まんが同好会に所属し、ストーリーまんがを描いていた。高校3年の4月になって校内でまんが同好会を立ち上げた。最初の肉筆同人誌に掲載したのが、幕末の少年テロリストを描いた小作品だった。
少年といっても主人公の設定はセブンティーンだった。ラストシーンは、主人公である少年テロリストに斬られた幕府の老武士のつぶやき「お前は利用されている」だった。

次に描くまんが作品のイメージを盗用すべく、わたしは街の本屋さんで、大江健三郎の純小説「個人的な体験」を買って読んだのだが、内容が重くて読了はできなかった。

1970年の6月は全国的に安保闘争のデモが巻き起こっていた。わたしは政治活動に没入し、まんがを描くことはできなくなっていた。内部から外部へと行動していったからである。1970年にはすでに福島原発が建設されていた。その頃、ヒロシマ・ナガサキから警告する反核の文章を読んだことはあるが、原子力発電所の危険性を警告する文章にわたしは出会っていない。当時、反戦高校生たちの愛読雑誌であった「朝日ジャーナル」にも掲載されていなかったと思う。その頃、原子力とは未来社会の革新的なイメージがあった。

原子社会とは原始社会の相対にあり位相にあった。中学1年のとき、教室の後ろの壁に手作り学級新聞があり、教師の4コマまんがが掲載されていた。

原始時代のカメがノコノコと歩いている。
やがて、カメは鉄腕アトムのごとくカメの甲羅の後ろからロケット噴射し、カメは空を飛んでいる。原子時代のカメだった。

そのようにわたしたちはすでに教育によって、原子力というものが人類の未来であることを、教師も生徒も洗脳されてきた。原子力発電所がヒロシマ・ナガサキと同期している線上にあるとは思っていなかった。ヒロシマ・ナガサキは核戦争であったが、原子力は平和として洗脳されていた。


         2)

世界は911以上に311の映像配信によって衝撃を受けた。

3月11日、東北関東大地震大津波の映像はNHKによって配信され、それを全世界のTV放送局が視聴者へと配信した。

大津波とは洪水であった。キリスト教社会の西欧・中欧・東欧・ロシアは、聖書にある洪水の到来を想起し絶句したと思う。洪水とは人類文明の終末というイメージがある。
「わが亡き後に洪水よ、来たれ」という言葉がある。

2011年3月11日14時46分、東北関東大地震、震源地は連続して3箇所から。
20メートルから30メートルの大津波が洪水として、東北太平洋沿岸地帯に押し寄せる。

3月12日15時36分。
今度は、福島原発第一、一号機で爆発。
この映像も全世界に配信され、国際社会の視聴者は絶句したと思う。

わたしは神奈川の地に住んでいるが、311の地震は生まれて初めて経験した横ぶれの地震だった。停電になり、地震がきた。すぐアパートの外に飛び出し、鉄柱につかまりながらおさまるまでまった。16時30分からは、東京新宿駅で、3・19東京一万人集会の宣伝チラシまきがあるため、駅に向かった、電車は動いていなかった。

駅は混雑し、大きな画面があるモニターではNHK配信による大津波が映像。それを多くの人々が見上げていた。

誰もが翌日、福島原発第一、一号機が爆発するとは「想定外」にあった。

洪水はわが魂に及び、核時代地獄の王が扉を開けて人類の日常生活にやってきたのである。

プルトニウムの語源のプルート(Pluto)は、ローマ神話の冥界を司る神。

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M9.0 magnitude earthquake in City Sendai,Kamaisi,Hachinohe Japan.

 

 


2011 年 3 月 27 日  わが正気の生き延びる道を教えよ

2013年06月06日 | 脱原発

東電とはアパートの外にある電気メーターを毎月測りにくて、使用明細書をドアの郵便受けにほうりこんでいく、お姉さんだと思っていた。毎月、銀行口座から自動的に電気代が引き落とされるので、東電とは、まったく顔が見えない会社だった。

福島原発大事故によって、東電がいかに日本を支配していた電力会社であることが浮上する。

そしていよいよ日本は東電によって滅亡していく。

原発が起動する終末論である。

わたしは、青年時代から、ヒロシマ・ナガサキに続いて、三度目の核による来襲が日本に訪れるという絶望的な予感を内包していた。二度あることは三度あると思っていた。マンガの読みすぎであったのかもしれない。

多くのマンガ家は、核によって廃墟になった日本終末からの物語を描いてきた。

福島原発の大事故によって、それが現実となった。やまがみたつひこの<光る風>という少年マガジンに連載されていたマンガは中学生の頃だったが、大人になって古本屋でみつけた。

大江健三郎の<洪水>という言葉がある表題の小説を読んだのは、若い頃だった。

<洪水来たり、核時代の想像力起動し、停止したはずの原子力発電所から核燃料熱をおび、再臨界へと向かう>

核時代の想像力をかかげた大江健三郎の時代が2011年3月11日にやってきたのだが、もはやノーベル賞作家の大江健三郎には、日本滅亡を語るエネルギーはないだろう。

憲法第9条が日本国民を守ってくれると多くの人々は敗戦後に勃興した新興宗教のように信じていた。憲法第9条さえあれば、核戦争にまきこまれることはないと、多くの人々は語ってきた。国会はレトリックをめぐる言語の喧騒だった。

問題は日本の内部にあったのである。毎月、アパートの外にある電気メーターを確認にくる東電のお姉さんは、あまりにも街の日常的な風景だった。その平凡な日常のなかに異常があったのである。

<電力会社・日本国家官僚・政権政治家・マスメディア・電通・大学教授>これら原発既得権益同盟たちは、憲法第9条の裏にみごとに隠れ、核戦争を内部からじわじわと推進してきたのである。その核戦争の兵器とは日本列島に建設されてしまった原子力発電所だった。これが日本の表層皮膚であった。あまりにも薄い皮膚だった。

現在のわたしは虚脱である。アルコール中毒者なのに酒をあまり飲めなくなっていた。

かつて大江健三郎は
<わが狂気の生き延びる道を教えよ>と記述したことがあった。

いまなら

<わが正気の生き延びる道を教えよ>であろう。

日常に溶け込んでいたはずの原子力発電所という狂気が、2011年3月11日14時46分頃に、表層皮膚を突き破り、エイリアンのごとく人類に襲いかかってきたのである。核分裂というエイリアンを育てていたのが原発既得権益同盟たちだった。

絶対権力をもった原発既得権益同盟こそ、もうひとつの日本だった。

もはやすでに首都圏は放射能によって汚染されている。
30歳代までの若い世代は、西日本へと避難すべきであると思う。

わたしはこの地で放射能にやられながら生活していくしかない。
放射能と共存していくために、自分をアンドロイドとして改造していくしかない。

皇居は、はやく京都御所へと移転すべきである。那須御用邸の職員風呂場を開放するのもいいかもしれないが、宮内庁のやるべき仕事はいかに天皇制を存続させるかが、第一命題の戦略的仕事である。

もはや総体としての日本は、東京から西日本へと首都を遷都するという勇気もアイデアも喪失してることはわかっているのだが、皇居だけは京都御所へと帰還してほいしとわたしは願っている。天皇・皇太后、皇太子家族や皇族はいますぐ京都に移転していただくことこそが宮内庁のやるべき戦略的命題である。そして日本国民はそれを願っていると思う。

すでに多くの外国大使館は業務を西日本へと移転しようとしている。
米国はまもなく80キロから100キロへと設定するだろう。

菅政権はいまだ非常事態宣言を出せないでいる。

これは絶対権力をもった原発既得権益同盟たちが、福島原発大事故で勃発させてしまった内部からの核戦争であることが、菅政権には理解できないらしい、菅政権とは無感知の政権である。

原発大事故とはすでに放射能拡散と内部被爆をめぐる生態系の核戦争的事態なのである。人間もまた生態系の生物なのだ。

3月25日、TVニュースで、被災地での中学卒業式の映像をみた。卒業式代表で読み上げる男子生徒は泣きながら「何故、天はこれほどまでに・・・・」結語は「しかし天を恨まず、わたしたちは前へと歩いていきます」力強い言葉だった。慟哭からの音声と言葉だった。アテルイの系譜があった。

 


再稼動阻止!を掲げ、今年最初の大行動  ―― 経産省前テントひろば 153日目 ――

2012年02月14日 | 脱原発

経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!

http://tentohiroba.tumblr.com/

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<テント日誌 2/11(土)>   

   再稼動阻止!を掲げ、今年最初の大行動  

    ―― 経産省前テントひろば 153日目 ――

福島原発事故発生一年目を迎える前段集会としての「全国一斉さようなら原発1000万
人アクション」が、午後一時から、代々木イヴェント広場、ケヤキ並木で行われた。それ
に先立って、テント広場は、ケヤキ並木渋谷口で、たんぽぽ舎、反原発自治体議員市民
連合、福島原発事故緊急会議、東電前アクション、全交などと連帯して、前段の前段集
会を開いた。テント合唱隊結成を呼びかける若者も積極的に参加した。
いつしか、渋谷口では、どこかの党派のびらまきなども便乗しているかのごときだった。
背景に、テント広場がそのまま移動したように、再稼動反対・テントひろばの旗が、1ダー
スほど立てられていた。代表格の人々は、まだひとけのない並木で、びらをまきはじめて
いた。フランス・レジスタンス時代の思想家、シモーヌ・ヴェイユは、晩年に「3人以上の対
話は、別の力が働き、真実の対話から遠ざかる」というようなことを記していたが、これは
ハイデッガーの「存在と時間」の思想に通底しているのかもしれない。戦争責任論が書け
たのは、ヤスパースだった。
イベント会場に先立つ渋谷口でのメッセージの交換は、明瞭なうそ偽りの無い、みずか
らのキャリアを踏まえた素晴らしいスピーチの連続だった。12時に近づくと、ひとけ無か
った並木通りは、200人近くの人々であふれるようなにぎわいになった。
東電前アクションKさんは、仲間の不在を「不当逮捕」によると伝え、救援カンパの袋が
まわされ、即刻、5万以上の厚い気持ちが集められた。
すでにおそらく彼は、反権力の火の玉にされてしまったのだろう。人間回復をもっとも
希求するものが火の玉に落としこめられる、これが、反体制闘争の現実といえる。しかし、
彼は、復活するだろう。
周恩来は、日本軍残留兵士をリンチしないよう厳しい命令を人民に伝えた。権力は、人
をエネルギーに変換してきた。軍の、組織のためのエネルギー。戦争が終われば、人間
に返してあげなさいというのが、周恩来の認識だった。われわれが戦っているのは、戦中、
あるいは、戦前の権力体制なのだった。

大江健三郎さんなどのスピーチを、群集の中で携帯椅子に座って、ひとり聞いている人
を見かけた。「戦前の思想」の著者、柄谷行人さんだった。テントにきたドイツ・ジャーナり
ストも取材活動をしていた。ドイツ各地10箇所以上で、反・脱原発集会がこの日も催され
ていると聞いた。広場の向こうの歩道橋にも、びっしりひとびとが会場を覗き込んでいる
のがみえる。会場では、旗の数は多く、読みきれない。
テント広場は明治公園へのデモの隊列に参入した。1挺団500人を優に、こえている。
明治公園だけで、5挺団ではなかったか。4時近く、解散地点でのビラまき、署名請願など
終えたときには、小春日和もかげりをみせていた。夜、新宿から、怒りの太鼓隊などのデ
モもあった。

夜のテントは、真剣な対話で、鈴なり状態だった。デモでの逮捕者は無いと思われる。
この一年に何をしたか、何ができたか、議論には終わりが無いようだった。現在が歴史
のようだ。表現以前の歴史が、テントに渦巻いている。
( Q記 )

★お知らせとご案内

●テント全体会議  2月18日(土) 午後2時~5時  スペースたんぽぽ

・前回1月20日の全体会議から1ヶ月、”激動”の日々を経験してきましたが、この間の
報告と、テントを取り巻く状況についての認識の共有化を基にして「テントを守る」態勢
やアクションをどう強化していくか。
・正念場を迎えている再稼動阻止の闘いで、テントはどういう役割を担えるのか、どのよ
うな行動に取り組んでいけるのか.

これらについて、たくさんの方々から意見、考え、提起、創意をいただければ、と思います。
全体会議ははじめて・・・という方もどんどん参加して下さい。ここでのたくさんの人々の活
発な討論が、テントのエネルギーを生んでいく源泉となるでしょう。

●テントひろば 応援の集い 「撤去すべきはテントではなくて、原発だ!」
2月18日(土) 午後6時半~8時半  スペースたんぽぽ

・ドキュメント「おてんとさまがみている。1/27の映像」上映
・お話 浪江町の酪農家・吉沢さん(11/3にも、1/27にもエム牧場の宣伝カーで駆け
つけ、参加者の魂を揺さぶるようなお話をされた方)
・椎名さん(原発いらない!福島の女たち)、淵上さん(経産省前テントひろば)のアピール

参加費:1000円(上映終了後の参加者、学生、テント全体会議参加者は500円)

http://tentohiroba.tumblr.com/post/17547273724/2-11

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<テント日誌 2/10(金)>

夜、保安院前での静かな、熱のこもったアピール  

―― 経産省前テントひろば 152日目 ――

2月10日(金)晴れ 小春日和

最近の朝の「散歩」は、Fさんとゆく。噴水の氷がなければ、今日は温かい、Fさんの皮膚感覚は、よごれものを洗うところからくる。温かければ、仕事がはかどるということになる。

8日のテント日誌の衝撃と波紋をテント周辺でどう伝えるべきなのか、悩む。反・脱原発の天下国家を真正面に論じるべき次元に、経産省もある。それが彼らの任務だ。しかし、その露払いに、’ZTK’をオマネキするとは! たとえ、貧しいテント暮らしとはいえ、問題をここまで矮小化するとは! そう叫びたい気持ちの人々が、これから迎えるだろう、次元の低い「交渉」を思うと滅入ってくる。
こうした矮小化は、日本の国際的威信と尊厳をひたすら、ますます損なうことにしかならない。ドイツやロシアのジャーナリズムは、テントにまず来て、福島に向かった。原発阻止の闘いは国家レヴェルであり、日本のこの一年、とりわけこれからの福島は、人類の未来が問われる人類史レヴェルにあるという認識のもとに、であった。テントの意義を消す弾圧の方法として、こんな陋劣な指揮を執る日本の国家官僚の「やりてばばあ」ぶりにあきれかえってものもいえない。

国家や企業の犯罪性がむき出しになる。権力者の無法性を裁判所に訴えたところで、司 法が権力に弾圧されていれば、さきのばしに、犯罪性は拡散しつづけてゆくことにしかならない。暗黒街としての核開発シンジケート!
こうした鬱屈にこたえるように、この日、トゥイッターデモ@samioさんは、単独で、トラメガを携え、経産省別館前に立ち、官僚の矜持と威信にかけて、脱原発へ、再稼動阻止への かじを切れ! と冷静かつ知的に訴えた。
国家官僚の正しい道義心というべきものを反省すべきだ、と訴えた。権力の知性破壊に抵抗するみごとなスピーチだった。公務員試験に受かる知力があるならば、なぜ、核開発の犯罪性を納得し、政府権力の無反省を転換できないか、Sさんは諄々と説いた。
科学技術が人間の知性を抑圧していないか、科学技術をもって、ひとびとの人間性を破壊していないか、経産省はまるでブローカーやエージェントのように、コンピュートピア帝国の人間支配に臆面もない。核開発のためには、福島原発事故がまるでなかったかのよう な情宣活動を生徒たちにする。
いまこそ、法による規制をかけなければ、国土あって国民のいない寡頭支配の国になる。Sさんの単独抗議の意義は深い。いつしか、20人に及ぶ共感の渦に取り巻かれていた。そ して次々に自分の思いを経産省の官僚達に静かに、熱をこめて訴える。ここが暗黒列島になりきらぬよう全面的抵抗運動を展開しなければならないとつくづく思う。
                   (Q記) 

★テントでのイベント予定
●2月12日(日) 18時~20時

ライブ; 栗原優(ボーカル)&鈴木峻(サックス)

●2月13日(月) 15時~17時

反原発テント談話室「共生の思想を語ろう」 第3回
課題提起 川本 祥一さん

●2月14日(火) 12時~14時

「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」

http://tentohiroba.tumblr.com/post/17465738429/2-10

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正念場を迎え、芽吹いていく動き  ―― 経産省前テントひろば 152日目 ――

2012年02月11日 | 脱原発

経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!

http://tentohiroba.tumblr.com/

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<テント日誌 2/9(木)>   

   正念場を迎え、芽吹いていく動き

  ―― 経産省前テントひろば 152日目 ――

2月9日(木) 晴れ時々曇り
立春を過ぎて、さすがに日射しは暖かく感じられる。やはり春に向かっている
のだと感じられる。
今日テントにKさんが復帰した。9・11以降、ずっと毎日受付で頑張っていた
のだが、12月末だったか1月初めだったか、その頃から検査や入院でずっと
療養していたのだが、今日元気な顔を見せてくれた。まだ無理はできないとは
いえ、春に向かって態勢が整っていくようで心強い。
折しも再稼動阻止でも、テントでも、正念場を迎えようとしている時期である。

先日、福島の子ども達の間で甲状腺腫の症状が広がっているという椎名さん
の報告を記したが、2/11・12には福島で「放射能からいのちを守る全国サミ
ット」が開催される。北海道から沖縄までの40を超える支援団体が集まり、この
2日間は避難・疎開・保養についての大相談会となる模様。

3・10ー11の福島行動への参加の1泊バスツァーについて、たんぽぽ舎の方
の募集は既に満杯で締め切りとなったが、新たに9条改憲阻止の会とテントひろ
ばで企画したものの募集が始まっている。早速、郡山出身の友人が申し込みに
来ていた。こちらは宿泊が温泉旅館であるため、費用が15000円だが、希望者
は早めに申し込み下さい。テントでも受け付けています。

熊本からは「3・11さよなら原発 くまもと」の案内とチラシが送信されてきた。
「今回の3.11イベントは、福岡のイベントを皆、頭に描きながら、熊本の独自性、
水俣を経験している地域からの発信という点を強調しています。
そして、田中正造の言葉を中心においています。
”真の文明は山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし”
熊本のお知り合いに、どうぞ、よろしくお伝えください。
思想はきちんと抑えますが、表現は楽しく、を心がけています。
”核の冬を脱し、原発なき春を待ち望むカーニバル”というイメージで準備しております。
街の中央の公園を数千人規模で老若男女で埋める予定です。
福岡、九州と連携して、脱原発の輪を広げてまいりましょう。
それでは、また、いつかお会いしましょう!
寒さ厳しき折、くれぐれもお体を大切に。」

★ドイツで反原発のために頑張っているドイツ左翼党の連邦議会議員で、エネルギー・
原子力政策のスポークスマンであるドロテ・メンツナーさんを迎えて、テントでの交流会が
予定されています。
「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」
2月14日(火) 12時~14時  於;テントひろば
ご参加お待ちしています。
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/17365805239/2-9

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<テント日誌 2/8(水)>   

  なりふり構わず再稼働に向かう経産省

  ―― 経産省前テントひろば 151日目 ――

ストレステストなるもののインチキ性は十分心得ていたつもりだが、この日行われた
聴聞会のニュースを視て、改めてその感を深くした。聴聞会を取り仕切る安全・保
安委員会の事務局の姿勢に、再稼動の安全性に関わる議論を深めようという姿
勢は微塵も感じられない。
議論と結論は別個のものなのだ。まさに再稼働ありき、聴聞会はそのための手続
きにすぎない。原発維持のためには、なりふり構わぬ経産省官僚のナマの姿が垣間
見えた。
一方、山本太郎氏をはじめ多くの人がテント訪れ、その足で聴聞会会場の別館前
の抗議行動に向かった。

午後2時前後テント前に丸の内署の警察官が数十名現れた。在特会がらみの情
報によるらしい。公安が、「刺激しないように、テントの中に入っててくれ」と言いに来た
という。なぜか在特会は以前来たときと違って、テントに向かって何もせず、経産省の
方向に去ったらしい。
そうこうするうちに厚生企画室から連絡で、話し合いを求めて来たという。テントひろ
ばの渕上代表と共に小生も陪席することとなった。経産省のロビーはやけにものもの
しかった。正体不明の男が10数名、中によくテント前で見かける公安が4~5名混じ
っている。
話し合いの相手は在特会だった。立会いの経産省厚生企画室の前川の前でいい
ところを見せようとしてか、最初から最後まで違法なテントを撤去しろの一点張りだ。ど
うやら経産省の露払いの役割を演じる気らしい。
頭の中で算盤をはじいているのが眼に見えるようだ。算盤ずくならやるべきことはやると
いう可能性が高い。経産省も警察も在特会が国民代表との妄言を真に受けたわけで
もあるまいが、話し合いの場(会議室)を提供し仲立ちした思惑も透けて見える。

右翼の特徴は国士を気取ることだ。新手の右翼在特会も例に漏れない。こうした動
きはますます強まるだろう。彼らもまた原発ゼロの事態に強い危機感を持っているのだ。
再稼動阻止の正念場を迎えてテントの存在はますます重要になる。
テントを訪れ、共感を寄せてくれた人達はすでに5千を超えているが、こうした人達に
テントの直面する状況を伝え、可能な限りテントに来てもらうことが第1の防衛策だろう。 
(T/E)
★「ひろばー全国・世界からのたより」
◎お世話になります。
突然のメールで失礼いたします。
ブラジル最大の民放局TV Globoを担当しております、大野です。
東日本大震災1周年の特集シリーズを企画しております。
ニュース番組 Jornal Nacionalで、経産省前テントひろばの活動をご紹介したい
と考えております。つきましては、インタビュー取材をさせて頂きたく、存じます。
ご協力いただけないでしょうか。

◎視覚障害がじゃっかんありまあすがもしお邪魔でなければいちど訪問してチラシとかを
いただければとおもいます。
希望者がいれば、無料でマッサージを行わせていただきますが、いかがですか?
冬の夜、泊り込みでこっているかたは多いのでは?        (整体師)

★「再稼働NO!テントを守ろう!」2・11前段集会
2/8の事態を踏まえ、この集会の重要性はとみに高まっていると思われます。
是非、多くの方のご参加を!
11時~12時  代々木公園けやき並木渋谷口(NHK前)

http://tentohiroba.tumblr.com/post/17365797491/2-8

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<テント日誌 2/7(火)>  

 テントやテントひろばの豊かな機能 「夕べの語らい」   

 ―― 経産省前テントひろば 150日目 ――

テントにいた時間を時系列から言えば逆にたどって記したい。深夜の3時30分まで
不寝番で起きていたので朝はゆっくりと眠っていたかったのだが、ドイツのテレビ局の
取材があるとのことで早目に起こされる。宿泊の面々は朝早くから起きてシャッキとし
ている。室内の掃除などして取材の対応準備をしていたが、来たのは9時半過ぎだった。
「3・11から一年後の日本」ということをテーマにこれから本格的な取材をはじめると
のことである。その最初かどうかは定かではないが、早い方の訪問としてテント広場が
選ばれたらしい。脱原発運動の可視的な場所が少ないということなのだろうか。

これまで、テントには外国のメディアの取材が多く訪れている。その報道でテントの
存在を知ったということでテントに立ち寄る在外日本人の方は少なくない。どういう報
道されているのだろうということが話題になることもあるが今のところ報道されたもの
を見る機会はない。
日本の報道陣より外国の報道陣の方の取材の方が多いというのはテントにあるも
のの率直な感想であるが、我々はそこに日本のメディアの報道規制を感じている。
政府や東電などの情報隠蔽や情報操作が全体を覆っているためであるように思える。
自分の頭で考えることに対して日本のメディアの果たしている役割について疑念が消
せない。現場に取材にくる人たちとはいろいろと話ができるが、報道されたものはとい
う気がする。日本の報道システムにも官僚主義が浸透しているのだろうか。
そう言えば、今日テレビ局のTBSが午後かなり長時間の取材をしたそうである。
最近(1月24日の枝野経産大臣の記者会見以降)は大手メディアの取材が増えてい
る。願わくば、従来のメディアのシステムに風穴をあけて欲しいものである。

ここ経産省の別館には保安院があり、8日にはストレステスト評価に関する意見聴
聞会がある。1月18日に続く8回目である。前回は傍聴を締め出しに対する2人の
委員(後藤・井野)の抗議と欠席もあり、この聴聞会のインチキ性が暴露された。
ストレステストそのものが電力会社(事業主)からの報告であり、再稼働のための
儀礼的なものである。安全審査としては疑わしいのである。それに対する保安院の
評価と判断があり、さらに専門家の意見聴聞ということだが、この委員の選定まで
含めて疑念だらけだ。
今回の委員には関連業者から多額の寄付を得て委員が3人もおり、その疑惑も
解かないままの続行である。大飯原発や伊方原発の再稼働という戦略に合わせた
レールだが、官僚が全てをお膳立てする審議会形態のことから改めなければ実質
的な「やらせ」を繰り返すことになるだろう。
国民の意志を聴く、あるいは専門家の意見を聴取するとはどういうことか、それが
どのように可能かを問い直さなければ「官」によるやらせ(形式的なお膳立て)は直
らない。原発震災が暴いた非民主的な政策決定システムのことだが、これを変える
ことも脱原発運動の課題である。

昨夜の、差し入れの牛肉で舌ずつみした宴でも、今の時代にについて多くの事が
話題になった。その一つに孤独死の問題があり、最近では身近なところでの事例が
増えている。テントが生みだす繋がりということはこのことに関係するのだと思える。
テントで繋がりを見出してもらえたらというのは過剰な期待なのだろうか。「夕べの
語らい」は愉しいものである。飲み屋に足が遠のいたのもこちらの方が愉しいからだ。
7日の夜は昨日よりは人数は少なかったが話は盛り上がった。冬の寒い夕べのひと
時をこんな場が持てるのは素敵なことである。
(M/O)

★2・11さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京
13:00~  代々木公園
「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会
11:00~12:00  代々木公園けやき並木渋谷口(NHK前)
その後、びらまき行動
テントひろば たんぽぽ舎 東電前アクション 全交 福島緊急会議 三大学共闘

★テントひろば・ライヴのお知らせ
2月12日(日) 午後6時~8時
ボーカル; 栗原 優   サキソフォーン; 鈴木 峻

http://tentohiroba.tumblr.com/post/17282712624/2-7

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<テント日誌 2/6(月)>  

  「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会

  →さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京   に参加を!   
―― 経産省前テントひろば 149日目 ――

2月6日(月) 今日は一日中雨、時々強く降りしきる。それでも
今日は比較的暖かく、先日来までの寒さがウソのように思える。

今日、椎名さんが福島からテントに帰還。早速福島の状況についてお伺いする。
子ども達の被曝の症状が現れてきているとのこと。甲状腺腫の症状が3割もの
子ども達に見られるという。チェルノブイリよりも進行が速いようだ。ともかく「土湯
ぽかぽかプロジェクト」のような早急な保養が求められている、との感を強くする。
他方では、これまで沈黙していた人々の間で(とくに女性)、メッセージボードを提げて
街角に立つ人の数が多くなっているそうである。また、なんとか”除染”に縋りつくように
望みを託してきた人々の間で、それではどうにもならないことが歴然としてくるに従い、
別の選択と行動へ踏み出そうとする流れが強まってきているということであった。
その中で、3・10ー3・11行動が取り組まれる。3・11は「原発いらない!福島県民
大集会」と決定されたそうだ。前日祭も中味がさらに練り上げられて固まってきている
ということであった。
夕刻頃、第2テントは女性達の来訪が相次ぎ、賑わう。

夜、1000万人アクションの2・11実行委員会があり、出席した淵上さんより説明を
受ける。「再稼働を許すな!2・11さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in
東京」と名称も決まり、代々木公園で2万人規模の集会→デモの予定だという。
大飯原発の4月再稼働に向けた動きが浮上してきている中で、2・11ー3・11は一体の
ものとして、正念場としての今年の闘いの今後を決定していく重要性を持ちつつある。
この2・11集会に向けて、テントひろばはたんぽぽ舎等協力諸団体と一緒に、「再稼
働NO!テントを守ろう!」を強く訴えていくべく、前段集会を開催する。テントは当初か
ら再稼働阻止!を前面に掲げ、それを経産省に対峙させてきた。今、それは正念場を
迎えようとしている。その拠点として、1/27に示された”テントを守る”意志を広くアピ
ールし、テントを磁場とする人々の結びつきと意志空間を広げていくべきであろう。
2・11集会の2万人の間ではテントはあまり知られていない。だからこそその人々の
中にテントをアピールし、結びつきを創り出していくことが重要なのだ。
前段集会は11時~12時、けやき並木渋谷口(NHK前)で行われる。そして全員で
5000枚ビラまきを行い、午後1時半からの本集会に参加する。
皆さんの参加を呼びかけたい。
( Y・T )

★テントひろば・ライヴのお知らせ
2月12日(日) 午後6時~8時
ボーカル; 栗原 優   サキソフォーン; 鈴木 峻

●訂正; 前回(148日目)の日にちが2月6日(月)とありましたが
2月5日(日)の間違いでしたので、訂正致します。

http://tentohiroba.tumblr.com/post/17282682383/2-6-no-2-11  


<脱原発の経済学/熊本 一規>を読む

2012年02月03日 | 脱原発
 
福島原発事故によって放射能が垂れ流され続け、人びとが放射線被害のモルモットになっているような事態は、人類史上初めてのことである。脱原発すべきか否か。脱原発を選ぶとしたら、それをいかに進めるのがよいか。この問いは、今やすべての人びとにとって差し迫った問題として問われている。
 本書は、原発の電気がいかに高く、いかに電力が余っているか、いかに地域社会を破壊してきたかを明らかにし、脱原発が必要かつ可能であることを経済学的観点から提言する。(2011.11)

■内容構成
はじめに

第1章 電力自由化と発送電分離は必要か
 1 地域独占の根拠とその崩壊
  ⑴ 日本の電気事業体制
  ⑵ 地域独占の根拠は「規模の経済」
  ⑶ 分散型電源が「規模の経済」を崩す
  ⑷ 電力自由化の制度改革
  ⑸ PPSの進展と電気料金の低下
 2 総括原価・レートベース方式は正すべきか
  ⑴ 電気料金決定の三原則
  ⑵ 総括原価とレートベース方式による事業報酬
  ⑶ 「原発をつくればつくるほど儲かるしくみ」は本当か
  ⑷ 広告費や研究費を電気料金に含めてよいのか
  ⑸ 総括原価方式に代わる方式はあるか
 3 発送電分離は必要か
  ⑴ 電力会社による負荷追随運転と託送料金
  ⑵ PPSに課されるインバランス料金
  ⑶ 自由化の進展を阻む託送料金とインバランス料金
  ⑷ 欧州における電力自由化と発送電分離
  ⑸ 託送料金・インバランス料金は改善されたか
   ⑸-1「在り方」及び「詳細設計」による改善策
   ⑸-2 託送料金・インバランス料金の推移
   ⑸-3 枠組み自体を問わない弥縫策
  ⑹ 発送電分離は必要であり可能である

第2章 「原発の電気が一番安い」は本当か
 1 発電費用のうちわけ
  ⑴ 減価償却費とは
  ⑵ 固定費と可変費
  ⑶ 各種電源の発電費用の特質
 2 電源のベストミックス論
  ⑴ 三種類の負荷
  ⑵ 各負荷に適した電源
 3 電源別発電原価のモデル試算のカラクリ
  ⑴ 発電原価関数とグラフ
  ⑵ 一九八四年モデル試算のカラクリ
  ⑶ 各電源の発電原価関数とベストミックス論
  ⑷ 算定方式の変更で「原発の電気が一番安い」を維持
  ⑸ バックエンド費用を割引率で小さくする
  ⑹ 二○○四年モデル試算のカラクリ
 結論

第3章 原発は地域社会を破壊する
 1 福島原発は地域を潤したか
  ⑴ 恒久的振興を訴えた福島県
  ⑵ 原発の立地効果は麻薬と同じ
 2 原発と漁民・住民
  ⑴ 電力会社に物をいえない
  ⑵ 原発と漁民
  ⑶ 原発と住民

第4章 脱原発社会を如何に創るか
 1 脱原発は必要かつ可能である
  ⑴ 「安全な原発」はあり得ない
  ⑵ 原発には差別が不可避
  ⑶ 原発がなくても電気は足りる
  ⑷ 原発は電気しか生まない
  ⑸ 原発では再生可能エネルギーを補えない
  ⑹ 原発保有国の状況が物語るもの
  ⑺ 温暖化二酸化炭素原因説は疑わしい
  ⑺ 脱原発は火力で可能
 2 再生可能エネルギーの何を如何に進めるか
  ⑴ 脱原発と再生可能エネルギー普及は別物
  ⑵ 固定価格買取制度は必要か
  ⑶ 太陽光と風力は有望か
  ⑷ 風土に合った再生可能エネルギーを
  ⑸ バイオエネルギーの重要性
  ⑹ 多様な電力利用を
  ⑺ 再生可能エネルギーの多様な利用を
  ⑺ 日本の低炭素社会づくりは間違っている
 3 再生可能エネルギーを誰が担うか
  ⑴ 福島原発敷地は堤一族のものだった
  ⑵ 広島・長崎、水俣、福島を貫くもの
  ⑶ デンマークから学ぶもの
  ⑷ 需要側が供給側の痛みを自覚する仕組みを
  ⑸ 再生可能エネルギーを地域が握る 付 論 水車が語る農村盛衰史


あとがき
索引

 
 
 
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「水車が語る農村盛哀史」には、驚嘆いたしました。
工業が農業から発達していった歴史を始めて教えられました。
非常に想像力を喚起いたしました。
失礼ですが、白土三平の「カムイ伝」や、有吉佐和子の小説「出雲の阿国」を
思い出しました。「出雲の阿国」の最終は阿国が産まれた「たたら」での踊りです。
 
わたしはこれまで中世でも近世でも、エネルギーをどうしていたのだ、という
問題意識は持ってたことがありませんでした。
熊本先生の「水車が語る農村盛哀史」を読んで、いかにこれまで
自分が日本の歴史を表層的にしか対象化できていなかったことを知りました。
その時代、人々が生活し生産していたという意識を欠落したまま、日本の
歴史をなぞっていたに過ぎなかったことを、教えられました。
 
「水車が語る農村盛哀史」には、非常に驚嘆いたしました。
小学生のころ、小学校への登校の道には水車小屋がありました。
それを思い出しながら読みました。
わたしは栃木県矢板市で育ったのですが、その記憶は
重要であることを教えられました。
小学3年までは山奥そして盆地という農村地帯で育ったので
その記憶をもう一度、掘り起こしていきたいと思っております。
 
今後、過去の作家の小説を読む場合でも「生活とエネルギー」という
視点を忘れないようにしたいと思います。
 
本編である「脱原発の経済学」には細部の検討による説得力を感じました。

 

 

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 原発 政府試算のカラクリ ”コスト安”は数字操作 明治学院大・熊本一規教授 稼働率80%前提→実際は60%台 固定資産税目減り、雇用も一時的 電力自由化 制度議論を 

2012年1/8東京新聞・こちら特報部

http://heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/18-8f75.html


今日は“テントから社会が視える”一日だった    ―― 経産省前テントひろば 142日目 ――

2012年02月02日 | 脱原発

経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。

経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!


http://tentohiroba.tumblr.com/

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<テント日誌 1/30(日)>        今日は“テントから社会が視える”一日だった    ―― 経産省前テントひろば 142日目 ――

1月30日(日) 快晴。
 国会前で座り込みをしていると、テントから情報が入った。在特会(在日特権を
許さない市民の会)がテントに押しかけてくるという。時間ははっきりしないが午後
の早い時間らしい。留守番を残してテントに向かった。彼らが現れたのは午後1時
過ぎ30人弱か。

ヘイトスピーチの名に恥じぬ差別、排外、罵詈雑言を我鳴りたてる。日本語という
言語をこれほどまでに下品・下劣なものにものにできるのか・・・と思える程。
他の民族派団体の諸君はどう感じているのだろうか。

テントは徹底して沈黙。これは、単に挑発に乗らないという防御姿勢と解すべきで
ない。彼らのあまりの低劣さに対する黙殺である。黙殺は防御ではなく攻撃だ。彼ら
はこの黙殺に苛立ち、眼を血走らせて挑発するが、やがて疲れて無力感に陥る。
 天に唾するとはこのことだ。暴力の温床は差別である。差別の裏側に怯えがある。
関東大震災のときの朝鮮人虐殺はこの怯えに突き動かされた。在特会の妄言もこ
の類いである。

テントの巨匠乱鬼龍の至言“テントから社会が視えた”“歴史が視えた”1日だった。
                                       ( T/E )

テントひろばにメールで寄せられた便りです。
(メールの送り先はtentohiroba@gmail.com 地域名・性別・年齢をご記入いた
 だければ幸いです。)

◎テントのみなさま
 凍てつく日々、底冷えにどんなに耐えていらっしゃることかと案じております。
 谷さん すっかり元気になられましたか。抗議大集会の折久しぶりにお顔を
  拝見してほっといたしました。
 “枯れ木”でも必要なことが起きましたらいつでもお声をかけてくださいませ。
 どうぞくれぐれもお身体お大切に。
                          O・T(女性 埼玉県新座市)◎経済産業省前は福島反原発闘争の最も大切な拠点ですね。デモや集会も 大切だが人々がいざという時に集まれる「確定された場」としてこれからも 大きな意味を持って行くと思う。頑張りましょう。◎お忙しいところ恐縮です。27日16時からのデモに参加させて頂きました○○ と申します。当日、人が多くテントに近づくことができませんで、ご様 子が分 からない状態での申し出で恐縮です。添付画像にある床に敷くタイプのマット が22枚うちにあります。色は茶色と薄いピンクの二種類ありま す。もし、お役 に立つようでしたら明日29日(日曜日)、テント広場まで運ばせて頂きたくお 願い申し上げます。小さい子がいるので平日に荷物持参 で伺うのは難しい ので、伺えるとしたら週末になります。どうぞよろしくお願いいたします。


http://tentohiroba.tumblr.com/post/16884531397/1-30

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<テント日誌 1/29(日)>         風は変わるか  風を変えよう    ―― 経産省前テントひろば 141日目 ――

1月29日(日) 快晴。
いきなり私事の話で申し訳ないが、昨夜来風邪で寝込んでしまった。どうやら27日の大抗議
集会の司会ということで、体が冷えてしまったからだろうか。
今日は日曜日ということで、きっとテントは賑わっていることであろうと思いを馳せる。
日誌をどうしたものかと迷っていると、日曜の夜の泊まり担当のKさんから送られてきた。

寒い夜、テントでチェックインすると、すでに第1テントでは宴会、第2テントでは足温こたつで
だんらん。寝床の確保が心配になる。
やむなく一杯飲んで身体を温めてから、第3テントで眠る。人のぬくもりなく寒いが個室ゆえ気楽
に熟睡できた。夜中に寝ずの番に起きると、案の定、寝床を確保できずに徹夜で情報交換してく
れる人がいる。27日からずっとテントは満杯状態が続いていると嬉しい悲鳴。
朝は、なかなか経産省担当が挨拶に来ない。しびれを切らしていると、やっと11時にビデオカメ
ラを持ってくる。ひとしきりの挨拶後雑談。担当者の一人は、福島のS市と姉妹関係の町に住んで
いて、福島にも脱原発にも関心ありという。なら、経産省内でそれをひろげてほしい。
昼のニュースで、政府が重大な原発にかかわる会議の議事録を残さなかったことを公明党が追
及し、それは世界に対する冒?だと厳しく攻めたらしい。
枝野経産相のテント排除会見以来、何だか風が変わってきているのかもしれない。
そう言えば、1/27付けの朝日新聞での枝野経産相のインタビュー記事は、経産省ー原子力ムラ
での彼の立ち位置の微妙なものを感じさせたりもする。
外務省の要請でIAEA事務所が福島にできても何のその、脱原発を実現するまで闘い続けよう。

(K.M)
http://tentohiroba.tumblr.com/post/16812523588/1-29

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<テント日誌 1/28(土)>   熱気冷めやらず、テントに沢山の人が来訪  ―― 経産省前テントひろば 140日目 ――

1月28日(土)晴れ時々曇り 

日比谷公園を散歩しながら、溶け行かぬ雪が残っているのに驚く。残寒と向春の
行きつ戻りつ、高年齢者には、最も危険な時候。27日、午後2時あたりから深夜に
かけて、のべ1000人になんなんとする来訪者があり、結果、テントへの弾圧指令は
こともなく、よどみに浮かぶうたかたの紙っぺらの文言として流れ去ったかのごとく。
その夜のテント防衛・おつとめも10人をこえる志願者があったという。ほんとうの闘
い、本当の主体性を問われるのは、この今だという感を深くする。

そして、東部富士五湖を震源地とするM5.4の地震が発生した。気象庁は、NH
Kなどへの取材・報道に対し、かなり遅く反応したらしい。「東海地震や富士山の火
山活動との関連は無い」(と思いたい?)という発表は、浜岡原発、東海第2などへ
の影響は、あったということか調べたい。

大阪万博での人工太陽としての「核開発宣言」は、もはや、風前のともしびであり、
現在稼働中の原発は、54基中、3基となった。残雪と廃炉の違いは、廃炉過程それ
自体が、一大ベンチャー事業であって、この事業を請け負うのは、推進してきたジョ
イント・ベンチャーであることは疑いえない。
脱原発を廃炉事業として請け負うのが、加害者組織であることの矛盾は解決され
ない。敗戦国は戦勝国によって裁かれる東京裁判。こうしたファシズム構造を打破
すべき段階であることを「脱」という蝶番から、どう回天・進展させるか、こうした3・11
以降の種々のレヴェルでの未来へのエスカレーションから取り残された声なき声・
被害者の状況を忘れてはならない。
本質は、被爆(曝)問題。経済復興とか、日本の再軍備化、海外のウラン・シンジ
ケートなどへシフト変換することは、平たく言えば、ひき逃げ犯の放置に等しく、強
者の長もの(究極兵器)にまかれて、自己喪失している武器産業の丁稚こそ、日本
のゾンビ化のエージェントとせざるをえない。こうした論点の現実可能性は、憲法へ
帰ることであって、福島特需を朝鮮特需のようにみなすことは許されない。ひき逃
げされた人々を救済することが第一命題なのだ。       (Q記)

今日のテントは昨日の熱気が冷めやらぬ中、80名程の人がテントを訪れる。中に
は昨日来れなかったから・・・という人もいる。
沖縄・山口・広島・愛媛・京都・滋賀・愛知・茨城等、遠方からの人も多い。海外か
らの人も。親子連れ、学生さん等、若い人が目立つ。経産省のテント撤去命令と大
抗議集会は、メディアも大きく取り上げ、テントの存在を一層クローズアップし、広め
たと言える。
暗くなってからは、埼玉や北区で地域での反原発運動で頑張っている人達が来て、
ちょっとしたと地域交流会の様相に。これもテントの新しい可能性だ。 ( Y・T )

海外からの便りが届いている。紹介しておきたい。

AVAAZの英語版の署名を米国で拡散しています。
郡山出身で、3月に帰国の際は、ぜひ寄らせて頂こうと思っています。
政府や大企業が力まかせで老朽化した原発の運転を延長させようというやり方は、
ここでも同じ。市民が戦わざるを得ません。
最前線で、いのちをかけてがんばっている皆さんに心の底から感謝致します。
デモには参加できませんが、この強い思いが届きますように。(女性 ヴァーモント在住)

※Avaazチームを通しての枝野大臣への抗議メールは26日の12時間で1万5千通。
現在は3万6千通が送られ、5万通を目標にしているそうです。

http://tentohiroba.tumblr.com/post/16812517816/1-28


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<テント日誌 1/27(金)>   フクシマーテントー全国ー全世界  命よ叫べ   緊急大抗議集会に750名の熱気!経産省は登場もできず      ―― 経産省前テントひろば 139日目 ――

1月27日(金) 快晴。
今日、27日はテントにとって重大な日である。
早くから人々は集まり始め、昼過ぎにはもうテントの前には多くの人が座り込んでいる。
誰もが、”午後5時”を意識している。けれども悲壮感など全くなく、しなやかに、あたり
まえに、今日の行動をやり抜く気持ちでいる。

午後1時から近くの弁護士会館で記者会見が行われる。テントから淵上・正清両氏、椎
名さん、福島から急遽駆けつけた女性3人、そしてたんぽぽ舎が出席。会場はメディア各
記者や、傍聴人等、40名程度で熱気に満ちる。
福島の女性達は「本当のことを書いて!本当のことを報道して!」と記者達に訴える。問
われているのは、メディアの、各記者の、姿勢それ自身なのだ。

テントの前は2時を過ぎるともう大きな人だかりができ、4時を待ちきれないで集会(前段
集会?)が始まる。様々な報告があり、歌があり、楽器演奏があり、・・・。
4時丁度に集会が始まる。参加者(受付で記帳された方)は4時で430名→5時590名
→5時半700名有余→集会終わり頃750名、集会後も記帳は続き、それから駆けつけた
人も多く、800名を超える程に達する。

淵上代表、とつきとおかの世話人・椎名さんのアピールの後、たくさんの方々が反=脱
原発、再稼働阻止、東電と国の責任・賠償追及、放射能から子ども達を守れ、テントの意
義、テントを守れ、等々と訴える。
原発いらない福島の女たち・全国の女たち、反原発弁護団全国連絡会、テント弁護団、
双葉町から避難されている女性、浪江町の被災牧場主、六ヶ所村で活動されている女性、
ジャーナリスト、たんぽぽ舎、福島緊急会議、東電前アクション、東京occupy運動、反原
発民衆法廷、市民法廷、中学生、テントひろばの座り込みやハンストの常連である80代
の男性と女性・・・。

とりわけ福島の人々のアピールは、原発被災の残酷さ、東電の非人間性、今も続く苦し
みと放射能の恐怖を明るみにし、その中で生き証人として生き、闘っていく決意に魂を突
き動かされる思いをさせられる。そして闘いへの意志を新たに掻きたてられる。まさに「命
よ叫べ」というものであった。

5時丁度に経産省に向かってコール。熱気は最高潮に。集会は、途中で「会津磐梯山」
の唄や替え歌「経産省の人」を挟みながら、6時まで緩むことなく続けられた。開始時は
明るかったあたりは、もう夜の闇に包まれて・・・。
集会の模様はニコニコ動画で実況中継されていたそうだが、その視聴者は1万名に達
していたそうである。
終了後もテント前は熱気冷めやらず、話したり、歌ったり、踊ったりといつまでも続く。

この日、経産省は全く姿を現さなかった。いつものように、5時には警官の護衛の下、通
告に来るかと予想されたが、大人数の熱気に気圧されたか影も形もなかった。
聞くところによれば、経産省はこの日、4時過ぎには入り口をシャットアウトし、「乱入を恐
れて」内張よろしく、内部の警備を普段の7倍にする対応をしていたそうである。経産省は
自らの蒔いた種に恐れ、人々の怒りと抗議の反響の大きさに恐れているのだ。

尚、この日の昼の時点で、枝野経産相・経産省には、8000通の抗議メールが殺到して
いたとのことである。さらに抗議の電話・メール・FAXを!
枝野経産相はテントひろばとの話し合いに応じよ!
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/16812512868/1-27

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撤去期限日、市民が脱原発テントを守った     田中龍作ジャーナル

2012年01月28日 | 脱原発

【Occupy経産省】 撤去期限日、市民が脱原発テントを守った


 27日午後5時、自主退去の期限を迎えた「脱原発テント」周辺は、駆け付けた支援者で黒山の人だかりとなった。経産省が警察を投入して5時01分に強制撤去(実際に手を下すのはガードマン)しようにも、手を出せないほど経産省前は500人を超す人で埋め尽くされた。

 昨年9月に脱原発テントを設営した「憲法九条の会」の渕上太郎さんによれば、経産省による強制撤去に対する法的措置はまだ講じていない。

 原発事故で散々な目に遭った女性たちは、お上の高圧的な姿勢に怒りを募らせる。テントを守り抜くことへのボルテージは高まる一方だ。郡山市から東京に自主避難してきた母親は「きょうは樺美智子になるつもりできた。福島の女をなめんなよ」。

 「NO NUKES」の手製プラカードを持つ女性(非正規労働者・20代)は、船橋市から足を運んだ。テント前は初めてだ。「新聞・テレビではなくインターネットで本当のことを知った。民衆の数の力でテントを守るしかない」。女性は奥歯を噛みしめた。

 27日の時点で経産省は手出しできなかった。市民の力が脱原発テントを守った。

http://tanakaryusaku.jp/2012/01/0003561

田中龍作ジャーナル

http://tanakaryusaku.jp/

 

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1月27日

経産省前テントひろば撤去反対緊急集会

全国から750名結集、枝野経産相宛抗議メール8000通。ペテン師枝野と経産省への抗議電話圧倒的多数。

動画

http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3547233

http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3547191

http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3547175



http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3546977



http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3546800


http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3546683



http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3546516



http://twitcasting.tv/labornetjp/movie/3546359


命よ叫べ! 闘いの輪が一気に燃え広がる!    ―― 経産省前テントひろば 138日目――

2012年01月27日 | 脱原発

経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!


http://tentohiroba.tumblr.com/

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<テント日誌 1/26(木)>    命よ叫べ! 闘いの輪が一気に燃え広がる!    ―― 経産省前テントひろば 138日目――

1月26日(木) 晴れ。
今日は続々とテントに人々が集まってくる。24日の件があまねく
知れ渡っているからだろう。
東京新聞を手にしている人が多い。中には東京新聞を見て始めて
テントに来た、という人もいる。東京新聞は「こちら特報部」で見開き
2ページにわたって取り上げている。テントひろばの常連、88歳の
益永さんや、椎名さん、上関の岡本君の話も出てくる。

白河市の市会議員をされてる方が、夫妻で来訪され、白河の情況を
椎名さんと話される。若い人達の間で、もう我慢ならないという気持ちが
高まっており、行動への気運が盛り上がっているとのことであった。

午後5時半から別館の保安院前で、国際的原発推進機関というべき
IAEAミッションによるストレステストのお墨付き→再稼働という動きに対
する抗議行動が寒空の下行われる。
この中で、今回のテント撤去命令が再稼働に向けて1月18日のストレス
テスト意見聴取会・23~30日のIAEAミッションと全くもって一体的なもの
であることが明らかとなる。 
明日27日、撤去命令に抗議し、撤回を求めてテント前に立つことは、
同時に再稼働に反対して立ちはだかるということでもあろう。

テントひろばには、福島の女たちをはじめ、沢山の人々の命が宿ってい
るのだ。今、その命は一斉に叫びを上げようとしている。
( Y・T )

Avaazが簡単に枝野経産相に抗議できる署名を立ち上げてくれました。

福島の母たちと立ち上がる24時間
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1/?slideshow


Avaazは昨年12月7日に「福島の子どもたちを守ろう」の署名を持ってテント
ひろばに来てくださり、第二テントで「とつきとおか」の椎名さんと私が話をし
ました。その折、「テントが撤去され、とつきとおかが排除されるようなことが
あれば力になる」と言ってくださっていました。

今、事務局長イアンさんが来日しており、昨年末テントひろばを中継で盛り
上げてくれたOccupy連絡会の稲場さんや松元さんが調整してくださり、署名
が実現しました。
「原発いらない全国の女たち」でテントに座り込んだグリーン・アクションのア
イリーンさんも動いてくださいました。
イアンさんは、明日、松元さんとテントにいらっしゃるそうです。「原発いらない
福島の女たち」も椎名さんのほか、黒田さん、地脇さん、森園さんも駆けつけ
てくれます!
玄海原発プルサーマル裁判の会の方も経産相に抗議文を送ってくれています。
昨日、経産省側との会談に同行しましたが、福島からの抗議電話も来ていると
言っていました。

プレスリリースですが、今、ブログに出ている英語版は松元さんが作成してくだ
さいました。また、テント参加者の海さんが「福島のお母さん」を強調した英語版
を作ってくれています。そのうち出回るかもしれません。

今までテントに関わった全ての人が応援し、駆けずりまわってくださっています。
その様子がよくわかります。感謝でいっぱいです。
ぜひみなさん、27日はテントひろばで会いましょう!!
( ひまわり )

http://tentohiroba.tumblr.com/post/16543189380/1-26


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<テント日誌 1・25(水)>   IAEA団の来日と「テント撤去命令」と・・・    再稼働阻止へ闘いはいよいよ正念場に ―― 経産省前テントひろば 137日目 ――

1月25日(水) 久し振りの快晴。
今日は、昨日の件が既に伝わり広まっているのか、多くの人が心配して
テントに駆けつける。
またメディアの取材もひっきりなしに続く。

午前中に経産省の申し入れ。(撤去命令の撤回と経産相との会談要請)
経産省から、経産相との会談はできないが、担当官が担当するとの提案があり
午後3時半より経産省内で1時間ほど会談。経産省側は企画管理室を中心に
5名、テント側は6名出席。
企画室の言い分は「申し入れ書は大臣も見たが、個別案件なので現場対応してくれ、
とのことで企画室が対応する。道路に面し、通行人もあり、街路樹もあるため、大臣が
言っていたように火器使用は危険で、使用許可は出せない。敷地自体も人が寝泊まり
するものではない。テントは撤去して欲しい」というものでした。要するに、防火規定に
よる撤去の一点張り。
これに対し、テント側としては「テントには全国各地、世界各地から来訪者があり、脱
原発の公共空間となっている。経産省が原発推進政策を変えないので、やむにやまれ
ずテントを立てて座り込んでいるのであり、防火規定違反だから撤去せよとの経産省の
主張と、テントの原発停止・再稼働停止の主張はレベルの違う話である。」と話し「大臣
が会談できないのであれば、副大臣や政務官、大臣官房の担当者など、しかるべき人
物との会談を実現してほしい」と求めた。

IAEA団が23日に来日しており、26日には大飯3・4号機を「視察」し、ストレステストに
お墨付きを与えるという仕組みのようだ。先日の意見聴取会の密室強行と一連の流れに
ある。ということは、今回の「テント撤去命令」も同じ流れの中にあるのであろう。
IAEAミッションに対する抗議・要請行動が、26日昼IAEA東京事務所と夕刻5時半より
保安院前で予定されている。

1・27はテント前での大抗議集会です。午後4時~6時。皆さんの参加を!
( Y・T )     

★北海道の泉さんより、以下の緊急声明が送られてきています。(一部略)

緊急声明文
「枝野経済産業大臣に対し、経産省前テント撤去命令の即時撤回を求めます」

経産省前に「九条改憲阻止の会」の皆さんによって立てられたテントは、「原発のない暮らしを                       したい」という思いを共有する全国の人たちのひろばとなり、今日でテント設置から137日目を迎え                      ました。日本だけでなく、今や世界中にこの「テントひろば」は知れ渡り、外国からの訪問者や記者                     たちもたくさん訪れています。このテント前で、福島の女たちの座り込みが始まり、それに続け!と                     全国の女たちの座り込みが行われ、今度は再度、福島の女たちが、今年の9月11日まで続く「とつ                    きとおかの女たちの座り込み」を始めました。その座り込みは、今も続いています。経産省前テント                       によるサポートによって、一連の女たちの座り込みは実現し、続いてきたのです。経産省前テント広                    場は、「原発を止めたい、再稼働を止めたい、これ以上放射能汚染を拡大したくない」という思いをひ                    とつにする、全国のそして世界の人たちの象徴的な拠点となりました。このテントで、多くの人たちが                    出会い、繋がり、原発を止めたいという思いを共有し、数々の活動と行動が生まれました。枝野経産                    大臣が、今潰そうとしているのは、まさにこれなのです。

今回、経産省前テントの撤去命令を出した枝野経産大臣は、福島第一原発事故直後、当時の官房                   長官として、毎日、テレビで「放射能はすぐには健康に影響はない、原子炉は冷却が保たれている、                    安全は確保されている」と繰り返し、これを信じた多くの福島県の人々が、しなくてもいい被爆を強いら                   れました。国民の税金を使って多額の費用をかけて設置されたSPEEDIの結果は、事故直後、真っ先                   にアメリカ政府には報告されましたが、福島県民をはじめ日本国民には開示されませんでした。これに                   よって、さらに多くの人々が高線量の被爆を余儀なくされました。また、本日、1月26日の各新聞では、                  福島第一原発事故直後の政府の緊急対策本部において、事故直後の重要会議の議事録が作成され                  ていないことが報道され、枝野経産大臣は、「当時の官房長官としてお詫びする、誠に遺憾だ。」と発                   言しました。これにより、改めて原発事故に対する日本政府の対応のずさんさが暴露されると同時に、                   枝野元官房長官の責任が改めて問われています。

福島第一原発事故という世界最大の過酷原発事故を起こして、わずか半年後の昨年8月に、当時の                   枝野官房長官は「泊3号機は再稼働ではない」として、私たちの暮らす北海道の泊3号機「本格運転」                   が強行されました。野田総理は、早々と「福島第一原発事故は収束した」と宣言し、枝野経産大臣と原                   子力安全・保安院は、国会福島事故調査委員会の調査結果と結論を待つこともせずに、数々の問題                   が指摘されているストレステストの結果をもとに、御用学者たちに再稼働の容認をさせ、1月23日から                  来日しているIAEAのお墨付きを取り付けて、大飯3、4号機の再稼働を強行しようと躍起になっていま                  す。こうした一連の民主主義を全く無視した野田民主党政権のやり方に対して、「国民は納得しない。                    原発を止めろ。再稼働をやめろ。」という私たちの共通の意思を形にして、守り続けられてきたのが、                    経産省前テントなのです。

経産省前テントは、「一部の過激左翼により立てられたテント」ではありません。被爆を余儀なくされ、                   再臨界の恐れもあるといわれている福島第一原発のあるその福島で暮らし続けながら、全国の原発を                  止めたいと活動する福島の人たちがいます。そして、自分たちの安全のためだけではなく、福島の人た                  ちが全国どこに逃げても原発が張り付いているという、その日本の現実を変えるために、まずは地元に                     ある原発を止めようと活動している全国の人々がいます。その出会いと繋がりの場がテント広場なので                 す。福島第一原発事故のような事故を起こしながら、原発輸出を推進し、再稼働を急ぎ、子どもたちの                   避難も認めず、被災者に十分な賠償もせず、事故を起こした東電や原子力安全・保安院、そして御用学                 者たちの責任を正すこともなく、「福島事故は収束した」と宣言し、40年廃炉を60年まで延長とまで言い                 出した、そんな今の政府に対する私たちの抗議の象徴として、経産省前テントがあるのです。

政府は、この私たちの思いのつまった経産省前テントを撤去する前に、まず、被災者の避難の権利を認                 め、東電ではなく被災者に対する正当な賠償を行い、福島の事故責任の徹底的追及を行い、再稼働の                  判断の前に、少なくとも国会福島事故調査委員会の調査結果と結論を出るのを待つべきです。

私たちは、枝野経済産業大臣に対して、経産省前テント撤去命令の即時撤回を強く求めます。

2012年1月25日

Shut泊   泊3号機本格運転差し止め訴訟の会   脱原発ネット釧路   食まちネット  風の町の未来‘s               プルサーマルを知ろう後志住民ネッ トワーク   市民自治を創る会   脱原発をめざす女たちの会・北海道               脱原発をめざす北電株主の会


http://tentohiroba.tumblr.com/post/16543137645/1-25-iaea

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福島の母たちと立ち上がる24時間 日本全国の友人たちへ  Avaaz.org

2012年01月26日 | 脱原発

福島の母たちと立ち上がる24時間

 


日本全国の友人たちへ

 

 http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?cpjgmcb


いま、恐ろしいことが起きつつあります。福島のお母さんたちは、子供たちのために、放射能汚染のない未来を築くことを求めて、経済産業省前で平和的なキャンペーンを行っています。そのお母さんたちに対して、枝野幸男・経済産業大臣が退去命令を出しました。警察がお母さんたちのテントを撤去しにやってくるまで、あと24時間ほどしかありません。警察を止められるかどうかは、私たちの今の行動にかかっています!

枝野大臣は、影響力ある原子力産業の圧力に負けつつあります。原子力産業は、福島のお母さんたちの闘いが社会の注目を集め、その真摯な努力が実り始めていることに脅威を感じています。今、全国で多くの国民が、お母さんたちの闘いに呼応して、危険な原子力発電をやめるように、声を上げ始めています。この勇気あるお母さんたちが警察によって立ち退かされないように、私たちが今、みんなで支援をしなければ、子供たちの命を守る闘いはつぶされてしまいます。

残された時間は一日だけです!今すぐ、枝野大臣の受信箱に何千通のメッセージを送り、退去命令の撤回を要請しましょう。枝野大臣をはじめとする政治家たちにとっても、人命や安全が大事か、それとも目先の利益に固執するのか、選択の時が来ています。いま、福島のお母さんたち、そして脱原発に取り組む活動家たちとともに立ち上がり、原子力産業の汚いやり口を終わらせるために、クリックしてください。そして、このメッセージをすべての人に伝えてください。

http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?vl

日本では、驚くべきことが今起きています。福島での大事故から数ヶ月、原子力が安全でもクリーンでもないという事実に、国民が気づき始めました。メディアでも、数多くの活動家たちの努力が取り上げられ、放射能汚染が危険なレベルに達していること、また、それが日本の未来にとって何を意味するのかということが、極めて身近な問題として取り上げられ、多くの国民がこの事態に懸念を抱くようになっています。

原子力産業に対する、国民からのこの圧力は功を奏しています。今、日本国内で稼動している原子炉は4基のみで、4月末までには、この数がゼロになるかもしれません。強力な原子力産業は、この事態に脅威を感じ、全力で延命策を講じています。福島のお母さんたちによる経済産業省前の座り込みが長引くほど、国民の支持はお母さんたちの方に傾くことを知っているからです。そこで、原子力産業は全力で政府内の支持者に働きかけて、抗議行動を終わらせ、見せかけの平穏を取り戻そうとしています。しかし、私たちはもう後戻りできません。

金曜日には、経済産業省の係官と警察が、抗議行動を行っているお母さんたちを力づくで排除する可能性があります。警察官たちは、退去しなければ、懲役刑や罰金刑になると脅迫を加えるでしょう。でも、お母さんたちは、平和的に、合法的に座り込んでいるのです。私たちは、日本国民、また、日本に住む市民として団結し、政府が、原子力関連の利権団体が主催する晩餐会における乾杯の音頭にではなく、国民の声にこそ耳を傾けるように、要求しましょう。私たちが今日とる行動が、主権者である国民の、異議申し立てを行う権利を守り、私たち全員の安全な未来を築くために闘っているお母さんたちと活動家たちを支え、その決意をさらに強めることにつながります。あと24時間しかありません。メッセージを今送信し、これをすべての人に転送してください。

http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?vl

環境に優しいクリーンエネルギーに支えられた日本の未来を築くチャンスは、今、大きな広がりを見せています。この可能性の扉が閉ざされるのを防ぐため、今こそ立ち上がりましょう!そのために、平和的に抗議行動を続ける福島のお母さんたちの権利を守ることから、取り組みを始めていきましょう。

希望をこめて、

イアン、キア、ベン、アリス他Avaazチーム全員

出典:

Fukushima Diary "JP Gov is planning to remove the antu-nuclear tent in front of METI":
http://fukushima-diary.com/2012/01/jp-gov-is-planning-to-remove-the-antu-nuclear-tent-in-front-of-meti/#.Tx_tgGGqDb8.twitter

経産省前テントひろば "【緊急】報道・記者会見予定など拡散願います。
http://tentohiroba.tumblr.com/


枝野産業相は明日、勇敢な福島の母親たちを追い出します。彼女たちの崇高な目的をもった行動を封じたい原子力業界の圧力に屈し、彼女たちの子供の命を危険にさらし続けるのです。しかし私たちは抗議の声を上げ、枝野産業相がこのショッキングな行動を阻止せざるを得なくなるよう働きかけることができます。今すぐメッセージを送信しましょう:


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AVAAZについて
Avaaz.orgは世界の人々の声や価値観が政策決定に反映されるよう世界規模でキャンペーンを行う非営利団体です(Avaazは様々な言語で「声」を意味します)。Avaazは政府や企業から一切資金援助を受けず、ロンドン、リオデジャネイロ、ニューヨーク、パリ、ワシントンDC、そしてジュネーブを拠点とするスタッフにより運営されています。  


明日、1・22 (日) 渋谷 <増税・TPP・原発に断固反対デモ 怒れ、国民!>へ

2012年01月21日 | 脱原発

TPP2
増税


1さんしょう太夫ura
tpp
122

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渋谷区の天気

http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/13/4410/13113.html

● 防寒必要です。

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1月22日(日)渋谷 【増税・TPP・原発に断固反対デモ 怒れ、国民!】実施します



http://tpp-negative.seesaa.net/article/246556015.html



デフレ下の増税、TPP参加、原発維持いずれも、国民生活を完全に破壊し、日本の未来を奪う、排撃すべき三悪と認識します。
どの一項目をとっても、絶対に容認すべきでない、愚行の極致です。
怒りましょう! 人間らしく。受け入れがたい事態が、同意なく進行しているときは、怒るべきです。もっともっと、怒ってよいと思います。

消費税増税は、もはや早期退陣は不可避と思われる野田佳彦現首相が、財務官僚の洗脳による「不退転の覚悟」で法案化に猛進しており、TPPはすでに「交渉参加に向けての協­議」が開始されました。
原発は、現在5基が稼動していますが、4月末までに全期が定期点検のため停止する予定で、再稼動に歯止めをかけることができれば、実質的に「脱原発」状態が達成されること­になります。
すべてはわれわれ国民の声と、行動しだいです。

「増税」、「TPP」そして「原発」いずれも、即刻斥けるべき極度の害悪ですが、テーマごとに個別のデモを行う、時間の余裕がない。三つまとめて反対します。
現状での増税に、亡国TPPに、制御不能の核発電・原発に、いずれも反対であるという有志国民のご参加を求めます。

増税・TPP・原発に断固反対デモ 怒れ、国民!

平成24年1月22日(日)集合15時30分 出発16時

集合場所:みやしたこうえん 北側広場
(JR渋谷駅東口・宮益坂口より出てすぐの明治通りを左へ5分 渋谷区神宮前6-20-10)

地図     ※公園真下に駐車場あり。

デモコース: 渋谷・みやしたこうえん出発~東電電力館前~宮益坂~青山通り~神宮前~明治通り~神宮通公園終着(3.6Km 約70分)

<お願い>
・交通安全・公序良俗になにとぞご配慮ください。

・プラカード、幟、横断幕など自作の持ち寄りを歓迎いたします。鳴り物、コスプレも御自由にどうぞ。

・シュプレヒコール等は、あえて不統一とします。

・暴力や加害を促す表現の使用を堅くお断りします。

1・22渋谷 【増税・TPP・原発に断固反対デモ 怒れ、国民!】
実行責任者 小吹 伸一

みやした

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TPPを断固拒否するデモ 
TPP加入を絶対的に拒否する国民デモの開催情報です。

http://tpp-negative.seesaa.net/




原発NO!関電前年越し座り込み~原発停止カウントダウン~

2011年12月31日 | 脱原発
経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!

http://tentohiroba.tumblr.com/

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原発NO!関電前年越し座り込み~原発停止カウントダウン~


●2011年12月31日(土)12:00~2012年1月1日(日)12:00まで

●関西電力本社前


≪プログラム≫
以下、大まかな予定です。随時、交流・アピールタイムなど入れます。
時間は、変更する場合があります。

◆2011年12月31日(土)
12:00(正午)~ 関電前座り込みスタート
・ごあいさつ/避難者からの訴え/関電・東電・野田さん、橋下さん、松井さん…諸々…言いたい放題
13:00~15:00 女たちの座り込み
・歌・踊り/出し物大会…子どもたちには、おもちゃなど景品付き/リレーアピール

※少し遅めのお昼ご飯…鍋パーティ
14:30~15:30 歌舞団ライブ
15:30~ みんなで原発なくそう!巨大アート作成①
19:30~ もちつき大会
※夕食はお餅とおでん これで年越し
21:00~ 野外上映会① おしゃべり交流とあわせて
『東日本大震災~民主的復興と原発NO!~』『2011 Hope bus(韓国)』『アル・サレヒヤ地区の住民たち―強制退去に路上で闘う』
他、経産省テント前/最前線 ウィスコンシンなど。
23:00~ ゆく年くる年 映像・写真・アピール~今年を振り返り2012年を展望する~
23:55~ 原発停止カウントダウン

●2012年 1月1日(日)
0:30~朝までしゃべらナイト & 夜空を見上げてすやすやタイム
真夜中~ 野外上映会② おしゃべり交流とあわせて
8:00頃~ 朝食会 さてさて…?
10:00~ 書初め大会
10:00~ みんなで原発なくそう!巨大アート作成②
11:00~ 関電へのひとことアピール&大声アピール
11:30~ We are The 99%! 子どもたちに希望ある未来を!原発・戦争・貧困を生みだす社会を変えよう!
12:00~ 終わりのあいさつ


http://tentohiroba.tumblr.com/post/15023239034/no

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<テント日誌 12/29(木)> ―― 経産省前テントひろば 110日 目 ――


12月29日(木) 晴れ。テントの入り口の両側 に大きな門松が置いてある。 昨夜、国立市の植木職人をしている若い女性が 届けてくれたそうである。 その時居合わせた人達は、見知らぬ若い女性が 車をいきなり乗り付け運び 出した時、大変驚き、そして大変喜んだそうで ある。 ”脱原発門松”は霞ヶ関を睨み付けるように立って いる。

今夜は第1テントも第2テントも賑わってい る。第1テント内には先日訪れてこ られた千代田区労協からのカラフルなバナーが 張られている。 午後8時経産省の役人3人が、マスク姿にビデ オカメラをもってテント近辺を 徘徊する。公安かと見まがうようないでたちで ある。 どうやら、テント内外に火気はないかと見なが ら録画しているようである。撤去の 口実を探り出そうとすることなのか。時々、夜 8時きっかりに登場するとのことだ。 何人かが「人の顔を勝手にビデオに撮って、肖 像権の侵害だ。取り消せ」と抗議 すると、ほうほうのていで逃げ帰った。

椎名さんが帰ってきて、昨日(?)にあった、 「3・11福島県民集会」の実行委員会の 話を伺う。 この集会が脱原発を柱とする”県民大会”として成 功することを願いつつ、首都圏ー 全国から支援・連帯に駆けつけようと、ボル テージは上がる。

年末・年始、テントひろばでのイベントはめじ ろおしである。さしあたり、30・31の紹介 を。

( Y・T ) ★12月30日 16時 オープニング 17時~ 今年のニューストップ10 1)原発関連ニュース 2)貧困問題ニュー ス 3)反グロ的世界のニュース 4)労働関 連 ニュース 5)環境問題ニュース 22時~ 年末オールナイト映画上映会 1)ブライアンと仲間たち 2)希望のバス 3)コカコーラ・ケース 4)Hard Rain 5)The Take(英語、スペイン語字幕のみ) 6)安 全・パン・自由 7)Occupy Berkeley ★12月31日 13時~ オープニング 17時 ブツブツ交換会(フリーマーケット、 ネットオークション) オープンマイク「私の ひとこと」 19時~ 世界から原発なくそう!紅白歌合戦 19:00「月桃の花」歌舞団エイサー・歌 (白)(エイサー、反原発ソング) 19:15Sukisukipisさん(紅)(反原発ソング 替え歌) 19:30館野公一さん(白)(シンガーソング ライター、外国人労働者、反原発ソング) 19:45野本ゆかりさん(紅)(反原発ソン グ、替え歌) 20:00吉浦隆司さん(白)(シンガーソング ライター、反原発ソング) 20:15石堂真紀子さん(紅)(歌) 20:30天辰哲也さん(白)(シンガーソング ライター、脱原発デモソング) 20:45水島さん(紅)(ギターとハーモニ カ) 21:00根本道夫さん(白)(反原発ソン グ) 21:15浦邉力さん(紅)(ロック、反原発ソン グ) 21:30テント村、他(紅)(ギターと歌) 21:45ジョニーHさん(白)(反原発ソン グ、替え歌) 22:00フィナーレ

22時~ ゆく年くる年/カウントダウン 関電前、福島、韓国、寿、山谷、渋谷などをつ なぎます。

http://tentohiroba.tumblr.com/post/15011451627/12-29-110

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<テント日誌 12/27(火)> テントに年賀状到着 テント談話室『語 り合おう再生可能文化』第1回盛況のうちに ―― 経産省前テントひろば 108日目 ――


テント前広場に早々と年賀状を届けていただい た人がいました。紙面をかりてお礼を申し上げ る 次第ですが、年賀状をお寄せいただく方は下記 のところにお願いします。 〒100-0013東京都千代田区霞ケ関1- 3-1経産省前テント広場です。 12月28日派御用納めですが、このテント前 広場は1月3日まで特別態勢に入ります。テン ト前 広場はいつものように24時間態勢で維持され ます。今年は帰省や温泉行きなどを変更してテ ント で年末を過ごす決意をした人もいます。時間の ある人はテント前広場に参じて欲しいですね。

また、何かの企画を持ち込んでやってもらい たいのですが、年賀状などいただければ嬉しい です ね。テントにも張り出して年賀の風景を飾りた いと思っています。来年の春になると原発は全 部止 まります。現在稼働しているのは6基ですが春 ころには止まるはずです。そして再稼働の動き が出 てきます。再稼働を許さな決意やみなさんの周 辺の動きを伝えていただければ励みになると思 いま す。年賀状等で全国的交流をいたしましよう。

テントに岩波書店でチエルノブイリで起こっ たことについての本の翻訳を進めている女性5 人の グループが訪れました。以前にイギリス在住の 女性が訪問された折にチエルノブイリ事故で乳 が んになってイギリスまで手術を受けにきた女性 のことを話されました。日誌で紹介したのです が僕 らはチエルノブイリ事故について、そこで起 こったことについてほとんど知らないのが実際 です。 ですから本として刊行を期待したいところ大で す。彼女たちは15時から開かれていた『テン ト談話 室 放射能と月と再生 語り合おう再生可能文 化』に参加された。

上記のテント談話室は作家でルポライターで あり『脱原発・再生文化論』の著者である川元 祥一 さんが主催するものでその第1回目でした。今 回は「半減期」に学ぶこととしてなされまし た。 川元さんは原発事故で拡散する放射能につい ては多くの専門知識は必要なく、生活者として 放 射能が再生不能のもので人の手で制御不能であ ることが確認すれば十分であるという観点か ら、 放射能や環境破壊の心配のない再生可能文化を 提起しています。3・11以降を生活者として 生き る再生文化運動を提唱していますが、これは 「自然と生命力」という人類の歴史から学び未 来を生 きようということであります。 今回は自然の生命力としての「半減期に学ぶ こと」と題されたお話で、参加者も多数で盛会 でした。 再生という概念を物質的観点ではなく、自然と 人間の関係の再生という視点を持つ川元さんの 話は 興味深いものです。みなさんとの討議《談 話》として進めようと意図も良くわかります。 今後も継続さ れるとのことですが、日程が決まればお知らせ したいと思います。

沖縄では政府の辺野古アセス評価書の提出に 抗議する闘いが盛り上がりそれを押しとどめて い ます。こちらでは防衛省や首相官邸にたいする 抗議行動が「辺野古への基地建設を許さない実 行 委員会」の主催で展開されています。この行動 はアメリカに追随し、沖縄の人々の意志を無視 する 政府の暴挙に抗議するものです。テントに集う 人達もこの行動に連帯しています。

http://tentohiroba.tumblr.com/post/15011372412/12-27

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12月23日

【東電前年末ジャンボアクション】 ~ 柏崎刈羽を廃炉に!

 

http://www.ustream.tv/recorded/19333990


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経産省前テントひろば「原発をすぐ止めろ!歌と舞踏」



 http://www.youtube.com/watch?v=5Gx9e0M1JzE&feature=player_embedded